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ダーシー
管理人(なかむら)様
以前書き込みさせて頂いたダーシーです。こちらの管理人さまが市電ひろばの件について問題提起をされて早くも2ヶ月。その間、各人各様に市の担当部局との話し合いや「市長への手紙」他、いろいろと手は打たれた様ですが、残念ながらいずれも納得がいく結果にはならなかった様ですね。私自身もそうですが、皆さんの失望感、焦燥感、重々御察しいたします。
ただ、こちらの掲示板での皆さんの話・考え方を拝見、拝察しますと市電保存車の貴重性を第一にありきで考えてしまうがゆえに、今の状況を受け入れ限られた条件の中でより良い物を目指そうと言う視点が少し抜けている様に私には感じられます。もちろん他都市の様な市電保存車を展示する施設を私も望みたいですが、京都では数々の制約があり現実的な視点ではそれはもう難しいのですから、そこに固執するのではなく、これからは少し違う切り口から提案や協力を考えてみてはと思います。
私自身、市の担当課に2度足を運び担当者と交通局の方から計画の概要を聞く機会がありました。私の受けた感じでは市の担当者、交通局の担当者ともに市電保存車の歴史的貴重性(あくまで一般的な視点ですが…)は充分理解されていますし、限られた条件の中で何とか我々愛好家も含めた沢山の人に納得し楽しんでもらえる様な形にしたいと言う気持ちは持たれています。ですが管理人さまが既に聞かれた様に公園内での公開には数多くの制約があり、他に受け入れる場所もない以上、今後は我々も今の計画の範囲で最大公約数実現可能な話をもって提案、協力を申し出ないと向こうを困らせるだけだと思います。
つまり私が言いたいのは今の計画について批判的な見方を続けるより、限られた時間と予算の中で何とかしようとしている当局の努力も少しは考える視点を持たないとダメではないか?と言う事なのです。我々は趣味的な観点や他所がこうだからと言う「理想」を言います。しかしいくら素晴らしい提案や意見を持ち出しても、それを受け入れられなければ諦めて静観・傍観するだけなのであるなら「結局口だけ出して、出来あがった物の写真だけ写して帰る、労力もお金も出さないマニアさん」としてしか対応して貰えないのではないか?と私は思う訳です。
単純に保存車の公開「だけ」を考えてみましょう。今の高架下から7両もの車両を引き出すだけでも大変(重機で吊れない)な上、さらにトレーラーに乗せ運び出さなくてはなりません。また屋根下にあったとは言え30年近く手入れされていない車両そのものも老朽化が進み、床など相当な箇所を補修してからでないと動かす事さえ危ない状態の様です。その手間と費用はかなりの物と思われます。確かに市電保存車の保存維持は行政の役目、責任と義務があるとは言え、過去の烏丸車庫からの移動と梅小路での再移動も含めて考えても1両も解体することなく、現在まで保管を続けてくれている当局の努力を我々「市電愛好家」は日頃どれだけ感じているでしょうか?。N電ついても貴重な産業文化財と言うその我々自身が年間どれだけ訪ねてお金を落としているでしょう?。その文化的価値について広く周知する様な活動をしてきたでしょうか?。管理者である市に動態線の運営について、例えば活性化案や赤字にならない様な提案などを今までにしてきたでしょうか?。
「市長への手紙」も確かに画一的な返答には問題はありますが、
そもそもあそこへの提案で大きく事態が変わる方を期待するのがおかしい訳で、それでも関心を持たれていると気付かせる効果はあったと思います。屋根の設置も計画より大きな物を考え直していると聞きました。無駄では無かったと思います。広電のレストラン閉店は残念ですが、馴染みのない料理の内容に多客が見込める筈の土日祝休みなど営業的にも?と思う原因もあるようです。一概に関連付けて判断は出来ないと思います。
皆さん、少し視点を変えて見てみませんか?。そして今こそ諦めず、市電保存車に関わっていきましょう。でないと我々が傍観者になったら本当にあの電車達はダメになってしまいますよ。店舗・案内所としての活用も未だにはっきりとは方向性が確定していない部分もあるようです。まだ諦めるのは早いと思います。
頭が固いのは案外我々愛好家と言われる人間の方かもしれませんよ?。
2013/03/16 Sat 22:11 [No.164]
地元ガイドによるまち歩きイベント「まいまい京都」の2013年春コースが開催されます。
http://www.maimai-kyoto.jp/
好評だった5コースに加え,さらに2コース加わりました。
もしご都合がよろしければ,お誘い合わせの上ご参加ください。
今回のツアーはコレ!↓
3/2(土):京都市電北野線(堀川中立売〜北野)
3/24(日):伏見で交わる鉄道史(伏見〜丹波橋)
3/30(土):旧東海道線から梅小路まで(京都駅前〜梅小路駅跡)
4/28(日):京都電気鉄道木屋町線(京都駅前〜木屋町五条)
5/18(土):愛宕山鉄道平坦線(嵐山〜清滝)
5/19(日):京都市電稲荷線(大石橋〜稲荷)
6/2(日):旧京津線と京都市電蹴上線(東山仁王門〜蹴上)
3月分は既に申し込みが始まっています。
上記のほかにも今回170コースのまち歩きツアーが用意されています。
京都に興味のある方。
まち歩きが大好きと言う方。
老若男女問わず,どなたでも参加できます!
お誘いあわせの上,是非ご参加ください。
各コース定員15名なので,お早めに…。
2013/02/23 Sat 19:36 [No.158]
管理人(なかむら)
N27さま
毎度お疲れ様です.
まさにお疲れ様と言った方がよいかもしれません.
私も何人の方から回答の紹介を受けましたが,おおよそ市から回答は同じ文面=コピペのようです.
おそらく,私たち以外にも同じことを投稿している方々は多々いると思いますが,全て同じ文面で返事していると考えれば,「市長への手紙」は,「市長は読んでいない」と考えて良いと思います.
もし本当に読んでいるのであれば,違う方々からこれだけ似たような意見を寄せているのに,何も心に響かないというのは,行政首長としては失格ではないでしょうか.
…と言ったところでどうしようもないので,想像の域を出ない話はこれくらいにしましょう.
そう!他都市の事例は広島の「電車レストラン」のことです.
先日の話し合いのときに「ああいうふうにしたいんだ!」と担当部長が言っておられましたが,私もちょっと違うと思います.
しかも「他都市の事例とは?」の質問に,わざわざこんな良くない事例を挙げて主張されても興ざめでした.きっとこの一例しか参考にしてないと思います.
先日,出張のついでに名古屋の「レトロでんしゃ館」を視察してきましたが,ご存知のように,あそこは市電はたった3両,地下鉄が1両保存されているにすぎません.
以前の投稿にもあったように,屋外展示の反省からあのような綺麗な保存館を作ったようです.
でも,ここは入場無料です!どうやって維持費を捻出しているのか?
答えは,車両の維持費は宝くじの普及宣伝事業として日本宝くじ協会から助成金を受けているようですね.なるほどそういう維持管理の仕方もあるわけですね.
そうは言っても,現段階で,保存館を作る意思がない京都市にヤイヤイ言っても無駄でしょう.蓄電池のこともあるので,某地元電池メーカーの業者の癒着があってもおかしくないという噂もあります.
ただ,市民がNPO等の団体を作って,貸店舗ではなく,保存車丸ごと入場料込みの保存展示を提案するという手がもっともらしいやり方かもしれません.N27さん提案の市電グッズの販売もできるはずです.
あと,X-103さんが言われたような,名実ともに「遺産」登録してしまうというやり方です.
この可能性をいま調査しているのですが,こちらはハードルが高く,登録に時間もかかるので,認定時調査の時に,目も当てられない改造を受けていては,遺産どころか,ただのスクラップにもなりかねません….
ご存知のように,通産省の近代化産業遺産に「琵琶湖疏水」と「蹴上の水力発電」が登録されていますが,この電気を利用した「電車」だけは登録されていません(この場合の電車はN27と考えてよいと思うのですが…).普通,京都の近代化には「疏水→水力発電→電車」の3つを1セットとして考えるべきなのに,わざわざ電車を外すのも意図があったのでは?と思えてきますね.
N27さんがおっしゃるように,市は京都の近代化に貢献した遺産としてもっと認めるべきでしょう.こちらは文化財課の管轄になるのでしょうけど.
そう考えると,確かに現段階で計画変更は難しいと思います.
できてから,他都市の方々に批判してもらうしかないのかもしれません.リスクが高いので,あまりやりたくない戦法ですけど…
でも,こんなところでくじけたくないので,もっといろんなことを試してみたいところですし,もっとたくさんの人が市に意見を言ってもらいたいですね.
2013/02/18 Mon 17:17 [No.156]
管理人(なかむら)
貴重なご意見ありがとうございます!
なるほど,やはりそこからという手もありますね.
その手は私も頭の中で考えていました.
京都市電の車両は,京都の発展に寄与してきた車両たちなのでそれなりに産業遺産としての価値は高いと思っていますが,他都市の路面電車にも価値が高いものが多く残っている故に,登録遺産になり得るか?というところがハードルが高いかなと思いつつ,N電と広軌T型なら登録遺産にはなり得るのかなぁと漠然と考えていました.
少し検討してみます.
既にお読みになったかとは思いますが,こちらは今まで市長,地元の市議会議員や国会議員さんにも同じ手紙を送らせていただきましたが,賛同いただいているのは市議会議員さんだけです.
しかし,それでも既に計画の発表をした役所を動かすのは並大抵ではないとのこと.
鉄道友の会京都支部にも目立った動きはなく,某大学の鉄研OB会さんにも手伝ってもらって知恵を絞っているところです.
かつて,京都市電が廃止になる時に市民運動がおこり,「守る会」が結成され,数十万人の署名を集めたにも係らず,コストだけで廃止を決めた行政です.
単純に「反対」で署名を起こしても動かないのは見えています.
なので,こういった色々なお知恵を集めているのが現状なのです.
同じような動きをしている方も他に多くいるので,いろんな角度からいろんな攻め方で計画の変更に持っていければと考えています.
ですので,こういった意見は非常に参考になるしありがたいと思っています.是非参考にさせていただきたいと思います!ありがとうございます.
2013/02/13 Wed 07:56 [No.154]
X-103さま
ご意見ありがとうございます!
非常に参考になります。
現在,京都市の構想はこれらの車両を「文化財」と認識していませんので,その条件からとなると,そのまま一筋縄ではいかないこともあるのですが,一つの方法ですね。あるいは少し工夫をする,違う方法と組み合わせるなどの方法を考えていくのも検討した方が良いかもしれません。
私も,横浜の保存館は優れた施設だと思います。
海外の路面電車博物館でも,これくらいの施設はいくつかあるので参考になります。
できれば,もっと多くの市民からも,京都市の外からも,市に意見を言い続けることも必要だと思っています。このままでは京都市は単純に笑いものになるだけですので,いろんな知恵を集めたいと思っています。
2013/02/12 Tue 20:55 [No.152]