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kaku
ぜったいに書くことはないけど、設定だけ晒します。
眼下に広がる
<<物語>>
1966年1月2日、円谷特技プロダクションによる初の特撮テレビドラマ、『ウルトラQ』の放映が始まった。
「あなたの目は」
「あなたの体を離れて」
心のなかに、不思議な世界が広がる。
ありもしないのに、確実にある、不思議なる存在。
空想の産物、というには、人は余りにもそこへ没頭する。
これは、そんな世界に入り込む物語。
『この、不思議なる、時間の中へ』
<<世界観>>
2010年頃の、日本を舞台にする。
場所は京都府であり、基本的には同志社大学を舞台としているが、『フロイトくん』の機能により、主人公は他者の精神世界へ入っている場面が多い。この『フロイトくん』を使い、主人公は、様々な人間(同志社大学の学生だけでなく、様々な職業のひとたち)の精神世界に入り、『心の住人』と対話する。
・フロイトくん
同志社大学心理学部に在籍する学生『糸間遙』の自宅に置かれた機械。人一人が入れる、日焼けマシン大の機械2つと、間に置かれた44インチ液晶テレビから成る機械。左側のカプセルに入った人間の精神世界を、液晶に移せる。右側に入ると、左側に入った人間の精神世界に入り込むことができるが、それができるのは、いまのところ、問だけである。糸間の自宅にこの機械を置いたのは、糸間の指導教授らしいが、詳細は不明。
<<主人公>>
・独 問(ひとり とひ)
同志社大学文学部哲学科1回生所属。
東京出身であるが、京都の地に憧れを持ち、同志社大学に進学した。(実際は、上智大学に落ちたが、MARCHが嫌だったので、同志社に)
サークルの新歓イベントで知り合った、心理学部の先輩に声をかけられ、『フロイトくん』の被験体になる。フロイトくん使用中は、時給7000円の給与が支払われている。
<<心の住人>>
心のなかにある人格。
それが、その心の主と結びついている場合もあれば、全く違う相手として存在する場合もある。前者はイメージしやすいが、後者はイメージし難いものである。なぜなら、心のなかで動く人物像は、それを思い浮かべている人間が動かしているものであるというイメージが、すでに定着しているからである。フィクション、ノンフィクション問わず扱われる『二重人格』の像は、そのイメージを定着させるのに一役を買っているであろう。後者を分かりやすくイメージするには、幼児期に空想する『イマジナリーフレンド』を思い出していただくのが手っ取り早いだろう。これは、深層心理に於いて存在するキャラクターと、その精神の宿主とが『対話』することで生まれる存在である。そういった、己の心理にありながら、それを動かしていることを自身の心理ですら自覚できないものが、後者に分類されるのである。
<<研究の目的>>
精神疾患の説明の範疇には収まらないような、多様な精神状態を、その精神世界をビジュアル化して分析する。実質は、『フロイトくん』の調整である。今のところは、フロイトくんによって他者の精神世界に入れる者は問だけであり、相当の調整が必要であることがわかる。
2011/02/16 Wed 00:14 [No.134]