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杉さんぼく
赤報隊相楽総三に絡んだ話。
赤報隊池田勝馬こと黒駒の勝蔵は、土佐の那須信吾と繋がりのあるのはあまり知られていないでしょう。
それだけにまた、東海の侠客水野弥太郎や黒駒勝蔵は赤報隊の致命傷でした。
早い時期に長谷川伸氏は、「相楽総三とその同志」以前に「伝法さむらい」を著していますが、主人公に桜井常五郎を配し、農民あがりのヤクザな赤報隊を描いています。
ヤクザ小説ならお手のものだった長谷川伸氏にしては、これは不満だったのでしょう、後にこの作品は反古にしています。
これはダメだ、とそこから改めての名作「相楽総三とその同志」が生まれました。
確かに赤報隊の無頼な隊士の参加は否定出来ません
。
不遇の貧困時代、岩倉家では賭博開帳の場にもなっていました。
岩倉卿はそんな彼らをも見ていたのでしょう、赤報隊士の彼らを見捨て、黒駒勝蔵や水野弥太郎の処刑をもいといませんでした。
では、なぜ清水の次郎長はそうはならなかったのでしょう。
旧悪なら次郎長の方に多々ありますから勝てば官軍なのでしょう。
海舟と西郷の江戸会見のした準備に労の功績があった山岡鉄舟に、やはり関係するのかも判りません。
何しろ鉄舟は次郎長の知恵袋なのですから。
2015/11/14 Sat 20:23 [No.197]