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杉さんぼく
幕末維新は、松陰寅次郎によって幕が明き、自然堂龍馬によって幕が閉じたのかも知れません。
龍虎相撃ちながらの、龍は雲を呼び、虎は風を呼ぶ、龍雲虎風の観があります。
寅、虎と言えば、佐久間象山門下に両寅・虎がいました。
一人は松陰寅次郎、今一人が越後長岡の小林虎三郎虎です。
そして、若き龍馬もその佐久間象山に入門しています。
象山に繋がる幕末維新の、龍雲虎風による幕開けと幕引き、雨龍君主牧野越後長岡の虎、小林虎三郎は、蒼龍窟河井継之助によって幕引きが行われました。
やがて、象山の弟子に松陰、その弟子に高杉晋作、同じく海舟書屋・象山交友の義兄勝隣太郎の弟子龍馬、晋作と龍馬が風雲を巻き起こしました。
龍得雲則霊、虎風則威……。
龍雲を得るとき霊ありて、虎風を得るとき威りき。
松陰が好んで読んだ李卓吾の童心説に云う「夫童心は真心なり」を信じて、現在の松陰研究第一人者の海原徹氏云う、まっすぐ見つめ生きた全身全霊の松陰と、同じ様に前のめりに生きて死んだ自然堂龍馬あればこその、幕が開き閉じた幕末維新の歴史かも判りません。
龍擧而景雲屬、龍馬逝く。
2015/07/28 Tue 10:28 [No.69]