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杉さんぼく
数日前の朝日新聞「教えて」欄で、「建立」(こんりゅう)の読みについて、鈴木明雄企画委員が答えていました。
身近に、他の読みでは「立=りゅう」の読みは見当たらない、と。
しかし、坂本龍馬を立馬と読む例のあるのが龍馬関係者なら、知られています。
新選組隊士で、後に高台寺党として分離した服部武雄こと三郎兵衛良章36歳が、慶応3年11月19日(1867)新選組との争闘、油小路にて闘死した時に、以下の詩歌が懐にあったと言うんですね。
坂本立馬主横死の由を聞きて
「たずぬべき 人もあらしの 激しくて 散る花のみにぞ 驚るかれぬる」(『近世殉国一人一首伝』)
ご存知のように、当時は音訓さえ通れば当て字もすくなくともなかったようです。
件(くだん)の坂本龍馬をも、桂小五郎や岩崎弥太郎などは、龍馬を「良馬」と書いた当て字をしていますから、あながち、「立馬=りゅうま」の読み当て字もないとはいえませんね。
ちなみに、昔は「りゅうま」での呼称でしたが、今は「りょうま」のようです。(2016/2/1記)
2016/02/02 Tue 14:47 [No.243]