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ゆとり
いのりの後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「いのりさん、鍵を持って・・・・・・って大丈夫か!?
沢山怪我してるじゃないか!」
シャインは大袈裟に驚いた。
「まさか、仲間がいたとはな。こうなったらまとめてやっつけて見せる!」
ムウマージは威勢よく叫んだが、何処か焦っていた。
「いのり・ブリザ、ここは俺が何とかする!
だから先にセレビィを連れてその檻からだせ!」
「はっ、はい!
では行ってまいります。ではいのりさんいきましょうか。」
「ああ、分かった」
そして二匹は扉の方に向かって歩いた。
「そう簡単に行かせるかっ!」
ムウマージはいのり達の方に向かって動こうとした。
「おっと、お前の相手はこの俺だが?」
ムウマージの前にシャインが立ちはだかった。
「貴様っ・・・・・・どきなさい!」
「残念ながらそれは無理な相談だな」
シャインは断として動こうとしなかった。
「こうなったあなたを倒すまで!」
すると不意にシャインに向かって【シャドーボール】を放った。
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同じ頃
「ひ、酷い・・・・・・」
ブリザはシャインに渡された鍵で扉を開けたがそこで見たのは、黒い電流を帯びた台座にある球体上の檻に閉じ込められた、黒いオーラを身に纏ったピンク色のセレビィだった。
いのり達は、セレビィのその姿を見て言葉を失った。
「セレビィさん! 今助けるからねっ!」
ブリザは一目散にセレビィの方に駆け出し
その球体の檻からセレビィを取り出そうとした----
「きゃあっ!」
それを触った瞬間、小さな悲鳴をあげブリザは、扉にぶつかるぐらいとんでいった。
「いててっ・・・・・・まだ大丈夫っ!」
「おい待て、あれを・・・・・・」
しかし、いのりの忠告を無視しもう一度セレビィの元に行った。
ついに、それを見兼ねたいのりは【シャドーボール】を何発も撃ち、電流を発していた機械を壊した。
すると、その球体の檻が急に消えた。
2011/03/08 Tue 22:15 [No.167]