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[ 編集 ][ 返信 ]書き初め小説2011『ゴーストポケモンと生きる』

フリッカー


 ゴルーグの巨体がフィールドに倒れ込む。同時に起きたまるで地震のような揺れが、ゴルーグが戦闘不能になった事を知らせていた。
「う……くっ」
 途端に、胸が苦しくなり、思わず胸に手を当てる。
 息が切れた時に酸素を欲しがるように、倒れたゴルーグは私の生命力を吸い出したのだ。つまり私の負担は、手持ちポケモンが倒れるほど大きくなる。だから損害は最小限にしたかったのだが――
「どうしたんですか?」
「……いいえ、何でもありません」
 このトレーナーの実力を、私は少し侮っていたらしい。
 トウヤは間違いなく、相当な実力を持つトレーナーだ。力を出し惜しみしていては、この相手は倒せない――!

 そうして、試合は熾烈を極めた。
 Nの時のような一方的な展開ではなかったが、トウヤは私の手持ちに対して臨機応変にポケモンを入れ替えて対応していた。私が倒せたポケモンこそいたものの、気が付けば私の残りの手持ちはシャンデラのみとなっていた。
 単純に試合の流れだけ見れば、とてもいい試合だった。トウヤのポケモンが繰り広げる戦術は、目を見張るものがあった。私が劣勢になったとはいえ、そんな相手との対戦は純粋に楽しめるものであっただろう。
 だが私には、そんな試合を楽しむ余裕すら与えられていない。
「おおおおおおっ!!」
 トウヤが共に突撃するかのように叫びながら、エンブオーが“もろはのずつき”で突撃してくる。いわタイプの最高レベルの攻撃わざを受けてしまっては、シャンデラはただでは済まない。
「はあ、はあ……“シャドーボール”で……!!」
 迎撃すれば間に合う。
 だが、その指示は遅かった。指示が届いてシャンデラが応戦しようとした時にはもう、エンブオーはシャンデラの懐に飛び込んでいた。
 シャンデラは“シャドーボール”を放つ事なく、エンブオーの一撃を受けてしまった。力なく宙に放り投げられたシャンデラは、そのまま私のすぐ前に落ちる。大ダメージを被ったのは明白だ。そういう意味では、既に勝敗は決したも同然と言える。
「あ……はあ、はあ、はあ、はあ――!」
 既に心臓は悲鳴を上げている。整えようとしても全く治まる気配がない。指示の遅れにまで響いてくるとは、もはや致命的だ。自力で立っている事が不思議に思える。
「あ、あの……大丈夫ですか? 息荒いですよ?」
 さすがに様子がおかしいと思ったのか、トウヤも気になり始めている。この状態で気付かない方がおかしいだろう。常識的に考えて、これ以上の試合続行は不可能だ。普通ならここは、誰もが試合を中止すると決めるだろうが――
 ふと、地面に落ちたシャンデラに目を向ける。
 なぜか、こちらに向けていたシャンデラと目が合う。その目はなぜか、私を気遣っているようにも見えた。
「……?」
 いや、そんなはずはない。シャンデラが私を気遣うなどあり得ない。
 きっと、私の指示を待っているだけなのだ。この後私がどんな指示をするのか、気にしているだけなのだ。つまりシャンデラは、まだ試合続行を望んでいるのだろう。そう、私はトレーナーの役割をポケモンに無理やりやらされている奴隷のような存在だ。だから、ポケモンに指示する立場というのは名ばかりのもの。シャンデラが戦うと望むのなら、私も同意するしかない。
 そう。たとえそれが、私の破滅に繋がるのだとしても――
「う、く……」
 とうとう足に力を入れられなくなる。私の体がばたりと崩れ落ち、視界が暗転する。
「ああっ!? どうしたんですかシキミさん!?」
 トウヤの声も、もはやはっきりと聞こえない。
 そのまま私の意識は、闇へと落ちていった。

     *

「う……」
 どれくらい時が立ったのか。
 私の視界が、ゆっくりと開かれた。視界に最初に入ったものは――
「……え?」
 目の、錯覚なのだろうか。
 私の顔を覗き込んでいるシャンデラがいる、ように見える。
 焦点が定まってくる。
 すると目の前には、間違いなく私のシャンデラがいた。なぜかひどく心配しているような顔で、私を見つめている。
「シャン、デラ……?」
 わからない。
 どうしてシャンデラが私を心配しているのか。私を利用しているだけのシャンデラに、私を心配する理由なんて何も――
「よかった。目を覚ましたんですね!」
 横から聞こえてくる声。
 見るとそこには、トウヤがいた。彼はシャンデラのちょうど側にいる。状況からして、私は彼によってここに寝かされていたのだろう。
「どうなるかと思いましたよ。シキミさんのポケモン達も、みんな心配していましたし」
「え……?」
 私のポケモン達が、みんな心配していた――?
 体を起こすと、すぐシャンデラも含む私のポケモン達の姿がある。みんな、私の顔を見るなり嬉しそうな顔をして、一斉に集まってきている。
「どうして……? なぜアタシの事を……? アタシは、ポケモン達に心配される理由なんてないはずですが……」
「な、何言ってるんですか? ポケモンがトレーナーの事を心配しない訳ないでしょう?」
 それが当たり前だと思っているかのように、トウヤが尋ねる。私はすぐに首を横に振る、
「いいえ、そんなはずはありません……アタシに寄生しているような存在のアタシのポケモン達が、そんな事をする訳――」
「き、寄生!? どういう事ですか、それ!?」
 激しく狼狽するトウヤ。
 そんな彼に、私は事情を説明する。私は、ポケモン達に生命力を常に奪われているのだと。だから私はポケモン達に利用され、ポケモン達は私を利用しているだけにすぎないのだと。これが、私にかけられた『呪い』なのだと。
 その話を聞いたトウヤは、激しく動揺していた。当然だろう。こんなに残酷なポケモンとの関係なんて、私以外にいないだろうから――
「変な事言わないで下さいよ!!」
 だが、トウヤはなぜか違う、と言わんばかりに声を上げた。
「そんな、シキミさんのポケモン達がそんな事している訳ない!! それだったらどうして、シャンデラ達はこうやって心配してるんですか!!」
「え――」
 その言葉は、まるでバケツ一杯の水をかけたかのように、私の思考から余計なものを取り去った。
「シキミさんの生命力を吸っているって話は本当だと思いますけど、それでもシャンデラ達はシキミさんが倒れている間、ずっとシキミさんの事を心配していたんです!! なら、シキミさんの事を粗末に思っている訳ないでしょう!!」
「……」
 シャンデラ達に目を向ける。
 一斉に私に向けているその瞳は、先程とは一転して落ち込んでいる。まるで、自らの罪を謝罪しようとしている子供のように。
「本当、なんですか……?」
 シャンデラに尋ねる。
 するとシャンデラは私の前で、いかにもごめんなさいと言うように、サッと頭を下げた。そして他の三匹も続けて頭を下げる。どう見ても、嘘をついているようには見えない。シャンデラ達は本当に、私に謝っていた。
 あなたの力を吸いすぎてごめんなさい、と。
 謝る事と言えばこれしかないのだから、言葉を交わせずともすぐに理解できた。
「シキミさん。その、あまり偉い事は言えませんけど、シャンデラ達がしていたのは、『寄生』じゃなくて『共生』だと思います。その、生命力を少しもらう代わりに、自分達が力になるって感じの。だってシキミさんとシャンデラ達、勝負中も凄く一体感がありましたから。シキミさんが力送ってるって感じで。だからそういうのは、『寄生』とは言わないと思いますよ」
 ……ああ、そうか。
 考えてみれば、伝承通りにシャンデラ達が見境なしに人の生命力を吸うのなら、私は出会った瞬間に死んでいるはずだ。そんな事をせずに私が生きられた理由。それはトウヤの言う通り、私という人間と『共生』するという意志があったからなのではないか。
 シャンデラ達は私の生命力を殺さない程度に吸う代わりに、私の期待に応えてくれた。ポケモン勝負をしている時の疲労も、私に共に戦っているという実感を沸かせ、それで得た勝利には喜びもあった。だからこの喜びを得たいと、強くなりたいという願いを抱き、四天王という立場を手に入れる事ができた。
 そう。私が勘違いしていただけだった。シャンデラ達にとっては、私は共に道を歩んできた存在。だから今回はやりすぎてしまって私の体に負担をかけすぎた事を謝っているのだ――
「シャンデラ……」
 自然と、シャンデラに手が伸びる。その手がシャンデラの頬に触れた瞬間、僅かに顔を上げるシャンデラ。
 ゴーストポケモンは実体を持たない。だから人の手で触れる事はできない。だけど私の手は、シャンデラの頬に触れた感触を、確かに感じていた。
「謝らなければいけないのは、アタシの方です……アタシが、勝手にアタシを利用したと思い込んで……シャンデラ達の信頼に、気付かないまま……」
 罪悪感で、自然と顔がうつむけられる。頬を、何か熱いものが流れていくのを感じる。
 立ち上がって、シャンデラから離れる。今度は、残りの三匹だ。デスカーン、ブルンゲル、ゴルーグの順に、そっと撫でていく。
 ごめんなさい、と謝りながら。
「この疲労感は、アタシ達が繋がっている証だった……それを間違った方向に解釈して、自分のポケモンを疑うようなアタシは、トレーナーとして失格ですね……こんなアタシを、許してくれますか……?」
 全員に対して、そんな事を質問する。そうしないと、本当に呪いを受けても文句は言えないと思ったから。
 すると、シャンデラ達は微笑みで答えてくれた。それは、私を許してくれるという意思表示だった。それは、久しぶりに見た手持ちポケモンの笑顔だった。
「……アタシのポケモンでいてくれて、いいという事ですね?」
 シャンデラ達は、はっきりとうなずいた。
 それが私には、とても嬉しかった。私達の間には、確かな『絆』があったんだと確かめられたから。
「――ありがとう、みんな」

     *

 私が抱いていた間違いに気付かせてくれたトウヤは、他の四天王三人にも勝利してNに挑み、伝説のポケモンであるゼクロムに選ばれ、プラズマ団の野望を打ち砕いたという。
 彼とはそれ以来、顔を合わせていない。きっとより高みを目指して、旅をしている事だろう。だが、ただ一度だけの出会いでも、わかった事がある。トウヤは私の間違いに気付くほど、ポケモンに対し純粋な気持ちで接し、大切にしていたトレーナーなのだ。だからこそ、ポケモンの解放を謳うプラズマ団にも勝てたのだろう。
 そんな彼に倣って、私もポケモンリーグを後にして、旅を始めた。
 初心に返って自分のポケモンを疑うような自分の考えを鍛え直したい、というのが一つ。そして、私の目を覚ましてくれたトウヤに会えたらいいな、というのがもう一つ。彼に会えたら、改めてお礼を言いたいのだ。いつ、どこで会えるのかは、私にもわからない。ただ、そうなって恥ずかしくないように、私は私自身を、ポケモン達の力を磨いている。

 私達はポケモン勝負という形で、ポケモンと日々を過ごしている。
 考えてみればそれは利用し、利用されているような歪な関係だが、それは少し変わった共生であるだけで、決して間違いではない。
 ――だって。
 自らの生命力を差し出す私と、それを吸うシャンデラ達の間にも、確かな絆というものがあるのだから。

 終

2011/01/04 Tue 10:29 [No.32]


残り37件

  1. [14] 過去掲示板から引き継ぎました。
    以後、過去掲示板からのコピペです。

    ここは、ドリメに関係ない短編を書くところです。
    ドリメ意外の、個人小説のテストアップに使っていただいても構いません!
    過去の短編を貼るのもいいですし、突発的に思いついたけどどこに投稿すればいいか分からないのを貼るのも結構です。
    以前別所に投稿したけど、流れてしまった小説  ・・・・ >> 続き
    短編スレ
    あげは 2011/01/03 16:33
    1. [19] 太郎と宏は、クリスマスだと言うのに、男同士でドライブに出かけようとしていた。
      「ほんま、どこもかしこもアベックばっかりやんけ。クリスマスに恋人同士でファミレスら来んなや」
       助手席に座る太郎は、憤っていた。
       クリスマスくらいは、みんな高級なところに行くだろうと思って、「彼女いない歴=年齢」仲間の太郎を誘ってガストに来たというのに、客は皆アベックばかりだったのだ。> 続き
      何言っとんねん、ワイらは友達やないか!!
      kaku 2011/01/04 02:00
    2. [20] 「すみません、お客様の中に、ドクターはいらっしゃいませんか〜?」

      「私です。」

      「タブンネ!」

      「おらっ! 経験値よこせっ! おらっ!」

      「やめたげてよぅ!」
      ライモンタウンにて
      あきはばら博士 2011/01/04 02:13
      1. [21] 少年の頭に、カマキリがとまっていた。

        ちょうど、鎌を使って、頭に掴まっている形だ。

        「お前、頭にカマキリとまっとるやんけ!」

        「まじで?」

        少年が、頭に手を伸ばすと、カマキリの頭に手が触れた。

        次の瞬間、カマキリの鎌が少年の頭にくい込んだ!

        そのまま、彼は、三枚に下ろ  ・・・・ >> 続き
        蟷螂の斧
        kaku 2011/01/04 02:18
      2. [22]
        笑ってはいけないポケモンセンター
        Re: ライモンタウンにて
        いぬ 2011/01/04 02:20
    3. [23] 「ポケモンゲットだぜ!」

      「ウッソウッソ」

      「ソーナンス!」

      「ソーナノ?」

      「タブンネ。」
      とあるトレーナーの決め台詞
      仙桃 朱鷺 2011/01/04 02:24
    4. [25] 「このアカギにさからららららららららららr(ガリッ)」

      アカギはそのまま動かなくなった。

      ギンガ団は、壊滅した。
      Re: 短編スレ
      いぬ 2011/01/04 02:31
      1. [26] パルシェン「つのドリルには 勝てなかったよ…」一行で頑張ってみよう PQR 2011/01/04 02:34
        1. [27] パルシェン「しかし、きゅうしょには当たらない」Re: 一行で頑張ってみよう あきはばら博士 2011/01/04 02:38
        2. [28] メタモン「君にはオリジナリティが足りない」一行で頑張ってみよう2 PQR 2011/01/04 02:39
    5. [29] 「ヒメグマです」「クマシュンです」「ウツドンです」「出たな体液三兄弟!」もうむりぽ いぬ 2011/01/04 02:41
    6. [30] ※このスレに気付いていなかったので、修正を加えた後移動させました。

       私の名前は、シキミ。イッシュポケモンリーグを守る四天王の一人であり、小説家としても活動している。

       私は、世間でもあまり類を見ない、ゴーストポケモンを好んで使うトレーナーだ。それだからか、周囲からはあまりよくない目で見られたり、さまざまな憶測が飛び交ったりしている事多いが、ゴーストポケ  ・・・・ >> 続き
      書き初め小説2011『ゴーストポケモンと生きる』
      フリッカー 2011/01/04 10:25
      1. [31]
         意識が戻った時は、体力は何とか体を動かせるほどにまで回復していた。
         それでも重い体を引きずって、バトルフィールドから自分の書庫へと戻る。
        「……あぁ」
         力なく木の椅子に座り込み、背もたれに体を預ける。
         今回はまずかった。ここまで体力を使った――いや、“使わされた”のはいつ以来か。下手をすれば戦闘中に気を失ってもおかしくなかった。それだけ  ・・・・ >> 続き
        書き初め小説2011『ゴーストポケモンと生きる』
        フリッカー 2011/01/04 10:27
      2. [32]
         ゴルーグの巨体がフィールドに倒れ込む。同時に起きたまるで地震のような揺れが、ゴルーグが戦闘不能になった事を知らせていた。
        「う……くっ」
         途端に、胸が苦しくなり、思わず胸に手を当てる。
         息が切れた時に酸素を欲しがるように、倒れたゴルーグは私の生命力を吸い出したのだ。つまり私の負担は、手持ちポケモンが倒れるほど大きくなる。だから損害は最小限にしたかっ  ・・・・ >> 続き
        書き初め小説2011『ゴーストポケモンと生きる』
        フリッカー 2011/01/04 10:29
        1. [34] ※この短編は『パワポケ甲子園』というゲームを元に書いてます。

          甲子園。
          それは野球をする者達にとっては聖地であり、一度は行ってみたい場所。
          その甲子園を目指すために、野球の道を選んだ高校生達は日々努力を積み重ねている・・・。

          「・・・というわけで、我が道尾高校のキャプテンは小波となった。みんな、小波を中心に頑張ってくれ!」
            ・・・・ >> 続き
          罰ゲームとして書かされたグダグダな短編
          ジャグラー 2011/01/05 02:26
    7. [48] 短編番外編:トウコさんのクリアまでの最終パーティ

      キャサリン(ダイケンキ♂)※本編登場
      ジョセフィ(ゼブライカ♂)
      チョコ(バイバニラ♀)
      ハト(ケンホロウ♀)
      ちょうちん(シャンデラ♀)
      クロ(ゼクロム)※本編登場

      12位マジでありがとうございます(涙
      大体レベルは平均52くらい。
        ・・・・ >> 続き
      番外編
      あげは 2011/01/11 11:30
    8. [49] あらすじ(仮)
      一卵性双生児の沙夜子(さやこ)と真夜子(まやこ)は中学一年生の夏に、父との死別により母の実家がある「隠詩村(かくしむら)」へと引越しをする。
      新たな学校生活が始まった。
      転校一日目にクラスメイトと初めて対面すると、クラス中からどよめきが起こった。
      不審な目を向ける者、驚きの目を向ける者、泣きそうな目を向ける者――様々ではあったが、沙夜子と真夜  ・・・・ >> 続き
      【僕らの罪と、消えた裁き】仮設定
      あげは 2011/01/12 18:13
    9. [50] 短編コンテストの裏設定

      少女
      言わずと知れたグラトニー。でも喋ったのは最初と最後のみであり、彼女にする必要も実は無かったりします。
      彼女の台詞で始まり、彼女の台詞で終わる。何故なら彼女はポケモントレーナーであり、主人公なのだから。

      エンブオー
      言わずと知れたステーキ。喋り方が敬語じゃないのは、初見の人に合ったイメージで書いた  ・・・・ >> 続き
      ラストバトルの裏設定
      ゆな 2011/01/12 21:17
    10. [51] 「まーさか、こんなところで縁があるとは思わなかったよ。ってか君も器用に生きてるねぇ、ルカリオじゃないと見破れないよ」
      『大方は貴様の悪知恵から貰ったようなもんだ。それに人間にも時折見破られそうになる』
      「あぁ、勘の良い奴は気づくって奴? こっちの世界、戦が関わってる分そーゆー感覚強いんでしょうね」
      『幻影までは見抜けないようだがな』
      「ポケモンについては幼稚  ・・・・ >> 続き
      風の鼠と幻影狐のお話
      ゆな 2011/01/15 00:36
    11. [55] 私の名前は春沢 快菜(はるさわ かいな)
      今から私は私自身と向き合おうと思う。きっとグダクダになるけど私自身を書いて客観的に私を見て見ようと思う。
      タイトルはそうだな・・・【足跡地】で。

      私には幼なじみがいる。彼女の名前は夏枝 美蘿(なつえ みら)物心着いた時には既に友達になっていた。大事な友人になる。
      ただちょっと人を・・・主に私をだけどからか  ・・・・ >> 続き
      私を取り巻く優しい世界(人々)
      仙桃 朱鷺 2011/01/16 23:21
    12. [58] 感想・・・とは言えないですかね。あとがきとかにもなんないかもです。
      参加できて楽しかったです。次参加できそうだったらまたかけそうなら書きたいなぁ。

      人物設定はピクシブからの転移になります。アーティとフランシィはここが初出。

      アーティ/ジャローダ♂
      友達と話している時はツンデレキャラというポジションにいたはずが書きだし蓋を開けてみるとト  ・・・・ >> 続き
      短編小説コンテストの我が家キャラについて。
      仙桃 朱鷺 2011/01/17 01:34
    13. [59] とある地方の泉のある森でこのはなしは始まります。

      美について語るスワンナと気に入らないツタージャ

      「この純白の翼。艶やかな羽。水に映る虚像。全てが俺の美しさを表している!異性が放って置かないよ!」
      「黙れ青胸!なにが純白だ。」
      「これはお洒落なの!白の中に青い体羽のワンポイント!これがわからないからお前は残念なんだよ。」
      「  ・・・・ >> 続き
      咲さん家の子日常会話
      仙桃 朱鷺 2011/01/19 12:46
    14. [64] ぐだぐだでなかなか進まないドリメですが、これからどういう展開が必要になっていくのか、これからのドリメの流れについてまとめてみました。
      意見があればどうぞお願いします。

      ・VSパライバ戦終了
      フィッターさんが書くそうです。

      ・マルクとアキチュウの対話
      既に執筆済み。

      ・ジャグリオVSアイビス
      ク  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      あきはばら博士 2011/01/24 23:45
    15. [112] 衝撃が空気を鳴らす。ついで、ガラガラと岩が崩れる音。断続的に続くそれらは、じわじわと、しかし確実に、『獣』が迫ってくることを意味していた。
       ガラガラと崩れる音が聴こえるたびに、岩陰に身を潜めているアルシェはびくりと身を揺らす。
       そのたびに本能が、アルシェの身――あるいは命が危険だと警鐘を鳴らす。しかしここはヒトの手が入っていない洞窟の中、いわば天然の迷宮だ。正直、自ら傷を追  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      椎名 2011/02/04 23:22
    16. [118] 訳わからない語呂悪い言の葉を勿体ない精神であげてみる。 あ、石投げないでー!





      私の恋は閉まってしまうの開けないで
      こころから漏れ出して…
      しまうから

      パパとママにただいまっていう
      ゆっくり 抑える思い
      気持ちはもう届けないから

      惹かれる魅惑の  ・・・・ >> 続き
      RAIRA
      仙桃 朱鷺 2011/02/06 14:10
    17. [119] 上と同じノリで生まれたもの・・・。しかしこれだとめっちゃアキチュウへの依存度が高いのが見て取れる・・・





      翼を手に入れた私は
      迷い込んだ世界で歓喜して
      差し延べられた手を取って
      その道を選んで進んだの

      さみしがる迷子の私
      見たことない場所 彷徨い
      奇麗な瞳  ・・・・ >> 続き
      ウタ
      仙桃 朱鷺 2011/02/07 00:05
      1. [129] グリーで投稿する小説のOPです。
        ・・・正直、内容が全然思いつきません・・・。

        これは

        「捨て犬か・・・?可哀想に。よーしよし、今から俺の家であっためてやるからな」

        平凡な青年、氷室恭輔と

        「助けてくれてありがとワン!あたしはあなたに助けられた捨て犬だワン!お礼にあなたと一緒にいるワン!」
          ・・・・ >> 続き
        とある青年と犬耳少女のお話
        ジャグラー 2011/02/13 23:44
    18. [134] ぜったいに書くことはないけど、設定だけ晒します。

      眼下に広がる

      <<物語>>
      1966年1月2日、円谷特技プロダクションによる初の特撮テレビドラマ、『ウルトラQ』の放映が始まった。

      「あなたの目は」

      「あなたの体を離れて」

      心のなかに、不思議な世界が広がる  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      kaku 2011/02/16 00:14
    19. [137] そのメイド姿の少女は、『この腐った世界を変えるために作られた存在』であり、『この平和な世界を魔の手から救う存在』でもある----

      『メイドロボナナ』

      【大まかなストーリー】
      今の日本は腐った世の中である、と考えた一人の科学者と、彼の賛同者達が手を組み人型アンドロイド--メイドロボを10体開発した

      しかし、何者かによって7号  ・・・・ >> 続き
      メイドロボナナ
      ゆとり 2011/02/18 22:59
    20. [138] ルール
      「ポケモンリーグ突入時の手持ちレベルを全部1にする」
      「四天王2人目以降はそこまでにレベルアップした状態で戦う」
      「手持ちポケモンの重複不可」
      「持ち物を持たせることを禁止」
      「戦闘中の道具の使用は自由」
      「戦闘中の瀕死復活系アイテムは禁止」
      「デルパワーの禁止」
      「素早さと回避率を上げることを禁止」
      > 続き
      BW強化四天王をレベル1のみでクリアに挑戦
      あきはばら博士 2011/02/19 22:24
      1. [139] 「――私が、あの人を止めなくちゃいけないんだ。」
        「だからビー君。」
        「あの人を探す為に、キミの力を私に貸して欲しい。」

        『明け色のチェイサー』(仮)

        ◇世界観あらすじ

        ポケモンをボールに入れて捕まえて育て、戦わせる。
        そんな「ポケモントレーナー」と呼ばれる人種がこの世界に存在したのはもう何百年も昔の事  ・・・・ >> 続き
        『明け色のチェイサー』(仮) ウソ予告1
        空色 2011/02/23 20:29
        1. [140] ◇登場キャラクター

          味方勢力

          ・夜明アサヒ(よあけ あさひ)♀
          主人公もといヒロイン。
          太陽のように明るい性格。のんびり屋でのんきな所も多く、よくブーストに引っ張られがち。優しい天然。
          しかしこれと決めた事は譲らない頑固なところもある。
          闇鍋(食べ物ではない)を探していて、彼の野望を阻止しようとしている。
          > 続き
          『明け色のチェイサー』(仮) ウソ予告2
          空色 2011/02/23 20:32
          1. [141] 名前:蒼山龍斗(そうやまりゅうと)
            性別:男
            年齢:18
            性格:自分の力に大きな自信を持ち、ふてぶてしい性格。強きを認めて弱気を嫌う。やけにテンションが高い。
            参考台詞:
            「お前が相手か?  はっ、まあいい。すぐに噛み砕いてやろう」
            「ふん、抵抗力があるからと言って、油断をしているのか? それがお前の甘さだ」
            「上がれっ! 上が  ・・・・ >> 続き
            Re: 『明け色のチェイサー』(仮) ウソ予告2
            あきはばら博士 2011/02/25 00:33
    21. [142] 「――ねぇ、そういやもう三人は聞いた?」

       その言葉から全てが始まったのか、

      「あ、噂? あの風船の女の子のやつ?」

       それ以前に、もう何もかもが始まっていたのか、

      「………なん、で、こんな所に…」

       もう、既に手遅れな程狂っていたのか。

      「どうもね、その幽霊、あかい  ・・・・ >> 続き
      仮予告っぽく
      あげは 2011/02/25 23:42
    22. [150] 魔法少女系KS(仮)

      主人公:
      桜木心(さくらぎ-こころ):ドジだけど普通の女の子

      他魔法少女たち:
      ・伊瀬青織(いせ-さおり):元気っ娘かつムードメーカー
      ・赤宮燐(あかみや-りん):ツンデレ不良少女
      ・緑野芽為(ろくの-めい):天然おバカ
      ・緑野黄花(ろくの-おうか):最終鬼畜妹、ストーリーにとっては  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      いぬ 2011/03/01 00:05
    23. [153] …………

      「…………」

      ………………

      「……にちは……」

      ……だれかが、何かを言っている。

      「……こんにちは」

      だれ、なんだな?

      「こんにちは、これであなたに話すのは何回目でしょうか?」

      え?

      「申し遅  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      あきはばら博士 2011/03/03 23:46
      1. [155] 「起こしてしまうのは悪いので、ドアを閉めましょうか」
         ああ、とマルクは後ろのドアを閉めた。
        「まず報告から。マルクさんの怪我は意外を深くなく完治したと言えます、有留さんはほぼ無傷です、ミナヅキさんとレイル氏はバラバラになって手の施しようがありませんでしたすみません、Makotoさんは左腕の組織面が綺麗に残っていたのでうまく繋ぎ合わせて病室に寝かせてあります、病室はご存知の通り  ・・・・ >> 続き
        Re^2: 短編スレ
        あきはばら博士 2011/03/03 23:48
    24. [187] 男は言った。いっそ死んだほうがマシだと。家族も、住居も、宝物も全て失った男は言った。生きているほうがつらいと。
       男の目の前で、大事な人、物は全て消え去ってしまった。男に別れも告げず、何も抵抗せず、否、できず消えた。
       男は家族に責任があるとは考えなかった。自然のことだから、それはそうなのだが、男は自分を責めてしまっていた。家族の窮地に、ただ立ちすくむことしかできなかった自分を  ・・・・ >> 続き
      What can I do ? (Pray for Japan)
      氷河期の賢者 2011/03/17 20:41
    25. [192] 「アイテム整理したいが、人手足りんなこりゃ。ってか誰だこんだけ倉庫にガラクタ色々ぶち込んだ奴!」
      「ワリオだって事はマリオが一番分かってるでしょ」
      「怒鳴らないとスッキリしねーような状況だから許せ。俺だって分かってる」
      「確かに……。どんどん人増えてるから、きついもんね」
      「マリオー、どうするのー? フォックスよぶー?」
      「フォックスは今日試合だか  ・・・・ >> 続き
      スマブラ短編その1
      ゆな 2011/03/18 00:32
    26. [196] 「ほんの小さな好奇心と恋心、それが全ての始まりだったのです」

       たった一人の無垢な少女は何も悪くなかった。ただ彼女は、ひたすらに運が無かったのだ。

      「人魚の国ぃ? 何だそりゃ」
      「ほれ、東の異人達が暮らす日ノ国は通称そう呼ばれてるんだよ。何でも人魚の肉食って不老不死になったババァが象徴なんだとよ」
      「おいおい、どんな御伽噺だそりゃ!   ・・・・ >> 続き
      とある女剣士の嘘予告
      ゆな 2011/03/21 01:04
      1. [197] ハルカ・ファルカス
        天上天下唯我独尊、世界は私の為にあるを地でいく俺様ガール。胸はまな板。炎魔法の使い手。
        最早鈍器としか言いようが無い巨大剣を使用する赤い出で立ちの女戦士。お宝求めて冒険をしている。あまりに豪快な戦い方をしているので、見てる人は結構冷や冷やもの。
        豪快な姐御肌である一方、若干ツンデレ。傍若無人である為、他人の都合はお構いなしだが面倒見はそれなりに良い  ・・・・ >> 続き
        嘘予告のキャラ紹介
        ゆな 2011/03/21 01:08
        1. [199] ・衝動のままに描く嘘予告ピックアップシーン
          ・第一弾はハルカとゼンの邂逅。
          ・状況は日ノ国の追っ手(帝国に所属してる二人含めて)をどうにか回避し、深い森林の中にある洞穴に避難中。
          ・でも文章が長すぎて、区切る羽目になりました。

           ■
           先ほどとは打って変わり、不気味な静けさが支配する暗闇の森林。風に揺られて、木々がさえずる以外の音は何も  ・・・・ >> 続き
          嘘予告ピックアップワンシーン
          ゆな 2011/03/21 21:18
          1. [201] ・上の直接の続き
            ・短いよ!
            ・とりあえず男か女か一瞬自分でも分からなくなった。

             ■

             その時を見計らい、スズネはハルカとレオードを見上げながら心配そうな声で訪ねる。

            「婿様、レオード様、これから一体どうするおつもりなのですか……?」
            「スズネ?」
            「今は休むと仰られておりましたが、この逃亡  ・・・・ >> 続き
            嘘予告ピックアップワンシーン2
            ゆな 2011/03/21 22:37
    27. [200] 嘘予告という伝統にのり、ここでだしてみます!

      タイトル
      『フウロちゃんとカミツレさん』

      内容
      毎回、フウロちゃんとカミツレさんが、謎めいたことになります!
      短編連作の形です。
      基本的には、フウロちゃんかカミツレさん、あるいは両方が主役ですが、希に、この二人が登場しない話もあります。また、大半はポケモンに関係ないです  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      kaku 2011/03/21 21:22
      1. [202] いきなり出鼻をくじかれたので、ここにアップします!
        テキストファイルで。
        ワードに貼り付けてね読んでね!

        ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1456008.txt.html
        pass  「kami」
        Re^2: 短編スレ
        kaku 2011/03/21 23:24
    28. [204] 気が付いたらクルーザ様とのバトル
      そしていつもかみくだくで死ぬ
      諦めずにもう一度挑戦するけど、すぐにやられてしまうよ

      レベルさえ上げていれば、なんとか勝てると思ったけれど
      何回やっても、何回やっても、クルーザ様倒せないよ!
      あのフローゼル、見た目以上に打たれづよい
      後ろに下がって距離をとってもすぐまた距離を詰められる
      > 続き
      クルーザ様が倒せない
      あきはばら博士 2011/03/23 02:35
    29. [208] これは、哲男にとって、あまりにもラッキーなお誘いだった。
      「ほんまか!!ほんまに、なんでもいいんか!!」
      「はい。なんでも構いません」
       女の言葉の真偽を問いながら、哲男は、時間を稼いでいた。
       こんな機会は、間違いなく、もう一生来ることはないだろう。
       願いは、慎重に選ばなければならない。
       やっぱり、セックスさせてもらうのが一番いいだ  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      kaku 2011/03/26 00:49
    30. [211] いつからだろう。僕は当たり前の日常に嫌気がさすようになっていた。
      なんでもない友人との会話一つでさえ、面倒に感じるようになる。
      テレビでニュースを見ていても、何一つ感動しない。
      絶対感動すると言われている映画を見ても涙ひとつこぼれない。それがフィクションでもノンフィクションでも何一つ関係なかった。

      いったいいつからだろう。
      傍から見れば  ・・・・ >> 続き
      イザナイ
      氷河期の賢者 2011/03/28 20:52
    31. [218] もう、何もかも遅かったのです。
       差しのべられた腕は、立てない彼女には届かない為、握る事などできませんでした。
       彼女は、何もかも諦めました。
       涙を流しても、その雫が地べたに落ちて崩れる音は小さ過ぎる為、誰も気づきませんでした。
       もう、何もかも遅すぎたのです。
       ガラスの張られた鳥籠の中に閉じ込められた彼女の心。
       無理に鍵を開けよう  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      あげは 2011/03/31 23:52
    32. [220] DIVAルームには、秘密の「Xルーム」がある事をご存知だろうか?

       膨大なDIVAポイントを蓄え、とある条件を揃えた時、各キャラのルーム名がピンク色になる。
       そこに入室できた幸運な者は、一日の間だけ目当てのボーカロイドとデートできるという。
       もちろん、衣装も自由に選べる。
       同じルームに入室者が被った場合は、先に入った者が終わるまで待たされる  ・・・・ >> 続き
      『Project DIVA』の裏ステージ(嘘)
      サントアンヌ号 2011/04/03 20:34
    33. [224] 春であった。
      哲男は、桜を見に来ていた。
      「いやー、めっちゃきれいやなー。大学落ちて家追い出された悲しみなんか、忘れてしまいそうやなー」
       平日の午後の公園には、人はいなかった。まさに、満開の桜を独り占めしている気分だった。
       実際には、独り占めしているのではなく、世間の動きに取り残されているだけなのだが、自分が真っ当な浪人生であると思い込んでいる哲男は、気  ・・・・ >> 続き
      Re: 短編スレ
      kaku 2011/04/05 22:06