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仙桃 朱鷺
私の名前は春沢 快菜(はるさわ かいな)
今から私は私自身と向き合おうと思う。きっとグダクダになるけど私自身を書いて客観的に私を見て見ようと思う。
タイトルはそうだな・・・【足跡地】で。
私には幼なじみがいる。彼女の名前は夏枝 美蘿(なつえ みら)物心着いた時には既に友達になっていた。大事な友人になる。
ただちょっと人を・・・主に私をだけどからかうのが好きな子で私は美蘿に
「カナはかわでひろった。っておばちゃんがいってるのきいたよ。」
と言う話しを結構私は信じてしまったりした。親に確認までした。今考えてもありえないというのに。なぜだか今でもわからない。
美蘿の家は両親が共稼ぎだったため美蘿は早いうちから保育所に預けられていた。
私は親に「はやくわたしもいきたい!」と駄々をこねていた。「4歳になったらね」と親に言われ私は美蘿が保育所から帰ってくるまで土手でお隣りさん家の納屋に住み着いた茶虎の雄猫と遊んで待っていた。
美蘿の家は目と鼻の先だったので土手に居れば帰ってきたのが一目でわかる。私は美蘿の家の車が通ると追いかけ美蘿が車から下りた時に捕まえ
「みらちゃんあそぼ!」
と誘い日が暮れるまで遊んでいた。
ある時私はみーこ(私が付けた茶虎の雄猫の名前)に
「おいかけっこしよう」
と提案した。私が鬼でみーこを追いかけたのだが全力で逃げるみーこを捕まえられるわけもなく一人ぼっちになって泣いた。少ししたらちゃんと戻って来てくれるのだから私の言ってることがわかってるのだと根拠もなく思っていた。捕まえたみーこが鬼になってくれたことはなかったのだけど。
みーこと遊び、美蘿と遊び月日は流れ親と約束した保育園に入れる歳になった。
この時私は3歳。年少たんぽぽ組の園児になった。私は入園式の後、美蘿を探した。小さなお菓子を手にもって。
美蘿がいたのはちゅーりっぷ組。年少組の一つ下のクラスで去年まで美蘿が居たクラスだった。美蘿を見つけて私はそのままそこで遊んだ。
ここで私はアホな事をやらかした。手に持っていたお菓子をばらまいたのだ。布団が詰んである場所に・・・ボーロはころころ転がり保母さん達はふとんを取り出してボーロを回収してくれた。手間をかけて申し訳ありませんでした。
保育園は楽しかったけど窮屈な場所でもありました。
当たり前だけど団体行動です。お散歩の時間に背の順で並んだ時隣の男子と手を繋ぐのがすごく嫌だったことと、土手とかで花を摘むのが好きな私が見つけた花を持っていると「そういうの犬散歩とかで(省略)汚いよ」と行ってくる子が居て傷ついたりとかしてました。そしてお弁当の時間。
私の所はおかずが出るのでお弁当箱にご飯だけ詰めて行くものでした。
お茶漬けふりかけがかかっていたご飯に私はコップの中に入っていた生湯をかけて食べだすととなりの子が
「せんせいー。かいながごはんにおゆかけてるー」
団体行動を乱したからか、それとも飲み物扱いの生湯を手放したためか隣の席の子がそう言った。
「どうして?」
と、先生に聞かれた。
「おちゃづけけふりかけがかかってたから。だから家と同じにした。」
そうこたえた私に先生は
「此処では皆そういうことをやらないから次からやらないでね」
と、先生に諭された。初めて給食を食べた日の出来事だった。
私の家には犬がいた。父が貰ってきたその犬は貰ってくる前から、にく丸という名前が付いていたらしい。にく丸の名付けは私が生まれる前の出来事だからそう、聞いたことしか知らない。
にく丸は何故か私にあまり懐いていなかった。家の外の自転車を止めてる小屋の入口がにく丸の住家。ちょっとモップのような毛の犬で、父と散歩するとスタスタ進む犬だった。
母いわく、
「快菜が生まれるまではにく丸は家の中で飼っていたんだけど、初孫が生まれたということもあって今までにく丸が一匹で受けていた愛情が移り、自分は家からお小屋行きでしよ、拗ねてたのよ。」
骨付きチキンの骨をあげると食べる犬だった。(※鳥の骨は縦に裂けて危険なのであえてはいけません。人間用に味付けされたものもあたえてはいけません。)
ドックフードに牛乳がかかった餌を食べてた犬だった。
みーことも仲の悪い犬だった。
にく丸が残した牛乳でふやけたドックフードの残りはみーこが食べていた。
年少組での初めての遠足の日。
数日前にビニールを誤食して弱っていたにく丸はこの日の朝、私が目覚める前に天に召さていた。私が起きた時は土手にお墓ができていて、私はそのお墓にお線香をあげた。
初めての運動会は雨だった。近くの小学校の体育館を借りて西保育所、東保育所合同でおこなった。
ちなみに晴れたらこの小学校の校庭を借りるはずだった。
飛んで跳ねて私はお腹が空いた。空きすぎてシクシク泣き出した。美蘿に心配された。お昼の時間は遠い。
あまりにシクシク泣いているのでお母さんがやって来てこっそり私をトイレに連れていきそこで私は潰れてしまっていた小さなおにぎりを食べた。
運動会終了後、兎と熊のキャラが入った小さなメダルを貰った。
ある時の事だった。美蘿が私に言った。
「引っ越す」
と。
この日も私は美蘿のいえに遊びに行った。引っ越しのお手伝いというかアパートの清掃を手伝った。と、言っても子供に出来ることなんかたかが知れている。美蘿と一緒に窓を拭き、拭き終わった後に美蘿のお母さんが乳酸菌飲料をくれたので窓の横に並んで二人でそれを飲んだ。
今日はそれで日が暮れて私は家に帰った。夕食を食べ終わりおばあちゃん家の居間でゴロゴロしていると美蘿がおばちゃんと一緒にやってきた。
兎と熊(パンダだったかもしれないが思い出せないので熊にします。)のぬいぐるみを持っていてどっちかくれると言った。私は兎がいいといった。
「私も兎がいい」
美蘿と同じ。まった、選ばせてくれるのと違うのか。
結局おばちゃんになにか言われた美蘿が妥協して私が兎をもらった。
次の日。美蘿が保育園にいた・・・・・・。
「なんででいるの?」
アパートから近くに建てた(近くといっても私の足では行けない)家に引っ越したのだと美蘿は話してくれた。
美蘿はいなくならなかった。嬉しかった。
みーこがいなくなった。
なにも告げずなにも言わず猫だから会話とかは出来ないものだけど、ある日突然みーこは私の前から姿を消した。
鬼ごっこをした時のように呼んでもきてはくれなかった。
美蘿にもその事を話した。
そして、時々親とともに車で移動してた時に、○○でみーこみたいな猫を見かけたよ。と教えてくれることがあった。
みーこは二度と帰っては来なかった。
母さんが言った。「猫は死にそうになると姿を消すんだよ」みーこはいなくなった。私の手の届かない所に思い出だけを残して。
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ここまで書いて力尽きた。(笑)
気力が生まれたら続きが書きたいなぁ
2011/01/16 Sun 23:21 [No.55]