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  1. ジャグリオとエーフィリットのエピローグ(-)
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  7. OPとかEDとかBGMとか(-)
  8. Re^2: 短編スレ(-)
  9. とある青年と犬耳少女のお話(-)
  10. Re: ログ?(-)

ジャグリオとエーフィリットのエピローグ

ジャグラー

先ほどの告白のエーフィリット視点です。(フィリットさん執筆)

「今日の夕方、コガネデパートの屋上に来てくれないか?……待ってるよ」

そうジャグラーに言われて、コガネデパートの屋上への階段を上っていくフィリット。

――だけど、一段一段上がるごとに、足が重くなっていく

――どうしてだろう?彼が待ってるのに

言葉を告げた彼の瞳は、何かを決意した瞳だった。

――何か、怖い

そう思いつつ、一段一段上がっていく。

――いや………ジャグラーさんが待ってるんだもの……行かなくちゃ……

何故か、階段を上るのに凄く時間が掛かった気がした。

+   +   +

屋上のドアを開いた時、彼はイスに座り待っていた。

「あ………ジャグラーさん……」

私が来たことに気づいたのか、ジャグラーはコチラを向き、言った。
「フィリットさん」

――彼の顔は、前に言葉を告げたあの時の瞳よりも、真剣な瞳だった

そしていつの間にか、私も真剣な表情になった。

「……それで、話って、何なの?」
真剣に向き合っている為、緊張が走って私はすぐさま本題に入ろうとした。

彼はまだ何か覚悟ができてなかったのか、少し驚いた様子だったが

「あ、ああ………」
そう言った後、覚悟を決めた表情になり、口を開いた。

「……前に、フィリットさんは俺に『自分の道を進め』って言ってくれましたよね?」
「うん……」
私が返事したのを確認し、ジャグラーはキッとした顔でこちらを向き、話し始めた。

「それでな……俺、この世界でやってみたいことが…あるんだ。」
「やってみたい……事?」

――あれ…ジャグラーさん………敬語が…無くなった……?

彼の変化を薄々感じながらも私は返事をした。

「……このポケモン世界を……旅したいんだ。
 このジョウトも、カントーも、シンオウも、オーレも…ホウエンも。
 見たことない地方、全てを。この世界の全てを旅してみたいんだ………

 君と、一緒に」

「…………え?」

――今、何て………?

彼は、私が驚いた事を確認しながら、私に背を見せ、語り始めた。

「フィリットさん。俺はあなたを最初に見たとき、心臓の鼓動が速くなった気がした。
 ……最初は、とくに気にもしなかった。でも、DM本部での戦いで負傷した時にあなたが木の実を持ってきてくれた。
 あの頃から、心臓の鼓動が速くなった理由が分かった。」

彼は、昔の思い出を思い出すかの様に、ポツリポツリと話す。

「……最初は戸惑ったんだ。だって、俺はDCの裏切り者。しかもあの頃はDMにいることがいやでいやで仕方なかったからな。
 ……でも、あの時フィリットさんは俺に思いを伝えてくれた。あの時は嬉しかったよ。フィリットさんからそんなこと言われるとは、微塵も思ってなかったんだ。

 それで決心したんだ。俺はDMの一員となり、この戦いを終わらせたら、あなたに思いを伝える……ってね」

――思いを、伝える……?

彼は呆然としている私の方を向いて、手に持っていた七色に光るハート型のウロコ――ハートのウロコを私の前に差し出してきた。

「これ……受け取って欲しい」
「へ……?」

「ああ……ラブカスの風習を知ってるか?フィリットさん」

私は、そんなこと全く持って知らなかったので、首を傾けた。
すると彼は、私に教えてくれた。

「カップルのどちらかが相手にラブカスを渡すと、そのカップルは永遠の幸せが訪れる」

「……ラブカスは持ってこれなかったけど……代わりに、コレを」

――ちょっと、待って、何を

「じゃ、ジャグラー……さん……?」
頭が混乱し始めた。

けれど、彼は私の混乱が収まるまで待ってくれた。

「……大丈夫?」
「……う、うん」

私が返事したのを見て。彼は、一瞬すぅと息を吸う。そして、私の瞳を見て、喋った。

「………改めて、言わせてくれ」

「俺は、貴女が好きだ」

「そして、俺と、一緒に旅をしてくれないか」

「フィリットさん」

+   +   +

こんな事になるなんて、これっぽっちも思っていなかった。

でも、この事態を招いたのは、事実上私の身勝手な行動からだったんだ。

先に思いを告げたのは私。

先に彼から離れたのも私。

勝手に、好きになった。

勝手に、いずれ帰ってくるだろう返事を怖がった。

そんな私の事を、彼は好きだと言ってくれた。

私の前で、思いを告げてくれた。

――もう、怖がったらいけない

――逃げちゃ、いけない

私は、決意した。彼がそうしたように。

+   +   +

「……フィリットさん?」
彼は、私の顔を覗いてきた。多分、私の事を心配してくれたんだろう。

私は彼と顔を合わせると、瞬時に素早く彼の懐に飛び込んで、彼の頬に口付けをした。

私も、自分がこんな行動に出るなんてちょっと驚いたけど。

「は……っ!?」

一番驚いたのは彼の方だ。青い顔が真っ赤になっていくのが分かる。

そんな彼に向かって、私は言った。

「私も好きだよ、ジャグラーさん」

「………ぁ……」

彼の顔が、さらに赤く染まる。
私の顔も、多分――いや、絶対。赤いと思う。

「……貴方に、ついていくから」

「……フィリットさん…………」

彼は、照れくさそうに笑った。

2011/03/09 Wed 21:44 [No.177]

ジャグリオとエーフィリットのエピローグ

ジャグラー

※このエピローグは、フィリットさんとの合作です。
フィリットさんからはすでに許可を頂いてます。

何故フィリットがコガネデパートの屋上に向かっているのか。
それはジャグラーの一言がきっかけだった。

「今日の夕方、コガネデパートの屋上に来てくれないか?・・・待ってるよ」
一体何のつもりでジャグラーはフィリットを呼んだのかは分からない。
だが、おそらく大事なことなのだろうと、フィリットは思った。

ジャグラーさん、一体どういうつもりなんだろ・・・」
「・・・でも、あのジャグラーさんの目は何か真剣なことを伝えたそうだった・・・もしかして・・・?」
フィリットは色々と彼が言いたい内容を予想しながら階段を上がる。
屋上の階段を上った先にはジャグラーがイスに座っていた。
「あ・・・ジャグラーさん。」
「フィリットさん。」
フィリットが声を出すと、ジャグラーはそれに気づいてフィリットの方を向いた。
彼の顔は真剣な眼差しをしている。
その眼差しを見たフィリットも、真剣な表情になった。

「・・・それで、話って何なの?」
沈黙だけは出さまいとフィリットは本題に入る。
ジャグラーはもう少し後で話そうとしたのか、少しびくっとなる。
「あ、ああ・・・」
ジャグラーは意を決したような表情になり、口を開く。
フィリットはそんな彼をじっと見ていた。

「・・・前に、フィリットさんは俺に自分の道を進めって言ってくれましたよね?」
「うん・・・」
「それでな・・・俺、この世界でやってみたいことがあるんだ」
「やってみたい・・・こと?」
「ああ。・・・このポケモン世界を旅したいんだ。
このジョウトも、カントーも、シンオウも、オーレも。ホウエンも、見たことない地方全てを。
この世界全てを、旅してみたいんだ。・・・あなたと、一緒に。」
「え・・・?」
「フィリットさん。俺はあなたを最初に見たとき、心臓の鼓動が速くなった気がした。
・・・最初は、とくに気にもしなかった。でも、DM本部での戦いで負傷した時にあなたが木の実を持ってきてくれた。
あの頃から、心臓の鼓動が速くなった理由が分かった。・・・最初は戸惑ったんだ。だって、俺はDCの裏切り者。しかもあの頃はDMにいることがいやでいやで仕方なかったからな。
・・・でも、あの時フィリットさんは俺に思いを伝えてくれた。あの時は嬉しかったよ。フィリットさんからそんなこと言われるとは、微塵も思ってなかったんだ。
それで決心したんだ。俺はDMの一員となり、この戦いを終わらせたら、あなたに思いを伝える・・・ってね」
「じゃ、ジャグラーさん・・・」
「・・・それとフィリットさん。これ、受け取ってくれ」
ジャグラーは懐からハート柄のうろこを出す。
ジャグラーがアルスとの戦いの後に手に入れたハートのウロコだ。
「これは・・・ハートのウロコ?」
「ああ。フィリットさんは、ラブカスの風習を知ってるかい?」
「・・・風習?」
「ああ。エメラルドのポケモン図鑑に載ってたんだ。
カップルのどちらかが相手にラブカスを渡すと、そのカップルは永遠の幸せが訪れるらしいんだ。」
「え・・・?」
ジャグラーの言葉に、フィリットは呆然と顔になる。
「・・・フィリットさん、改めて言わせてくれ。
俺は、あなたが好きだ。そして、俺と一緒に、旅をしないか?」

2011/03/09 Wed 21:42 [No.176]

Re^4: OPとかEDとかBGMとか

ジャグラー

続きです。
リディアのテーマ
www.youtube.com/watch?v=OnUA-nyNFm0&feature=related

リディアのテーマ2
www.youtube.com/watch?v=6EKwbYtE8-k&feature=related

バライバのテーマ
www.youtube.com/watch?v=5JaiLzgucNQ&feature=related

パッ椎名のテーマ
www.youtube.com/watch?v=r6c7l37yvlM&feature=related

ポッ紗那のテーマ
www.youtube.com/watch?v=mbBSU8dXo80&feature=related

デパートコンクエスタ
www.youtube.com/watch?v=NbWq6ClUBrY&feature=related

回収(アキチュウ達がリディア戦後のマルク達を回収するシーン)
www.youtube.com/watch?v=2tOqYmk0RzU&feature=related

カールの選択(カールがジャグリオ達を切り捨てるシーン)
www.youtube.com/watch?v=uIyhWAv0J0Y&feature=related

恋心(色んなキャラの恋愛シーン)
www.youtube.com/watch?v=HBT3-u6flgY&feature=related

マルクVSガウリイル
www.youtube.com/watch?v=50LvuxdjI4o&feature=related

ラプチュウVSクール
www.youtube.com/watch?v=i3qndGXrWZ8

ジャグリオVSクール
www.youtube.com/watch?v=fLzWzpMdS64&feature=related

ラプチュウのテーマ
www.youtube.com/watch?v=Rl9hZoTQj08&feature=related

猫旅堂のテーマ
www.youtube.com/watch?v=4Zf9OZzJH-E&feature=related

ジャグリオのテーマ
www.youtube.com/watch?v=08zQ_FGzE8E&feature=related

リオマコトのテーマ
www.youtube.com/watch?v=wkHBHqbxS9U&feature=related

バライバのヘルズクローだったり、ファビオラ様のヤンデレ無双だったり。
www.youtube.com/watch?v=9ArZVKo7EcA&feature=related

エーフィリットのテーマ
www.youtube.com/watch?v=ySYNNxbIS6I&feature=related

トロキウスVSエーフィリット、パッ椎名、ジュプどなん
www.youtube.com/watch?v=xPNY0HQQL9g&feature=related

仲間の死
www.youtube.com/watch?v=g06FZtWBG58&feature=related

囮チームVSバライバ
www.youtube.com/watch?v=PoiUXD7UqFQ&feature=related

とりあえず今はこのぐらいです。
一部乗ってない人もいますが、お許しください

2011/03/08 Tue 23:25 [No.174]

Re^3: OPとかEDとかBGMとか

ジャグラー

続きです。
マルクのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=tnDt0gy_lAg&feature=related

カールのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=970WctbmEAs&feature=related

ハインツのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=MM-6QO-a5sU&feature=related

リアーズのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=f5mMTOE2kwE&feature=related

2011/03/08 Tue 23:24 [No.173]

Re^2: OPとかEDとかBGMとか

ジャグラー

続きです。

ガウリイルのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=NMf055jVxdc

ゴットフリートのテーマ
ttp://www.youtube.com/watch?v=0L1tqgiftEM&feature=related

ドリームメイカーズ本部
ttp://www.youtube.com/watch?v=tvF68xSluSI&feature=related

コガネ大戦
ttp://www.youtube.com/watch?v=N5Co897EBmo&feature=related

2011/03/08 Tue 23:23 [No.172]

Re: OPとかEDとかBGMとか

ジャグラー

続きです。

ED1
www.youtube.com/watch?v=MeaDt-Md81c
(それでも生きる)

ED2
www.youtube.com/watch?v=5d8Ai1WkC6o
(月のツバサ)

ED3
www.youtube.com/watch?v=lMAS4YMZd6M
(集結の園へ)

2011/03/08 Tue 23:22 [No.171]

OPとかEDとかBGMとか

ジャグラー

ドリメのBGMとか色々考えてみた。
ジャグラーの趣味と妄想が多数混じってます。あくまでもネタです。

アイキャッチとか。
www.youtube.com/watch?v=FVsmbLjXZeU&feature=related

OPとか。

OP1
コガネ大戦まで
www.youtube.com/watch?v=DqKxj6VMbSI
(SPIRAL WORLD)

OP2
ドリメ本部戦まで
www.youtube.com/watch?v=GTTBhc-S6Tw
(英雄)

OP3
ガウリイル戦まで
www.youtube.com/watch?v=QInEgLqOYXE&feature=related
(Infinite Love)

2011/03/08 Tue 23:21 [No.170]

Re^2: 短編スレ

あきはばら博士

「起こしてしまうのは悪いので、ドアを閉めましょうか」
 ああ、とマルクは後ろのドアを閉めた。
「まず報告から。マルクさんの怪我は意外を深くなく完治したと言えます、有留さんはほぼ無傷です、ミナヅキさんとレイル氏はバラバラになって手の施しようがありませんでしたすみません、Makotoさんは左腕の組織面が綺麗に残っていたのでうまく繋ぎ合わせて病室に寝かせてあります、病室はご存知の通りにごった返していますのでバレることは無いでしょう。フィリットさんどなんさん椎名さんジャグラーさんも別室にて保護しております、ラプラスさんはクールさんとの戦いで亡くなりました。私が把握している人はこれだけです」
「……あ、 ……分かった、ありがとうなんだな」
 想定はしていたが、やはり全員生還の戦闘は難しかったようだ、できることならば誰も死なないで欲しかった。犠牲無くして結果は得られないとは言え、悔しい。
 見回すと、寝室として使われていただろう先程の部屋とは違い、こちらはごちゃごちゃと大きな机に物が置かれた生活臭が漂う広い部屋だった。
 秋葉はマルクに座るよう促し、ティーポットで温かいハーブティーをカップに注ぎ、それを出した。ポケモン世界のきのみをふんだんに使っているだろうか嗅いだ事の無いトロピカルな香りがするハーブティーだった。
 それを少し飲んで、秋葉は静かに語る。
「ここまで辿り着いてくれて私は一安心です」
 そして、もしも貴方が私の企みに全く気付いていなかったとしたら私がやってきたことはまるで意味が無かったことになるところでした、と付け加えて微笑む。
「そんなことは無いと思うんだな」
「ふふ、そうでしょうかね?  ではまず、話を早めるために。 朱鷺さん、出てきてください」
 呼びかけられて奥の部屋から現れたのは、1匹のトロピウスの仙桃朱鷺だった。有留はこの事実に気付いたら、なんと言うのだろうか? いや、既に気付いているけれど、認めたくなかっただけだったろうか?
「…………」
「…………」
「…………」
「……あ、朱鷺さん喋ってもいいのですよ、マルクさんは全部すでに知っているのですから」
「ええっ! いいのですか? こんにちは、マルクさん! 朱鷺です! 前は攻撃してすみませんでした」
「こんにちはなんだな」
 元気溌剌にはしゃいだような声、この前攻撃した時の怪我は無いかとか体は大丈夫かとかを細かに心配してくれる言動から、マルクは朱鷺は操られているわけではないことを暗に確認した。
「さて、では先程の質問に答えるとしましょう。ラプラスさんにあのような電話をした理由。それを語るためには私がポケモン世界と人間世界をどうしたいかを説明することから始めましょうか――」
 秋葉はマルクにした話、それは大体次のような内容の話だった。

 ポケモン世界は崩壊への道を進んでいた。
 そもそもポケモンとは150匹しかいなかったはずが、それが急激に膨らみ、どんどん数が増えて、あっというまに世界各国まで広がっていった。
 そうした目まぐるしい時代の流れで、このポケモン世界はパンクしそうになり、徐々に崩壊に向かっているらしい。
 ガウリイルはそうしたこの世界の危機を救うために、人間世界へ侵略することで自分達の世界を生かそうとしていた。
 そのための準備として、ポケモン世界と人間世界を接合させて、人間世界側の協力者として秋葉さんを呼んできたらしい。
 彼女は最初はその計画に大いに賛成だったのだが、囚われたセレビィの恋人と出会い、人間世界とポケモン世界を結ぶ原理を示したあの論文を詳しく調べていくうちに、一つの可能性を思いついた。
 『ポケモン世界と人間世界を繋ぎ、2つの系を平衡状態へと導いて行けば、ポケモン世界の膨張は安定してすべてが上手く行くかもしれない』 と。
 彼女はそれをすぐにガウリイルに提案したが、ガウリイル曰く「それはできない、2つの異世界は決して混ざり合えるようなものじゃない」と否定をした。
 しかし、彼女はそれまであの世界に生きていたからこそ、少しずつであっても必ず交流ができると確信を持っていた。人間達はこのポケモン世界を受け入れることができると思っていた。

 かくしてセレビィ♂と共に協力して、ガウリイルには秘密裏に自らの計画を推し進めていくことになる。
 したがって掲示板の人たちをこの世界に連れて来たのは、DMでもDCでも無く、彼女達の仕業だった。

「連れて来た人間達にDCと戦ってガウリイルを倒して欲しい、そのためには人間同士で団結して貰わなければならない、だから私はやってきた元人間の中で年齢が高くリーダーシップがありそうで、通信機器を持っていたラプラスさんにアプローチを掛けることにしました。
 ラプラスさんはよく働いてくれました。想定以上に働きすぎた感じもありましたけど、そのおかげか私の計画の良いミスリードとなってくれて良かったです」
 と、秋葉はあの質問に対して答える。マルクはその話に少し眉をひそめた、人の存在をただの駒として見ている、人の気持ちが考えられないそんな人間なのかと。
「私からも質問をしますが、 何故、私があの電話の主だということが分かったのですか?」
「ああ、それはなんだな……」
 その世界に来たばかりのラプラスさんの名前だけでなく性格を知っていたこと、まるで人間世界での彼を知っているかのようだった、つまり掲示板の誰かということ。
 あとは消去法だった、そして実際に出会ったときに確信に変わった。マルクはそう答えたあと、質問を返す。

「秋葉さんは、なんでDMにつかなかったのだな?」
 DCを倒したいならばDMに裏切って真っ向から対峙すれば良かっただろう。DCを内側から崩壊させて行くためにDCに残り続けていたとしても、疑問が残る。
 彼女が本当に内側から工作していたならばトップは死に本拠地も倒壊して、DMはあんな状態になるはずは無いのだ、彼女は語る。
「DMはポケモン世界が崩壊することを受け入れているからです、私はポケモン世界は無くなって欲しくないですから。DMに就くのはまっぴらです」
 滅び行くポケモン世界、それを自然の流れや運命と判断して、他者を傷つけてまで運命にあがなうDCに反対して、対立していたDM。
 滅び消えて無くなるものになるとしても、みんなの大切な“夢”として記憶に残り続ける、そんな『夢を作り出そう』とは言いますが、それは全く作ることじゃないと彼女は言う。
「夢とは実現させるものです。残り続けるようなものじゃないと思うのですよね」
「確かに明晰夢という単語もあるくらいだなぁ」
 DCと、DMの、2つの受け入れられない思想をぶつけ合わせて共倒れさせて、自分の思想だけを実現させる。狙ったことは漁夫の利のそれであり、結果的にそれをもう少しで実現させようとしている。
 あっぱれであるが、やっぱり卑怯で卑劣だ。ポケモン同士が悩み決めていくべきポケモン世界の問題だというのに、ポケモンで無い存在がしゃしゃりでて、無理を通してしまう、それは許されざることだろう。

「……何故、秋葉さんは何も言ってくれなかったんだな?」
 マルクは問う。
 最初から自分の計画を元人間達に説明してくれれば、無駄にDMとDCが争いたくさんの死者を出してたくさんの悲しみが生まれることも無かった。もっと平和的な終わりもあったはずなのだ。
 運良く自分は彼女の野望に気付くことは出来たが、誰も気付くことが無く秋葉も朱鷺も亡くなってしまえば、その野望は何も意味を成さず最悪な結果になる。これは簡単にそんな結果になってしまう。
「この計画は、ただ人を集めればいいというわけじゃない、この計画を十分に理解して何をすればいいのかちゃんと把握できる人を集めて伝えないといけない、慎重に事を進めないと失敗に終わってしまう、カールさんやガウリイルさんには既にばれていましたがちゃんとした証拠が無い限り彼らは私に手出しが出来ない、とはいえ同時にそれは私も自由に動けないということ。だから、その時が来るまで分かる人にしか話すつもりは無かったのです」
 彼女はそこでハーブティーをもう一度飲んで、しみじみに語る。
「ヒントは十分にあったはずです。このポケモン世界とは何かを真剣に考えてくれる賢い人は必ず私へ辿り着くはずですから、そんな人を私は選びたかったのです。 でも、残念ながらマルクくん一人だけという結果でしたけど」
「そんなことは…… 無いんだなぁ……」
 ヒントなんて全くヒントになってなかったし、自分じゃ絶対に真相にたどり着くことは不可能だった。
 マルクは一人の関西人風のツッコミ気質で元気一番な元人間の彼女を思い出す、自分ではなく彼女ならばあの歌姫との雑談をした時点で看破していただろうと思う、その証拠に真相への仮説は既に長老との謁見後の時点でほとんど彼女が完成させていた。
 本来ならこの場所で秋葉と話しているべき元人間は彼女であるはずだった、自分がこの場所にいるのはたまたま彼女から話を聞いていただけに過ぎない。
「そんなことありますよ」
 秋葉は言う。
「マルクくん、貴方はすごい」
「…………」
「マルクくん、私と一緒にガウリイルと戦ってくれませんか?」
「はい」
 その短い返事を聞いて秋葉は床に置かれた箱の中から取り出した『ふといほね』を投げ渡し、マルクは静かにキャッチした。
 リアーズやリディアとの激しい戦いで真っ二つ折れて使えなくなった『ふといホネ』は、いろいろな金属で綺麗に修復をされた上に金色に鍍金されていた、長く太く大きく、重みとがさらに増した『ふといホネ』はマルクの掌にしっかりと収まる。
「ありがとうございます」
 秋葉は朱鷺に指示をおくり、早速最終決戦への準備に取り掛かる。
 たくさんのひとを悲しませてたくさんのものをなくしたけれど、マルクは秋葉のことを恨んだり悪く思うことはしなかった。

2011/03/03 Thu 23:48 [No.155]

とある青年と犬耳少女のお話

ジャグラー

グリーで投稿する小説のOPです。
・・・正直、内容が全然思いつきません・・・。

これは

「捨て犬か・・・?可哀想に。よーしよし、今から俺の家であっためてやるからな」

平凡な青年、氷室恭輔と

「助けてくれてありがとワン!あたしはあなたに助けられた捨て犬だワン!お礼にあなたと一緒にいるワン!」

犬耳の女の子、サイカの

「え・・・ええええええええええええええええええええええ!?」

お話である。

「サイカはどこから生まれて、どうやってこの街に来たんだ?」
「分からないワン・・・でも、白い服を着ていた人達はいっぱいいたワン」
「おいおい、お前やばそうな所にいたんじゃないのか?」
サイカとの出会いで、氷室の何気ない日常は少しずつ変化していった。

「お前、何で俺のバイト先に来るんだよ」
「恭輔お兄ちゃんと一緒じゃなきゃいやだワン!」
「お、お兄ちゃん!?」
しかし、その日常は途中から危険なものへと変貌していく・・・。

「君が、氷室恭輔君だね?・・・あの少女を渡してもらおうか」
「サイカを渡す?・・・断る。サイカは俺の大事な義妹・・・いや、妹だ!家族だ!!家族をはいどうぞと渡す馬鹿が、どこにいる!」
「いるよ。今私の目の前にいる自分がどういう立場かも理解してない愚か者がね・・・」
「な!?」
サイカを狙う、謎の組織。
次第に氷室は命を狙われ初め、逃避行を余儀なくされる。

サイカが狙われる理由。それは、サイカの正体が作られた者だからだった。
「苦しい・・・ワン・・・っ」
「サイカ!?しっかりしろ!どこか痛いのか!?」
「恭輔お兄ちゃん・・・逃げ・・・て・・・うう・・・・!!ああああああああああああああああぁぁぁぁ!!」
次第に暴走していくサイカ。そんな中、氷室はサイカが何者かを知ることになる。

「君は何か勘違いをしていないかい?あの子は犬と人間が合わさった何かだと思ってるだろう。違うな。あれは我々が開発したオオカミと人間の遺伝子を持つ“オオカミ人間”さ!」
「そ、そのためだけに・・・サイカみたいな小さい子を犠牲に!?・・・マッドサイエンティストが!」
「ふ、それは私にとってはほめ言葉さ。科学者というものは、理想のためには家族をも犠牲に出来る覚悟がないとならないのだよ!」

氷室は、サイカを助けるべく謎の組織に立ち向かう。
しかし、彼女の暴走はもう止められない所まで来てしまっていた。

「サイカ!俺の言葉が分かるか!お兄ちゃんだ!お前の大好きな、お兄ちゃんの声だ!」
「あああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!」
「聞こえるなら返事をしろぉ!!サイカァァァァァ!!」

サイカを、愛する妹を、家族を守るために、
彼は戦いの世界に堕ちて行く。

「全く・・・君はどうしてあんな赤の他人を、しかも実験動物なんかを大事にしてるのだい?私からしてみればあれはただの道具だ。理解ができない。」
「お前には一生理解できないだろうな、イカレ野郎!
サイカは俺の妹だ、家族だ!・・・家族を守るのは、兄として当然だろ?」
「ふん・・・理解出来んな。凡人の言う事は。貴様ごときの一般市民ごときが、私にどう打ち勝つのだ?」

「決まってんだろ

――――愛の力さ!」

はたして、氷室はサイカを救うことができるのか?
そして謎の組織の目的は?
“オオカミ人間”の作られた目的とは・・・?

「とある青年と犬耳少女のお話」 公開未定!!

今決まってる設定
・氷室の職業はウエーター。ただし中途採用なので給料は安い。
・サイカには犬耳が生えている。
・舞台は東京の大都市。途中から「ここ、ホントに東京?」なんて言う感じの場所になっていく。
・オオカミ人間は人とオオカミの遺伝子やら細胞やらを組み合わせて生まれた者。ただし、まだ詳しい事は分かっていないので暴走することが多い。
・暴走し始めるとなかなか治まらない。治める方法は不明。

現在設定考察中。
グリーのリア友だけで構成されているコミュニティでのみ投稿予定。
ポケ書の方にも投稿するかは不明。

2011/02/13 Sun 23:44 [No.129]

Re: ログ?

仙桃 朱鷺

ジャグリオ「やはり、クールではないようだな。 …何故クールに化けた?攪乱か?」
「お前ごときに読まれるとは。・・・・・・波動か便利なものですね。ジャグラー貴方がポケモンになってから暫くたったとはいえ元人間。そこまでその力を使いこなすようになるとはまったく。侮れないものです。」 一呼吸置く 「攪乱?いいえこれは自分の勤め、最後まで“クール”はあの方といると誓ったのです。・・・最後まで私はガウリイル様に使えるためにここにいる。私がクールだ。」
「バトルが中断してしまったな。構えろ。言うだけの理想で終わるか意志が肉体を凌駕するか。私には今信念がある。さぁ、お前の信念はどこまでだ?吠えるだけならだれにでも出来る続きをしようじゃないか。」
ジャグリオ「…ああ。いいだろう。…行くぞ!!」インファイトを仕掛ける
「私がクールでは無かったとしても、私とお前が敵であることは替わるまい」   インファイトに対して、さらにインファイトで応酬する。
「は、ああああああ!!!」
「――二段突き! 下段払い! 三段返し斬り! 巧み追拳っ!!」   インファイト中
ジャグリオ「クール…お前が誰であろうとも、あの人の為にお前を倒して生きて帰る!!」さっきより強いインファイトを繰り出す。
「私を倒すだと?  その体で、勝てると、思っているのかっ!」    インファイト中
ジャグリオ「舐めるなあ!!」顔面にほかっと
「ふんっ」   そのまま、しねんのずつき で弾き返す
ジャグリオ「甘いぜ・・・倍返しだぁ!!」カウンター
アイビス「…読んでいたよ」  ジャグラーの腕を逆手に捉えて、攻撃を流しつつ   「排呼、投げ!」   足払いと共に、ジャグラーを投げ払う。
ジャグリオ「・・・読まれていた・・・!?」投げられた後、ゴロゴロと転がって受け身をとる
アイビス「セイッ! セイッ!」    素振りと共に複数のサイコカッターが、ジャグリオに向けて飛ぶ
ジャグリオ「!?冗談じゃねえ、あんなのに当たったら真っ二つじゃねえか!」影分身で回避。分身をサイコカッターに突っ込ませて相殺させる
アイビス「……ハァアアアア!!」    サイコカッターを撃ち続けつつ、次の技の準備に入る。   サイコカッターが再びジャグリオを襲う
ジャグリオ「・・・くっ!」穴を掘って地中に逃げる
アイビス「…… ふふ、どうやら墓穴を掘ったか」
………私は長かったような眠りからやっと解放された。いつまで寝てたんだろう……いつから泣いてたんだろう…目に、涙が…少し溜まっていた。
アイビス「終わりだ」      地震っ!!!!
……なんだか、外が騒がしかった。様子を見たくて体を動かそうとして、ちょっと痛みを感じたけど……たくさん寝たからか、疲れはほとんどなくってすぐに慣れた。そっと外を見てみると……
ジャグリオ「なっ!?しまった、エルレイドは地震が使え・・・ぐぅ!?」効果は抜群だ
アイビス「……ふう  ……か、勝った。かな」     地面に潜ったジャグリオを引っ張り上げて、ため息をつく
ジャグリオ「やだ・・・まだ死にたくはない・・・」
アイビス「これが、もしも……  クール様だったら、 きっと簡単に勝てたのだろうか……?」     満身創痍の自分を見る
「な………!?」地震が収まって、外を覗くと……そこには……エルレイドと、エルレイドに引っ張り出されているルカリオ……!
アイビス「……ああ、私にはまだまだ、 クール様には、到底敵わないかな」    自分を軽く自嘲するように、微笑みを浮かべる。
ジャグリオ「く・・・そが・・・」クールの顔を殴ろうとするが、腕に力が入らない
アイビス「有言実行ほど難しいことはないな。私の勝ちだ。止め!!」刃を振り上げた。
「ッ!!」私の体はいつの間にか動いていた。 部屋からでて、ルカリオの前に出る。そして、向かってくる拳に向けてリフレクターを展開する…!
エーフィリ「っ、リフレクター!!」
アイビス「!?」はじかれた刃に驚きアイビスはフィリットを見た。
ジャグリオ「あ・・・う・・・?エーフィ・・・?」
アイビス「おとなしく寝てると思ってましたが動けたのですか・・・」少し焦る
エーフィリ「電光石火…!!」アイビスに向かい電光石火を放ち、ジャグリオと距離を取らす
アイビス「くっ」 手を離してフィリットと距離をとった。くすぐられるわけにはいかない。
ジャグリオ「・・・フィリット・・・さん・・・だめだ・・・逃げ・・・ろ」
アイビス「まったくもって予想外だ。」苦々しく呟く。
エーフィリ「………ううん逃げない……ここで、逃げられない…!」アイビスに向かって駆け出す
アイビス「(戦えないようにはしたことだしここは引くべきだ。)指令にない戦いはする気はない。」近づいてきたフィリットから距離をとる。
アイビス「止めはさせなかったがもうその状態では邪魔はできまいおとなしくこの戦いが終わるのを見ているがいい」 テレポート
ジャグリオ「う・・・く・・・くそぉ・・・くそぉ!!」あれだけ大口叩いておきながら、みじめな結果になった自分が悔しくて泣きだす。
エーフィリット「ッ……逃げた………っと…!!」テレポートしたアイビスを見送り、嘆くルカリオ――ジャグラーの元へ駆け寄る
エーフィリ「ジャグラーさん……ジャグラーさんだよね!?」
ジャグリオ「フィリットさん・・・フィリットさん!うああぁぁぁぁぁ〜!!」もう大泣き。
エーフィリ「え、ちょ………………」ジャグラーが大泣きし一瞬驚くが、次第にジャグラーをそっと抱きながら頭を撫でるフィリット。
エーフィリ「(……私も………こんな風に、いつも泣いていたんだよね………)」
ジャグリオ「怖かった・・・怖かったんだ!まだやりたいことがたくさんあったのに、思いも伝えてないのに・・・ここで死ぬのかと思って・・・!怖かった・・・!」
エーフィリ「……………ねぇ、ジャグラーさん……ちょっと、良いかな……?」ジャグラーの泣き叫びを聞き、少し間を置いてから話しはじめる
ジャグリオ「・・・?なんですか・・・?」大分落ち着いたので泣きやんでいる
エーフィリ「どうして……ここに居るんですか…?!GTSで治療してたんじゃ……!」
ジャグリオ「ああ・・・それですか。  実は、あるヨマワルとニャースのおかげでこんなふうに体を完全に回復してもらったんです。その体で、みんなの手助けをしたいと思いましてね」
エーフィリ「でも……でも!こんなにボロボロになって………っ!」今度は次第に泣き出すフィリット
ジャグリオ「大丈夫ですよ。・・・さっきは、怖い怖いって泣いてたけど、現実じゃ俺は超のつくヘタレですからこのぐらいのケガはつきものだよ」苦笑いしてフィリットの頭をポンポンとなでる
エーフィリ「っ……でも、貴方を失いたくなかった……!もう、大切な人が、どっかにいってしまうのが……嫌で……!だから……」涙を抑えながら話すフィリット
ジャグリオ「・・・大丈夫だ。そばにいる。あなたが望んでいる限り、俺はそばにいるから・・・」話ながらフィリットを抱きしめる
エーフィリ「ッ………!!」

「(一応、ジャグラーを瀕死まで追いやりましたし。なにより・・・自分が死んではいけない。何としても最後まで残ってガウリイル様を助けクール様に報告に・・・)」テレポート空間から姿を現し脚を進めながらアイビスはそんなことを思った。

2011/02/06 Sun 02:08 [No.116]

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