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[ 編集 ][ 返信 ]第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その4

Joker

「ふ〜ッ は〜ッ、危なかったぜ〜ッ・・・」
千寿は息を荒げながら言った。
「やっぱだめだったか。」
「まったく、俺が水を撒いてやったにもかかわらず・・・
なにやってんだ・・・ええ!暁よォ。」
千寿は先程の屈折レーザー攻撃をまったくの無傷でよけていた。
あらかじめ壁につけておいた手形と自分の体につけた手形とをくっつけたのだ。

「くっ!俺の手形は固体にしかつけらんねえ・・・。
グズグズしてたらまたレーザーがとんでくる・・・ならッ!」
千寿はアスラを最大速で動かし、ありったけの手形を壁につけた。
そして壁との接着を解除し、反対側の壁に向かって走り出した。
「暁ッ 来るぞッ」
「わーってんよ、鋭司ッ」
暁と鋭司が構えた瞬間、物凄いスピードで暁の顔面、鋭司の胸に手形がつけられたかと思うと、露伴の手の接着が解かれ、代わりに暁の顔面と露伴の右手が、鋭司の胸と露伴の左手が接着された。
この間わずか1秒の出来事であった。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!何だ〜〜〜ッ 前が見えねえッ!」
「落ち着け暁ッ!それより奴は・・・・・・・ッ」
鋭司が千寿の走っていった方向を見ると、壁一面の手形が見えた。
そして壁から離れた場所でほくそ笑む千寿の姿。
すると壁がいくつかに砕けて鋭司たちを挟むように飛んできた。
「はははははッ!!圧死しろッ!クソども4人組がッ!!」
「テイク・ザ・ウェイブッ!」
鋭司が叫ぶと地面の水が集まり氷になって4人を守る壁になった。
「何ッ!」
「テイク・ザ・ウェイブにはもうひとつ、水を操り液体・固体・気体へと自由に状態変化させる能力があるッ!
しかしこの勢い・・・長くは続かなさそうだな・・・」
飛んできたコンクリ片が落ちることなくぶつかり続け、氷の壁がミシミシと音を立てていた。

2009/11/05 Thu 18:17 [No.37]


残り1件

  1. [24] この小説は本家「ジョジョの奇妙な冒険」、および荒木飛呂彦先生とはいっさい関係のない二次創作です。
    故に、本家「ジョジョの奇妙な冒険」とはかけ離れた部分もあるかもしれませんがご了承ください。
    なお、ここは小説専用とさせていただきますので、書き込みはご遠慮ください。
    ジョジョの奇妙な冒険 PartX アメジストクロニクル 第三話 シャンゼリオンとテイク・ザ・ウェイブvsアスラ
    Joker 2009/10/03 13:35
    1. [25] 浄芽たちは杜王町を出て高速道路で東京へ向かっていた。
      運転は露伴、車はSPW(スピードワゴン)財団のバスで、
      休憩しようとパーキングエリアに止まったところだった。

      「でも大丈夫かなあ〜」
      康一が不安げな声を上げた。
      「何だよ康一、なんか不満なのかよぉ。」
      億泰が言うと、
      「だっていくらヘブンズ・ドアーで露伴先生がバス  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その1
      Joker 2009/10/03 16:55
    2. [26] 「おいおい・・・外でなにやってんだよ。」(暁)
      「どうやら襲撃らしい。それも結構厄介なスタンドみてーだな。」(鋭司)

      「うわぁあああああああああああああああああああああああッ!!」
      康一がトイレの穴に頭を突っ込まれた。
      「康一君ッ」
      「俺の名は千寿(せんじゅ)。大和のスタンド使いだ。
      俺のアスラはよー、触れたもんに手形をつけて  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その2
      Joker 2009/10/03 18:26
    3. [33] 「ぬンぎやアあああああああああああァーーーーーーーーーーーッ!!」
      千寿が右肩のあたりから血を流して叫んでいる。
      「なるほど、上の手を撃つと肩の辺りから血が出るのか。手が4本もあるからどうなるかと思ったが・・・普通だな。」
      暁が冷静に淡々といった。
      「なに上から目線で話してやがんだァーーーーーーーーーッ!!
      アスラの右上の手の平に風穴あけやがってッ  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その3
      Joker 2009/10/13 23:06
    4. [37] 「ふ〜ッ は〜ッ、危なかったぜ〜ッ・・・」
      千寿は息を荒げながら言った。
      「やっぱだめだったか。」
      「まったく、俺が水を撒いてやったにもかかわらず・・・
      なにやってんだ・・・ええ!暁よォ。」
      千寿は先程の屈折レーザー攻撃をまったくの無傷でよけていた。
      あらかじめ壁につけておいた手形と自分の体につけた手形とをくっつけたのだ。
      > 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その4
      Joker 2009/11/05 18:17
    5. [40] 「ふんはははアーーーーーーーーーーーーーッ!!
      ついに打つ手なしかァ?クソどもがあーーーーーーーーーーッ!!」
      ミシミシと音をたてる氷を見て千寿は言った。
      しかし鋭司は
      「勘違いするな。長続きしないのは貴様のほうだぞ、千寿。」
      「何ッ?!」
      氷はドームのように鋭司たちを覆っていた。
      そしてそのドームには怪しげな「ミシミシ」と言う  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その5
      Joker 2009/11/16 23:22