Net4u レンタル掲示板を作る
ジャグラー
「さて、ここが奴隷達が暮らしている部屋ですね。
・・・ずいぶんとカビ臭い・・・ただ壁に穴を開けてそこを部屋としてるだけの粗末な部屋みたいですね」
「奴隷の皆さん!どうか、私の話を聞いてください。
私は、貴方達を助けに来ました。どうか、私についてきてくれませんか?
私は皆さんに毎日温かい食事を出しますし、きちんとした部屋を用意します。必ず、皆さんに幸せな生活を提供します!」
ルカリオが部屋の入り口で叫ぶ。
彼の叫びが部屋に響き渡る。それを聞いたポケモン達がルカリオに集まってくる。
「ほ、本当に助けてくれるのか?」
「はい。外で私の仲間がいます。彼らの指示に従ってください。
私は動けない方々の救助に当たりますので。」
「あ、ありがたい!この奥にニューラの女の子がいるんだ。
酷い怪我をしていてまともに動くことが難しい。助けてやってくれ!」
ルカリオの質問に一匹のエビワラーが答える。
「分かりました、ではまた後で会いましょう。」
彼がそう言うとポケモン達は一斉に外に出てルカリオが言った場所に向かった。
一方のルカリオは、ニューラを助けるために奥へと向かった。
足音がやってくる。
またあのゴーリキー達が憂さ晴らしにやってきたのだろうか。
でも、足音がどこか違う。軽やかな足取り。
だけど、誰が来ても結局やることは一緒・・・。
期待するだけ無駄なら、少しでも眠ってる方がいい。
「君、大丈夫ですか?」
声をかけられる。あの声からして、ゴーリキー達ではない。
一体、誰?
そう思い、私は目を開ける。一匹のルカリオが、そこにいた。
「私の言葉が聞こえますか?今貴方を助けます。動けますか?」
「あ・・・」
足が痛い、そう言おうとしても口がうまく開かない。
体がぼろぼろになって、そのせいで話す事すらできない。
だけど、ルカリオは何を言おうとしてたのか分かってたのかも知れない。
「足を怪我してるんですか?大丈夫です、私が担いであげます」
「あぁ・・・う・・・」
「大丈夫ですよ。怖がる事はありません。必ず、私があなたを助けてあげますから」
何、この気持ち・・・?
今まで、ここでは感じることのなかった気持ち。
これは・・・?
「さあ、行きますよ。しっかりつかまっててください」
ルカリオは私を担いで外へと向かう。
正直、この時は何も感じることはできなかったが、そのあとでこれはここから出られると言う「感動」という気持ちが湧いていたらしい。
「僕は、セクト。君のようなポケモン達を幸せにさせるために戦ってる哲学者だよ。君の、名前は?」
「あ・・・」
「ア?・・・うーん、アイシスかい?」
「う・・・」
「そうか、アイシスか。よろしくね、アイシス」
これが、私の名前がアイシスになった瞬間だった。
それから1年たっただろうか。
体がすっかり回復してまともに話せるようになった私は、あのルカリオと共に行動を共にしていた。
だけど、最近思うようになった。
これは、『成り行き』でやっているのではなく、『自分の意志』で決めてやっている[恩返し]なのだと。
なら、私はあのルカリオ・・・いえ、あの方のために戦う事を誓おう。
助けてくれた恩を、あの方のために戦うこと返そう。
「・・・セクト様」
「ん?・・・様は余計だよ、アイシス」
セクト様は私の言葉に違和感を感じたのか、少し苦笑いをする。
しかし、私は構わず続ける。
「セクト様。私は、決めました」
「決めた・・・?何をだい?」
「私は、貴方のためにこの命を捧げます。私は・・・あなたの武器となります。」
後悔などない。これが私の心から思っていたこと。
セクト様のためなら、例え体が砕け散ろうとも戦い続ける。
「・・・アイシス。君がしようとしていることは、死ぬこともあるかも知れない。それでもいいのかい?」
「構いません。私はセクト様に助けられて今もこの命があります。
・・・私は、恩返しがしたいのです。どうか・・・」
「・・・分かった。アイシスが、そこまで言うのならいいよ。
・・・アイシス。君は今日をもって僕の部下だ。命令には従ってもらうよ」
「ハッ、セクト様の仰せのとおりに!」
私は何があってもあなたをお守りします。
あなたは、私のマスターですから。
2011/07/29 Fri 15:01 [No.534]
ジャグラー
「おらっ、ぐずぐずすんな!」
「だらしねえガキだ、3日飯を抜いただけですぐに倒れやがる!」
「あう・・・うあぁ・・・」
屈強なゴーリキーにまた鞭で体を叩かれ、悲鳴を上げ続ける体を無理矢理動かす。
体が成長しておらず、未発達な私はただ永遠と重荷を担ぐ道具と扱われるだけ。
私はニューラという一匹のポケモンとして扱われていない。私は、ただの奴隷・・・。
私に名前なんてない。私は孤児・・・利用されるだけ。
ただどんなことのために作られたか分からない荷物を運び続け、私を道具をとしか見てないゴーリキー達の鬱憤を晴らすために理不尽な暴力を受ける毎日。
そんな私に希望なんてない、そう思っていた。
そう、あの日が来るまでは・・・。
あれは、雨の降る日だった。
私がいた所にしてみれば珍しい雨。誰かが[あまごい]でもしたのかと思った。
雨の日は唯一荷物を運ぶ事がなくなる日で、私が体を休めることが出来る日だった。
誰もがそれぞれのことをしてくつろいでいた時、そのくつろぎは突然消え去った。
大きな爆発音と共に。
「な、何だ!?何が起きたんだ!」
「し、侵入者だ!ルカリオだ、色違いのルカリオが一匹!」
「なにぃ!?くそっ、ここには狙うものなんか何もないぞ!」
「とにかく侵入者を捕まえろ!奴隷を解放させるな!」
騒がしくゴーリキー達が動き始める。
私も何が起きたのか見に行きたかったが、足には逃げることを封じるための重りをつけられていたから動けない。
仕方なく、私は眠りについた。
「おやおや・・・僕一人のためにこれほどの人数を用意するとは」
「ごちゃごちゃ抜かすんじゃねえ・・・・!!ここを襲ったツケはでかいぞ!」
一匹のルカリオを7匹のゴーリキー達が囲んでいる。
ルカリオはマントを付けており、雨でぬれてしまってマントの役割を果たし切れていない。
ルカリオは普通のルカリオとは違い、色が黄色い。俗に言う色違いだった。
「それよりも、ここには奴隷のように扱われている方々がいるはずです。
それらをすべて、こちらに渡してくれませんか?」
「て、てめえ・・・!!ふざけてんのか!!」
「ふざけてなんかいませんよ。ただ、貴方達が孤児をも奴隷にしていると聞きましてね。それに、私は物語はバッドエンドよりもハッピーエンドが好きなんですよ。奴隷は普通の一般市民として幸せな人生を歩むべきなんです。」
「黙れ哲学者気取りが!てめえら、こいつをやっちまえ!!」
ルカリオの言葉を無視してゴーリキー達は一斉に飛びかかる。
しかし、ルカリオはゴーリキー達が目前にまで迫っても目をつむっていた。
そして、ゴーリキーの拳が彼に直撃する。
しかし、それはすぐに消え去った。
「な、何!?[かげぶんしん]だと!?」
「馬鹿な、いつの間に・・・!?」
突然ルカリオが消えてゴーリキー達は焦り始める。
しかし、その焦りも長くは続かなかっった。
「一気に、終わらせましょうか。[じしん]。」
ゴーリキー達の後ろにいたルカリオが[じしん]を繰り出す。
ゴーリキー達は突然の攻撃になすすべなく倒れていく。
しかし、1匹だけはまだ耐えていた。
「くっ・・・くそっ・・・こんな馬鹿な・・・!」
「調べはついてるんです。あなた達が奴隷を酷使して奪ってきたポケモンのタマゴを色んな地方にばらまいていました。
さっきも言いましたが、私は幸せな終わり方が大好きな者でしてね。
奴隷とタマゴは、頂きますよ。」
「ち、ちくしょう・・・・!覚えてやがれ、絶対に・・・絶対にお前を見つけて叩きのめしてやる・・・!」
「へえ、楽しみにしてますよ」
そう言ってルカリオはゴーリキーに[はっけい]をぶつける。
ゴーリキーはそれをまともに受け、気絶した。
2011/07/29 Fri 15:01 [No.533]
フィリット
「本当に久し振りだな…ルイージ。」
「…そうだな。ジャグラー、お前とこうして話せるのも……戦争が終わってくれたおかげなんだろう。」
「………だな。」
ふとルイージがフィリットをチラッと見ると、フィリットはまだ少し赤目だった。
「…変わっちゃいないな、フィリットさん。“あの時”もこうして泣いてた。」
「………ぐすっ……そんなに、簡単に変われないよ…」
「まぁ、確かに。」
ルイージが言った「“あの時”」という言葉の意は、フィリットもジャグラーも理解できた。
ルイージがDMかDCに行くか、リディアに選択を強いられたあの時だ。
「…それに、ルイージさんの事で泣いたの……もう1回あるし……ぐす…。」
「…?」
「ルイージさん…リディアと戦ってたんでしょ…?」
「………………………知ってた、のか。」
「うん……。」
「え、どういう事だ!?」
突然の話の流れにジャグラーは混乱する。
「俺は…あれから心変わりしてさ。DCの戦力を少しでも削ろう、って思ってリディアと戦った。」
「な…お前……」
「!……そう、なの?」
「あぁ。見事に、完敗だったけどな。」
ルイージは苦笑いをする。
「俺は結局自分を見失った。いつの間にか、自分が何をしたいのか分からなくなってきて…」
「そっか、それで……そんな時に私達はルイージさんと出会ったんだよ……ルイージさんには、何を話しても通じなかったし……」
「……そうだったのか。」
「うん。その時は、ある作戦の為に仕方無く置いて行っちゃったから……心配したよ…」
「……ありがとう、心配してくれて……」
フィリットとルイージの会話が続く中で、
(「……なんか俺が寝てる間に色々起こってたんだなぁ……」)
と、ジャグラーはそう思いつつ話をボーッと聞いていた。
そしてふと、思い付いた疑問を口に出してみた。
「でさ、ルイージは今何をしてるんだ?」
「え?」
「いやー、何でこんな小さなポケモン達と遊んでるのかなってさ。」
「……あぁ。このポケモン達さ、親をDCに殺されてるんだ。」
「…………それで、代わりに育てるつもりなの?」
「そのつもりだ。」
しばらく、3匹は遊ぶ幼いポケモン達を眺めていた。
「別に、罪滅ぼしとかそういうのじゃなくて、純粋にこの子達に未来を託したいと思うんだ。」
「……大丈夫だよ、ルイージさんなら。頑張ってね。」
「良い子に育てろよ。」
「…あぁ、ありがとう。」
ふぅ、と一息付いて、ルイージは逆に質問する。
「でさ、フィリットさんとジャグラーは何してるんだ?見る所2人で旅してるみたいだけど?」
「え」
「あっ」
一瞬、3人の間に微妙な空気が流れ始める。
「………え、俺何か不味い事言った……?」
「ううん、いや、そういうのじゃないんだけど……///」
「その……なんというか、うん///」
フィリットとジャグラーが顔を真っ赤にする様子を見てルイージは「まさか」と呟く。
「……まさか、2人付き合ってる?」
「(コクリ)」
「(コクリ)」
「マジかよーー!?」
ルイージが叫んだ声が大きかった為に、遊んでいたポケモン達が不思議そうにぞろぞろ集まってきた。
「お兄ちゃんどうしたの?」
「何かあったの?」
「いやなー、このルカリオの兄さんとエーフィのお姉さんが付き合ってるんだってさ」
「狽ソょっ、ルイージ!///」
「ひゅーひゅー」
「よっ、このいろおとこー!」
「ッ……うがぁー!待てぇー!!」
「キャー怒ったー!」
「逃げろー!」
ポケモン達がどこで覚えたのか分からない言葉をあげる。
ジャグラーは恥ずかしさを紛らわす為にポケモン達を追いかけ始めた。
フィリットは沸騰しそうなくらい赤い顔でその様子を見守る。
「…まぁ、あんな奴だけど宜しくな。」
「え…うん……」
会話が途切れ、2人は小さいポケモン達がジャグラーと遊ぶ微笑ましい光景を笑顔で眺めるのだった。
ズゴッ
「いってぇ!」
「あ、ジャグラーさんコケたよ。」
「ブッ、ハハッ!本当だ!」
「笑うなぁーー!!」
END
2011/07/28 Thu 23:04 [No.530]
フィリット
<ジャグフィリが旅の途中でバシャージに会う話>
+ + +
炎タイプの彼はいつも熱くて。
格闘タイプでもある彼はいつもハキハキしてて。
彼が私達側に居る時間は短かったけれど、彼はいつもそんな感じだった事を覚えている。
そんな彼から、あの熱気と明るさが消えた時はとても驚いた。
信じられなかったし、信じたくも無かった。
あの時、私はそんな彼を置いて行くしかなかった。
私の心には、彼を残した事への後悔しか残らなかった。
残らなかった、筈なのに。
それなのに。
私は、彼の事を脳の隅に追いやってしまっていた。
私自身の幸せに浸っていて。
彼の事を、いつしか思わなくなった。
……たとえ大好きな人と幸せになったとしても……
忘れてはいけない事なのに。
+ + +
私とジャグラーさんが旅を始めて、数ヶ月経ったある日。
「フィリットさん、少し休憩しないか?」
「そうだね、ジャグラーさん。」
ふと、足を止めて近くにあった樹にもたれる様に私達は座り込む。
こうしてジャグラーさんとのんびり旅をするのはとても楽しい。
ふと、耳を澄ますとどこからか子供の笑い声が聞こえてきた。
「あれ、向こうでポケモンが遊んでる。」
「…本当だ。いいなぁこういうのって」
その声を、微笑みながら聞いていると。
「………あれ?」
「…どうしたの?」
ジャグラーさんがふと、そう言い出した。
「いや、なんか…別の声が聞こえる気が……」
「?」
少し耳を澄ましてみると。
――ほら、早く!
――キャハハ!遅いよー
――お兄ちゃん、置いてくよー!
――ハハッ、ほら待て待てー!
「……?!」
私はその微かな声に懐かしさを感じた。
どこかで、聞いた事のある声。
「……………まさか…」
「?」
ジャグラーさんは聞き取れなかったらしいけど、私は聞き取れた。
種族がエーフィとあり耳が大きかったからなのか、偶然なのかは分からないけれど。
しっかりと、聞き取った。
あの声は。
何度も聞いた事のある……
「ルイージ、さん……!?」
「何だって…!?ちょ、フィリットさん!」
私は自然と、その声の方向へ駆け出していた。
+ + +
「ほらー!捕まえた!」
「うわ、捕まっちゃったー!!」
「もう一回やろ、鬼ごっこー!」
小さいポケモン達と一緒に遊ぶ、明らかに大きいポケモン。
その姿は炎タイプと格闘タイプを併せ持つポケモン、バシャーモ。
いうまでもなく、元人間のDr.ルイージだ。
「ほら、行く……!」
ルイージの目線の先には。
1匹のエーフィと、ルカリオ……
ルカリオは、自分の友で。
エーフィは、自分の行くべき道を照らしてくれた人で。
「ジャグラー…にフィリット、さん………?!」
「!…やっぱり、ルイージさんだ…!」
「ルイージ?!ルイージなのか…!」
久々の再会に、それぞれが言う。
そんな中で。
「ルイージさん…良かった………無事、だったんだ、ね……」
フィリットは、ボロボロと泣き出す。
「ちょ、フィリットさんどうしたんだ…!?」
「……ちょっと、話をしようか。」
ジャグラーは慌てるが、ルイージは冷静にさっき一緒に遊んでいたポケモン達を呼ぶ。
「お兄ちゃん、どうしてエーフィのお姉ちゃん泣いてるの?」
「……色々あったんだ。俺はちょっと話をしなきゃいけないから、皆で先に遊んでてくれ。」
「うん、分かったー。」
幼いポケモン達はしぶしぶ遊び始める。そんな中で3人は座って話し始めた。
2011/07/28 Thu 22:52 [No.529]
Makoto
これまでの投下キャラ(敬称略)とそのキャラの特性です。
括弧付けはドリメ的解釈で追加されるだろう効果です。
―主人公☆―
☆スイレン(シキジカ♀) ようりょくそ そうしょく てんのめぐみ
Start a spot:ホワイトフォレスト
―味方○―(*は主人公が来た時に既に世界に入ってるキャラたちを指す)
○ゆとり(アチャモ♀) もうか かそく
Start a spot:サンヨウシティ
○フィリット(コジョンド♀) さいせいりょく(戦闘に参加していないと回復していく) せいしんりょく(威圧感や牽制技をモノともしない) すてみ
○まかろん(グレイシア♀) ゆきがくれ アイスボディ
双方Start a spot:ライモンシティ
*Makoto(マリル♂) ちからもち あついしぼう そうしょく
*シェイクス(ミジュマル♂) げきりゅう シェルアーマー(受ける大ダメージを最小限に抑える)
双方Start a spot:6ばんどうろ(ホドモエシティ側)
○由衣(マグマラシ♀) もうか もらいび
*椎名(エルフーン♀) いたずらごころ すりぬけ(ポケダンのように壁抜けはできない) ようりょくそ
Start a spot:ホワイトフォレスト
*海の神竜ラプラス(ピカチュウ♂) せいでんき ひらいしん
Start a spot:ホワイトフォレスト
○サジタリウス(エアームド♂) がんじょう するどいめ(技が命中しやすい) くだけるよろい
*フィッターR(ジュカイン♂) しんりょく かるわざ
*レナ(ジュプトル☆♀) しんりょく かるわざ
双方Start a spot:フキヨセシティ
*ジャグラー(ルカリオ♂) せいしんりょく ふくつのこころ せいぎのこころ
Start a spot:ライモンシティ
*スズネ(キルリア♀) シンクロ トレース テレパシー
○イービス(ガーディ♂) いかく もらいび せいぎのこころ
○Drルイージ(ミミロップ♂) メロメロボディ ぶきよう じゅうなん
*あんびしゃん(バニリッチ♂) アイスボディ くだけるよろい
*あっくん(アーケオス♂) よわき
*レッドバーン(ブースター♂) もらいび こんじょう
三方Start a spot:ヒウンシティ
○saku(コモルー♂) いしあたま ぼうじん
○亜雲AZ(ペンドラー♂) どくのトゲ むしのしらせ はやあし
○ジャッキー(タブンネ♂) いやしのこころ さいせいりょく ぶきよう
○サラ(チラーミィ♀) メロメロボディ テクニシャン スキルリンク
三方Start a spot:ヤグルマのもり
○宙(チョロネコ♂) じゅうなん かるわざ いたずらごころ
○ライライ(シママ♀) ひらいしん でんきエンジン そうしょく
○リーオー(ゴローニャ♂) がんじょう いしあたま すながくれ
2011/07/28 Thu 01:15 [No.525]
ジャグラー
ラスボス投下してみます
名前:ティウス
性別:♂
種族:ボスコドラ
性格:自らの野望を実現させるために誰かを犠牲にしてでも貫き通す。
自らの考えに反する者、戦いから逃げ出した者、自分から裏切った者など、自分の思い通りに行かない事をする者はすべて抹殺するほどの自己中心。
戦いこそが野望を実現できる唯一の方法だと思っており、自らも前線に出て、兵達にも戦い続けることを叫び続けている。
戦いにおいては、非常に好戦的で残忍。
口調:常に他者を見下しているような発言。
一人称:私 二人称:貴様 三人称:奴
参考台詞:「私こそがティウス。理想郷を実現させる者だ」
「戦え!戦い続けろ!戦った者だけが理想郷にたどりつける!逃げる事は許さぬ!降伏も許さぬ!もしそのような者がいるなら今ここで、私自らその首を跳ね飛ばしてやる!!」
「私の邪魔をするか?ならば、貴様は部下共の士気上昇の犠牲になってもらおう!!」
備考:今の世界に絶望し、「善良な人間とポケモンが共存する世界」を作ることを決意し、ポケモン界と人間界を攻める事を決意する。
多数の犠牲の先に見えるものは、自分の野望だと信じており、どんな状況でも戦い続けることを常に唱えている。
名前はインノケンティウス3世から。
役割:敵ポケモン(ボス)
2011/07/24 Sun 00:41 [No.499]
ジャグラー
名前:アイシス
性別:♀
種族:マニューラ
性格:セクトに忠誠を誓っており、彼のやることには何の疑いも持たず、彼の命令通りに従う。
戦いでは敵にも味方にも情けをかけず、例え味方が傷ついても手助けもせず、敵には非戦闘員にも容赦なく攻撃する。
感情を表に出さず、常に冷静でいる。
が、セクトに何かあった時のみは非常に気が動転する。
口調:基本的に敬語を使う。
一人称:私 二人称:あなた、○○ 三人称:あの方、彼、彼女
参考台詞:「私は、アイシスと申します。セクト様の忠実なる僕・・・」
「セクト様に刃向かう者は、すべて私の爪に血を塗って死んでいくのです・・・」
「戦闘と言うのは、ただ技を使うだけではありません。道具も立派な戦闘の一つです。」
「セクト様!ご無事ですか、セクト様!!」
「もはや語るべき事はありません。セクト様に傷をつける者は、私が始末します」
「あなたも、自らの血で私の爪を真っ赤に染めながら死んで行きなさい」
備考:セクトの忠実な部下。セクトに忠誠を誓っている。
元々は孤児だったが、セクトに拾われて育てられたために彼に恩返しをしようと自分から戦いに身を投じる。
奇襲やスパイ、ピッキングなど、様々な行動を得意としているため、セクトの率いる部隊では一番強い存在となっている。
さらに逃走用の煙玉や閃光手榴弾などと言った道具も使用できる。
彼女自身は自分の事を「セクト様の忠実なる僕」と言っている。
役割:敵ポケモン
2011/07/23 Sat 23:54 [No.495]
ジャグラー
あ、あのさロズウェル」
「なんだ、ロザリィ?」
ロザリィの声にロズウェルが反応し、ロザリィの方に顔を向ける。
ロザリィの少し赤く、下を向いている。
「あたしさ、この王国軍と一緒に行動して分かった事があるんだ。
アンクは、帝国軍が奪ってアンクカノンっていうあたし達のアンクを組み合わせた砲台になってたわ。
でも、あのキリエとかいうクリフライダーが特攻して粉々になっちゃって・・・今は、この破片しかないわ」
彼女は服のポケットに入れていた、アンクの破片をロズウェルに見せる。
「だから、さ。もうアンクも何もないし・・・これ以上戦うと犠牲が広がっていくし・・・また二人で、昔みたいに魔術の研究をしない?」
言い終わった後に、ロザリィはふと考える。
このアンクをめぐって、自分達は大勢の命を散らして来た・・・今自分がしている事は、アンクがなくなったから戦う理由がない。だから和平しようと言っているものではないのだろうか。
ロズウェルは、自分のことを図々しいと思っていないだろうか。
「・・・」
「な、何か言ってよ!」
「・・・奇遇だな。私もそれを考えていた。」
「え・・・?」
ロズウェルは、すっとロザリィの手からアンクの破片を取り、地面に置く。
そして、彼の持っていた杖でその破片を粉々にしてしまった。
「ロザリィ。私も同じ考えだ。もう、戦いをすることはない。アンクがあったから、私達はあんな戦いを起こしてしまった。だけどもうアンクはない。昔に戻ろう。・・・和平をしよう。ロザリィ。」
「ロズウェル・・・もちろんよ。二人で、ヴァーレンヒルズを治めていきましょ?」
「ああ、もちろんだ。」
「・・・それに、いずれはあんたと・・・」
「?」
「な、なんでもないわよ!ほら、王国軍も行こうとしてるし、早く来なさいよ!」
「え、おい!ロザリィ!?」
顔を赤くし、ロザリィはロズウェルを引っ張ってユグドラの元に向かった。
ロズウェルには何がなんなのか、全く理解できなかった。
一方のロザリィは、顔を赤くしてユグドラの元に向かうまでロズウェルの方を向かなかった。
******
ユグドラ・ユニオンのEDがあまりにも犠牲が多すぎて切なかったので、全員生還させてみました。
ミラノとかロザリィとかエレナとか、あまりにも可哀想すぎますよ。
ミラノは大事な仲間を一人失い、ロザリィはかつての友を失って、エレナは兄を失って・・・。
他にも可哀想な方々はたくさん。せめて、捏造EDではネシアの思い通りにはさせたくない、ということでこんなものを書いてました。
もうちょっと続きがありますが、それはまた後日・・・。
2011/06/21 Tue 23:15 [No.398]
ジャグラー
「姫様」
ブロンキア城を眺めていたユグドラに、デュランは声をかける。
ユグドラは一瞬体を震わせ、彼の方に体を向ける。
「どうしました、デュラン?」
「いえ・・・先ほど、クルス殿が何故死んだはずのキリエ殿達が生き返ったのか予測していたのを聞いて、少し思う所がありまして。」
「思う所・・・?」
「はい。クルス殿は、これは聖剣が封印される前に最後の力が発揮されて起きたものではないのかと言ってました」
「グラン・センチュリオが・・・?」
「はい。それで私は思ったのです。もしかすると、この戦いで聖剣の前に散っていった者達が皆、蘇っているのではないかと・・・。
キリエ殿もネシアに操られた時に姫様の聖剣によって魂を解放され、ロズウェル殿も姫様の剣によって散って行きました。
ということは、あの焔帝ガルカーサやエンベリア王国のエメローネ殿も、皆蘇っているはずです」
「じゃあ、この戦いで死んでいった人達が生きかえれば、色んな人達の心に残った傷跡も治せるのね!」
「はい。もしそうであれば、そうなるでしょう。
上手く行けば、帝国とも公国とも休戦協定を結べ、争いも起きなくなるかと思います。」
「・・・よかった。もう、誰も斬ることもなくなるのですね。」
ユグドラの笑顔に、デュランは釣られて笑みを浮かべた。
「ねえ、ミラノ。ミラノはこれからどうするの?」
キリエとミラノは彼女の相棒である、アルの上に乗って話していた。
どことなく、キリエはミラノの隣に寄っている。
「そうだな・・・ユグドラからパルティナにある城を一つもらうと約束してるし・・・それに、盗賊団の居場所もないから、そこを根城にするんだ。
キリエは、どうするんだ?
ロスト・アリエスに帰るのか?」
「え!?あ、そ、その・・・う、ウチはね・・・」
ミラノがキリエの質問に答えると、彼はキリエに質問する。
キリエは少し頬を赤くしてなかなか言いそうにない。
「どうしたんだよ、キリエ。顔赤くして」
「ウチは、ミラノと一緒にいたいの・・・」
「え?」
「う、ウチはミラノと一緒にいたいの!ウチはミラノの事が好き、だから!ウチはもうミラノから離れたくないの!」
胸の内をすべて吐き出すようにキリエは叫ぶ。
突然の彼女の叫びと、その叫んだ言葉にミラノは呆然とした。
アルもキリエの叫びで少々驚いている。
「キリエ・・・」
「ねえ、ミラノ・・・もうウチはミラノと離れ離れになるのいやだよ。
もう戦いもしたくない・・・ミラノと一緒にいたいよ・・・。
一緒に、ウチの故郷で暮らそうよ・・・。」
キリエの目から、次第に涙が出始める。
言い終えた後は嗚咽を漏らしながら下を向いてしまった。
ミラノが声をかけるが、反応はしてくれない。
そんな彼女を見て、ミラノはこう言った。
「・・・キリエ。お前が、俺の事をそう思っててくれたなんて思ってもなかった。
ありがとな、キリエ。うれしいよ。
・・・でも、一緒に暮らせるかどうかはまだ分からない。
城の事もあるし、コブン達の事もあるからさ。
だから・・・少し、時間をくれないか」
「ミラノ・・・うん、うん!大丈夫だよ!
すぐに言わなくても、大丈夫だよ・・・!
ウチは、ミラノの答えを待ってるからね!」
ミラノの言った言葉に嬉しそうな顔をしながらミラノにそう言うと、キリエはアルから降りてミステールの所に向かっていった。
一人残されたミラノは、これからどうするか考えた。
「ユグドラが戦いのない平和な世界を作るんだから・・・俺達盗賊団はお役御免だしなぁ。
でも、城は捨てがたいし、コブン達の事もある。
あいつらにはちゃんとした所を用意してやりたい。
でも、キリエのあの顔は真剣だったし・・・うーん・・・」
2011/06/21 Tue 23:14 [No.397]