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ゆとり
シャインは驚いた。
なぜならその物体が、以前DC本部を襲いに掛かってきたあのスリーパーとルンパッパだからだ。
どうやら、その二匹は横たわって気絶しているようだった。
「うひょひょ、綺麗な満月ですねぇ」
「そうだね☆
僕もいつかあの月に旅行してみたいね☆」
・・・・・・いや、変な寝言を呟いてるからただ疲れて寝てるだけかもしれない。
「それにしても何であいつらがここにいるんだ?」
シャインは少し疑問に思ったが、あまり気にせずそのまま二匹を踏まないように、避けて進んでいった。
「ふう、なかなか見つからないもんだなぁ」
シャインは、セレビィを見つけることが出来ずにいるのを少しイライラしていた。
「はぁ、それにしてもここは支部のどの場所にあたるんだろ・・・・・・」
「・・・・・・ーダー!
リーダー!」
「ん?
この声、ブリザなのか!」
シャインは、急に横の方からブリザらしき声が聞こえてきたことにとても驚いていた。
「リーダーとこんなところで合流できるなんてうれしいです!
ところでお怪我はありませんでしたか?」
ブリザは笑顔でシャインの真横まできた。
「ああ、二回ほど敵と交戦したが、怪我という怪我はしなかったな」
「そうですか。あっそうそうリーダー、ちょっと前に私と戦った敵が・・・・・・」
「すまないが、帰ってからにしてくれないか?
今はセレビィを助けることだけに集中したいからな」
「す、すみません。では、いきましょうか!」
そしてシャインはブリザと共に先へ進んだ。
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「ふう、これがセレビィが囚われている部屋か」
あのスピアーに言われたとおりに、進んでいったいのりは、鋼鉄でできた扉の前に立っていた。
「【あなをほる】を使おうにも床がこんなんじゃ無理だな」
いのりはそのことにがっかりしていた。
「あら?
また侵入者がおいでなさったようですね。」
いのりは反射的に右の方に顔を向けた。
するとそこにはムウマージがいた。
「全く、ここに見回りにきて正解でした。さっきから大きな音が聞こえてきたのでね。念のためにこっちにやって来たわけですよ」
ムウマージは淡々と喋っている。
「ふん、それであたしを偶然見つけたってわけか」
「ええ・・・・・・もちろん。さてと、あなたを始末する前に言っておきたいことがある。」
「言っておきたいことだと」
いのりは眉を潜めた。
2011/03/05 Sat 20:05 [No.161]