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[ 編集 ][ 返信 ]「龍」と「竜」表現

杉さんぼく

司馬遼さんが、「龍馬」ではなく「竜馬」の文字にしたのは、明確に、小説としてのメッセージ、フィクションであるのを意識しています。

一方の「龍馬」。
この字体の重みは事実、ノンフィクションとして表現があります。司馬遼さんが歴史事実にある龍馬をリスペクトしたのが、土佐の歴史家平尾道雄氏の龍馬史観でした。
その著「龍馬のすべて」や「海援隊始末記」は、事実としての龍馬資料原点です。

平尾道雄氏はまた、昭和初期「新撰組史」「(新撰組史録)」も著していて、同じ頃に子母澤寛氏が新選組三部作(新選組始末記'新選組物語'新選組異聞)を出しています。

歴史家平尾氏の「新撰組史」の「撰」、新聞記者作家の子母澤氏の「新選組始末記」「選」の例に似ているわけです。

従って当然、司馬遼さんは知っていただけに、龍馬を尊敬して竜馬を描いたのです。

龍馬の名はここから命名された?。
「龍馬河水之端者乎、而有若斯之象兆…」(龍馬負図香炉記)

2015/09/08 Tue 10:02 [No.117]

  1. [112] 「竜」が常用漢字(新字)で「龍」がその旧字に当たるという関係になりますが、坂本龍馬が生きた時代に常用漢字はなかったのだから、「龍」が正しいという考え方があります。新聞や国語辞典等では歴史上の人物でも新字を使うのが一般的です。但し「竜馬がゆく」などは「竜」を使っているので、作品名だからといって必ずしも「龍馬」となるわけではない。しかし「竜馬」はヒーロー的な要素が強い様な気がする「龍」と「竜」 藤原改新 2015/09/06 20:12
    1. [117] 司馬遼さんが、「龍馬」ではなく「竜馬」の文字にしたのは、明確に、小説としてのメッセージ、フィクションであるのを意識しています。

      一方の「龍馬」。
      この字体の重みは事実、ノンフィクションとして表現があります。司馬遼さんが歴史事実にある龍馬をリスペクトしたのが、土佐の歴史家平尾道雄氏の龍馬史観でした。
      その著「龍馬のすべて」や「海援隊始末記」は、事実としての龍  ・・・・ >> 続き
      「龍」と「竜」表現
      杉さんぼく 2015/09/08 10:02