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[ 編集 ][ 返信 ]第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その1

Joker

浄芽たちは杜王町を出て高速道路で東京へ向かっていた。
運転は露伴、車はSPW(スピードワゴン)財団のバスで、
休憩しようとパーキングエリアに止まったところだった。

「でも大丈夫かなあ〜」
康一が不安げな声を上げた。
「何だよ康一、なんか不満なのかよぉ。」
億泰が言うと、
「だっていくらヘブンズ・ドアーで露伴先生がバスを運転できるようになったからって、免許は持ってないんだよ。いざという時どうするんだよ。」
「まあ、いいじゃないか康一君。いざという時はまた僕のヘブンズ・ドアーで何とかするよ。
それより早く夕飯を食べようじゃないか。」

現在午後7時。
ちょうど夕飯の時間だった。

「ところで暁と鋭司はどこ行ったんだよ。
またからまれたのかぁ!それとも博打かぁ!」
いい加減二人のからまれぶりとギャンブル狂にうんざりした億泰が怒鳴ると、
「あの二人ならトイレ行くっつってたっすよ〜。」
と仗助が返した。

「まったくテメーはなんでいっつも俺についてくんだよ。」(暁)
「うるせー。お前のほうこそまねすんな。」(鋭司)
二人がトイレ(大)をしていると、康一と露伴が呼びにきた。
「おい、二人とも。もう20分は待ってるぞ。早くしろ。」
「ああ、もうすぐ出る。」
暁が言ったとき、
暁の隣のトイレのドアが開いた音がした。

「てめーら人がトイレしてるときうるせーんだよ。
まったく、大してるときに周りがうるせーと集中してできねーじゃねーかよー。」
トイレから出てきた男が言った。
「それはすみませんでした。以後注意します。」(康一)
「いーや、以後なんてねーよ。ここでトイレにでも流されちまえ。」
男はそう言うとスタンドを出して康一に殴りかかった。
「なにッ!スタンド使いッ・・・気をつけろ康一君ッ!」
露伴の叫びむなしく康一は敵のスタンドに殴られた。
「康一君ッ!」
「大丈夫、露伴先生。触れられただけだ。たいしてパワーのあるスタンドじゃないぞ。」
「ああそうだ、パワーはない。でもなー、そういうときほど気をつけたほうがいいぜー。」
「何ッ」
露伴が康一のほうを見ると、康一の殴られた左頬の部分に妙な手形がついていた。
「いっ、いったい何が・・・」
康一が言った瞬間、
突然康一が引っ張られるように、さっき男が入っていたトイレにとんでいった。
「うっうわぁあああああああああああああああああああああああッ!!」
康一の叫びがこだました。

2009/10/03 Sat 16:55 [No.25]


残り4件

  1. [24] この小説は本家「ジョジョの奇妙な冒険」、および荒木飛呂彦先生とはいっさい関係のない二次創作です。
    故に、本家「ジョジョの奇妙な冒険」とはかけ離れた部分もあるかもしれませんがご了承ください。
    なお、ここは小説専用とさせていただきますので、書き込みはご遠慮ください。
    ジョジョの奇妙な冒険 PartX アメジストクロニクル 第三話 シャンゼリオンとテイク・ザ・ウェイブvsアスラ
    Joker 2009/10/03 13:35
    1. [25] 浄芽たちは杜王町を出て高速道路で東京へ向かっていた。
      運転は露伴、車はSPW(スピードワゴン)財団のバスで、
      休憩しようとパーキングエリアに止まったところだった。

      「でも大丈夫かなあ〜」
      康一が不安げな声を上げた。
      「何だよ康一、なんか不満なのかよぉ。」
      億泰が言うと、
      「だっていくらヘブンズ・ドアーで露伴先生がバス  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その1
      Joker 2009/10/03 16:55
    2. [26] 「おいおい・・・外でなにやってんだよ。」(暁)
      「どうやら襲撃らしい。それも結構厄介なスタンドみてーだな。」(鋭司)

      「うわぁあああああああああああああああああああああああッ!!」
      康一がトイレの穴に頭を突っ込まれた。
      「康一君ッ」
      「俺の名は千寿(せんじゅ)。大和のスタンド使いだ。
      俺のアスラはよー、触れたもんに手形をつけて  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その2
      Joker 2009/10/03 18:26
    3. [33] 「ぬンぎやアあああああああああああァーーーーーーーーーーーッ!!」
      千寿が右肩のあたりから血を流して叫んでいる。
      「なるほど、上の手を撃つと肩の辺りから血が出るのか。手が4本もあるからどうなるかと思ったが・・・普通だな。」
      暁が冷静に淡々といった。
      「なに上から目線で話してやがんだァーーーーーーーーーッ!!
      アスラの右上の手の平に風穴あけやがってッ  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その3
      Joker 2009/10/13 23:06
    4. [37] 「ふ〜ッ は〜ッ、危なかったぜ〜ッ・・・」
      千寿は息を荒げながら言った。
      「やっぱだめだったか。」
      「まったく、俺が水を撒いてやったにもかかわらず・・・
      なにやってんだ・・・ええ!暁よォ。」
      千寿は先程の屈折レーザー攻撃をまったくの無傷でよけていた。
      あらかじめ壁につけておいた手形と自分の体につけた手形とをくっつけたのだ。
      > 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その4
      Joker 2009/11/05 18:17
    5. [40] 「ふんはははアーーーーーーーーーーーーーッ!!
      ついに打つ手なしかァ?クソどもがあーーーーーーーーーーッ!!」
      ミシミシと音をたてる氷を見て千寿は言った。
      しかし鋭司は
      「勘違いするな。長続きしないのは貴様のほうだぞ、千寿。」
      「何ッ?!」
      氷はドームのように鋭司たちを覆っていた。
      そしてそのドームには怪しげな「ミシミシ」と言う  ・・・・ >> 続き
      第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その5
      Joker 2009/11/16 23:22