水那岐

こんばんは。

残暑と豪雨の納得のゆかない天候の毎日ですなぁ。
電車に乗ると老若男女がスマホを相手にしてます。それは百歩ゆずって見過ごすにしても、道の真ん中を歩きスマホしながら進んでくる若者には正直ブチ切れる寸前です。

たぶん彼らは、あたりの空間を浮遊する正体不明の存在に気をとめはしないのでしょう。「シン・ゴジラ」の群衆は逃げまどってはいたけれど、結構スマホ片手に逃走しかけないな、ってふうには意地悪く想像する私です。

イチャモンが過ぎましたが、このオブジェは魔界の貴族の紋章のようにも見えますね。ちょっと目をやったり、触れてみようとするとからかうように身をふるわせておどけるのかしらん。でも、誰も触れるどころか目をとめることもしないのに、こいつは寂しがっているようにも見えます。

「こいつら、俺のご主人がこの世を表立って支配しようとしても、全然動じないんだろうな。つまらねえ時代になったもんだぜ」

こいつという使い魔が、そんなことをぼやいているような気がします。

2016/09/08 Thu 00:55 [No.2126]