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仙桃 朱鷺
とある地方の泉のある森でこのはなしは始まります。
美について語るスワンナと気に入らないツタージャ
「この純白の翼。艶やかな羽。水に映る虚像。全てが俺の美しさを表している!異性が放って置かないよ!」
「黙れ青胸!なにが純白だ。」
「これはお洒落なの!白の中に青い体羽のワンポイント!これがわからないからお前は残念なんだよ。」
「残念なのはテメーだくそ青胸。ド級ナルシスト!しらとりの癖にはとむね特性の鳥違いがぁ!」
「特性は特性でしょうが、」
それを見守るウォーグルとその足元のチラーミィ
「アーティ達は毎日毎日・・・よく飽きないんだぞー」
「う〜ん。きっとあれがフランシィさん達のスタイルなんだよ。」
「・・・わぁぁぁ!姿が見えないのに声がするんだぞ!」
「下を向いてよ!足元にいるよっ!!!」
「はっはっはー、なぁんだ。こんなとこにいたのか兄弟。キミ小さすぎて見えないんだぞ。」
「足元とか周りとかもっと身近を見ようよ君は」
「オレは常に先しか見ないんだぞ!後ろは振り返らないのさ!」
「せめて足元は見ようよ。君は自己中だし、一方的だし、空気読まないし、単独行動して勝手に居なくなるし、僕が蓄えてた木の実食べちゃうし、力ずくで事を運ぶからいざって時危ないし、それからさーつらつらつらつら・・・」
「・・・・・・(暗)」ずーん
アーティとフランシィが言い疲れて視線を二匹に向けるとアルフィにマティがひたすら説教しているの図。
「おいみろよ、アルフィが目茶苦茶落ち込んでるぜ。」
「いつも大人しい分マティは一度言い出すと止まらないからねぇ。兄弟みたいに育ったからお互いの事よく知ってるしね。」
「そろそろとめてやらねぇとな」
「・・・つらつらつら。それに君は力を過信しすぎてる。相性悪くても突っ込んで行くなら少しでもダメージを少なくするように考えて行動を――」
「マティ、ストップだ。」
「アーティさん?」
「アルフィが戦ってもいないのに戦闘不能になってるよ。マティがアルフィにしっかりしてほしいと思ってるのはわかるけどそろそろやめてあげてね。」
「フランシィさん・・・そうですね。」
「・・・・・・(闇)」
「おらっ、顔上げろアルフィ。そろそろ帰るから乗せてけ」
「・・・・・・・・・・・・全く、なんでキミはそんなに偉そうなんだい。」
「オレだからに決まってるだろ。」
「意味わからないよ。」
「じゃあ、マティは俺に乗りなさいね。」
「はい。フランシィさん。早く帰りましょう。」
夕空を2羽の鳥ポケとその背に乗った2匹のポケモンが飛んで行った。
□ ■ □
短編小説コンテスト提出品より前に書いたもの。アーティの一人称がオレではなく俺になってました。発売前だったのでツタージャでかいてありました。オレ同様ジャローダに直しました。
今回初登場のウォーグルのアルフィとチラチーノのマティの紹介載せます。
アルフィ/ウォーグル♂
ワシボシの時に放浪していたらチラーミィだったマティと出会う。
暫くその場に滞在してマティとは兄弟のように仲良く過ごした。そのせいかマティに「兄弟!」って呼びかけたりする。
「オレ強くなってくるんだぞ!」と言い残しマティと別れあちこち腕試しをして進化までした(笑)
マティを連れた咲と出会い面白そうだと仲間になった。
自分の主張を通したがる。
マティ/チラチーノ♂
眠るのが大好きなのんびり者。アルフィとは兄弟のような幼なじみ。
いつもひなたぼっこしてうとうとしていたが咲と出会う。(実際はアーティとシママがバトルしているのに巻き込まれた。)
怪我をしてポケモンセンターに連れていかれてその後旅するのも面白いかもと思いそのまま仲間になった。こういうところはアルフィと似ているかもしれない。
聞き上手。
2011/01/19 Wed 12:46 [No.59]