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杉さんぼく
刺客とは…、なぜ客を刺す何のでしょうかねえ。
「刺客」の読みは「せきかく」、本来は「せっかく」が正しく、「しかく」(しきゃく))は慣用的な変化読みなのかも知れない、と思ったりもします。
この「刺」と「客」の読みは、「せき」・「かく」と伝わった漢音で、同じ読み構成なら、「せきかく(せっかく)」が多分本来読みで、「せき」では言いづらいから「し」になり、「かく」が残り、やがて「きゃく」とも慣例化した、といえます。
実は幕末期暗殺と云う言語はありませんでした。
しかし、この「しかく」と読むのは、普遍的には不明ですが既にあったようです。
ローマ字でのヘボン式に名があるヘボンが、龍馬惨殺のその年、最初の和英辞典を日本で編んだ1867(慶応3年)刊『和英語林集成』には、「刺客」=「SHIKAKU(しかく)」という表記が用いられています。
残念ながら「せきかく」、「せっかく」に相当する見出しはない、との事です。(以上、ネット参照)
よって「しかく」が慣例になっています。
「かく」読みは他に、剣各、食客、主客、酒客、客月(過ぎた日々)などがあり、一字を「まろうど」と読むのは難解です。
ちなみに司馬遷の史記には、客は、よそから来た者(鶏鳴而出客)、見知らぬ者(客何為者)の意味があります。
英語では、刺客、スナイパーの事は、assassin何ですね。
現代では「しかく」が慣例、友人にこのことを言うと、その友人が関心を持って、NHKに電話して聞きました。
するとその結果は、「しかく」が正式であり、「しきゃく」とは言わないそうです。
言葉の印象としては良くない「しきゃく」も、間違いではないにしても、正確な言い方であるとは言い難いですね。
まさに、月日は百代過客です。
2015/11/11 Wed 05:22 [No.192]