水那岐
懐かしい…というか、自分にとっては今であっても通用する、というかしてほしい解釈の恐竜キャラですね。
前のめりに歩くとか、羽毛が生えているとか、妙な体色に染め上げられているとかの恐竜の新解釈は本当にどうにでもなってしまえ、と言いたくなる思いにともすれば囚われてしまう自分なのです。
そうですか、トラコドンっていないんだ。チラノとトリケラの争いも図鑑どおりではないんだ。寂しいですね。でも、信じる必要はないでしょう。あれは我々の共有体験としてあった出来事なんだから。ピュアさんの描かれた三頭はわれらの記憶の産物としてブレることなくあるものです。
ROLLYのキッチュなヴァージョン、いいですね。ミカ・バンドかデーモン閣下のカヴァーしか知りませんでしたから、かなり新鮮で実際ピュアさんの恐竜たちにフィットしていると感じます。それとめぐさんのおっしゃる「恐竜教室」、ほんとに空気感がこの作品と同じと受け取りました。じつはジャンプ掲載時に見たおぼえがあるんですが、恐竜たちのギャグキャラと彼らが出会った人間たちの劇画タッチのずれがなんとも可笑しいんです。「レックス先生さようなら」という続編もあるらしいんですが、いまだ見たことはないです。楳図かずお先生というよりは、レックス先生のみは山上たつひこ先生のキャラっぽいイメージだったのが記憶に残っています。
語ればキリのないわれらの恐竜時代、語っていると涙ぐみそうになりますね(^^;)
(追記)いま調べたら「恐竜教室」「…さようなら」とも「タール・トラップ」という短編集に収録されてるんですね。ああ、知ったかぶりしなくてよかった。さっそく買って読むことにいたします(^^;)
2016/11/25 Fri 21:13 [No.2188]