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秋芳
(つづき)
時に欠員を出しながらも続けられた「ヴィッセン十二王制」も、〈大破局〉によって終焉を迎えた。
12の称号を持つ継承者は、蛮族との戦いに命を落とし、あるいは行方知れずとなって目まぐるしくかわり、ついに全ての継承者の生死が不明となるに及び、統治体制としての十二王制は絶え、長い長い歴史を刻んだヴィッセン王国は滅びた。
後年、ザルツ地方において蛮族の侵攻を食い止めたルキスラ帝国の皇帝は、ヴィッセンの魔法王の末裔にして十二王のひとつ「ヴァンデミエル」の称号を受け継ぐ者の娘であるとして、一人の女性にヴィッセン王国の統治権ありと宣言した。
この女性はルキスラ帝国の助けを得てヴィッセンの地より蛮族を追い払い、ヴィッセン王として戴冠。女王としてヴィセン王国の復興に尽くした。
数年の後、ルキスラ皇帝はヴィッセン女王を正妃に迎え、誕生した皇子は若くしてヴィッセン王として即位し、成人後にルキスラ皇帝位を継いだ。
これにより、現在までヴィッセンの王位はルキスラ皇帝家が継承することとなった。
なお、ヴァンデミエル以外の11の称号について、帝国は「詳細な調査を行い全て断絶していることを確認した」と発表している。
これまでに数回、十二王の継承者を名乗りヴィッセンの正統なる統治権を主張する人物が現れたが、ヴィッセン王であるルキスラ皇帝は、これらの人物は十二王の称号を詐称しヴィッセン王と十二王の名誉を汚すものであり、ヴィッセンの統治に対する反乱であるとして武力をもって断罪した。また、ヴィッセンには王制が復活しており、十二王の称号には政治的に何の意味も権利もないことを、ヴィッセン王の名において告示している。
十二王を構成する称号と紋章
1:ヴァンデミエル(葡萄)
2:ブリュメル(霧)
3:フリメル(霜)
4:ニヴォズ(雪)
5:プリュヴィオズ(雨)
6:ヴァントズ(風)
7:ジュルミナ(芽)
8:フロレア(花)
9:プレリア(草)
10:メスィドル(牧草)
11:テルミドル(陽光)
12:フリュクティドル(林檎)
2011/12/17 Sat 22:05 [No.253]