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kaku
かと共に特訓することで、ほむらは壮絶な筋力を身につけていたのだ!いまのほむらは、10tのパンチ力を有する、マッスル魔法少女と化していたのである。
「インキュベーター……終わりよ」
キュウべえを掴んだまま、ほむらは腕を後ろに回した。
「な、なにをするつもりだ!?まさか……」
キュウべえの脳裏に、ある可能性が浮かんだ。考えたくもない可能性が。
そして、それは実現する。
「ぬぅん!!」
気合の一声と共に、ほむらは、キュウべえの頭を尻穴にねじ込んだ。
「ぎゃああああああ!!臭ぇえええええええ!!!」
いくら美少女といえど、お腹の中は臭うもの。排出される前のウンコの匂いを直に嗅ぐことになったキュウべえは、我をわすれて、ほむらの体の中で暴れた。
「ぐぅっ!!暴れるな!!」
腹を中から殴られる苦痛に耐えながら、ほむらは、キュウべえの体を徐々に尻の中へと収めていった。そして、1分もしないうちに、インキュベーターの尻尾の先まで、完全にほむらの体内に隠れた。
インキュベーターの声は聞こえなくなったが、ほむらの腹がボコボコと異様な蠢きを見せていることが、その生命がまだ尽きていないことを示している。
「ぐぅっ……」
アナルオナニーのスペシャリストを自称するほむらですら、その激痛に耐えるのは至難の業だった。
(うっ……いつもボーリングのピンを突っ込んでイキまくってるこの私が……死にそう!!)
快感など、ない。インキュベーターが内包する強烈な邪気と、それに対する嫌悪感により、ほむらが感じる不快指数は常人の致死量を、軽く超越していた。
それでも、ほむらは耐える。
(ま、まどかちゃん……)
腹痛に襲われ、脂汗と涙と鼻水と涎で無様になった顔を、愛するまどかに見せるわけにはいかない。ほむらはうつ伏せになりながら、しかし横目で、まどかを見た。とても心配そうな顔をしている。涙を流し、ほむらに向かって何かを言っているらしいが、何も聞こえない。
(私は、絶対に負けない……まどかちゃんの為にも、負けられないほむぅ!!)
それだけが、ほむらの心を支えていた。まどかへの愛によって、ほむらは正気を保っていた。
だが、物理的な苦痛を精神によって制御するのには、限界がある。
(だ、だめだ!ごめんなさい、まどかちゃん!!)
インキュベーターの動きは収まったが、放たれる邪気は弱まらない。
「ぐぇぼぉ!!げおぼぉああ!!ごぼあああああ!!」
ついにほむらは、嘔吐した。その時すでに、ほむらの意識はなかった。ひとしきりゲロを吐いた後、ほむらは白目を向いて舌をだらりと出したまま、その場に崩折れた。
吐瀉物は、黒い。インキュベーターから滲み出した邪気を全て口から吐き出したのである。
同時に、ほむらのアナルから、キュポン、と音を立てて、インキュベーターが抜け落ちた。その姿は、白いこけしのように変わっていた。ただし、頭部だけはピンク色だ。ちょうど、ズルムケのちんぽの様な形だった。
ほむらは、インキュベーターの邪気全てを飲み込んでいた。そう、ほむらは勝ったのだ!それでも、彼女は生きていた。意識は失っているが、ぴくぴくと痙攣していた。
己に打ち勝った少女を一瞥した後、まどか、さやか、杏子に向けて、姿を変えたインキュベーター……否、邪気の抜けた新たな存在、『チンコベーター』は語りだした。
「とても清らかで、それでいて穏やかな気持だ。オナニーのあとの虚脱感にも似た……否、チンコそのものになってオナニーをしたような、賢者になったような心持ちだ。今の私なら、とても澄み切った思考をすることができる。ああ、私はなんと愚かなことをしていたのだろう。今なら、地球を、地球の少女たちを犠牲にせずとも、宇宙を救う方法がいくらでも思いつく。まどか、さやか、杏子、そして……ほむら。すまなかった。私を許してくれとは言わない。ただ、責任を取らせて欲しい」
そう言うと、チンコベーターは、宙に浮いた。
そのまま、少しずつ、ゆっくりと、上昇していく。
「キュウべえ!!」
2011/04/21 Thu 01:27 [No.261]