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杉さんぼく
近藤勇、号東州の知られざる和歌。
殷箕子
かくれても臣てふ道を
つくしたる
ことはしらべの名にのこりけり勇
「勇は平素の対談には声の低い人で笑窪があって、なつかしい人であったといふ。誰に学んだか知らぬが、うたも作り詩も作った。字を得候、号を東州と云うたやうである。京都にあって…夜は遅くまで書を読み、字を習ったといふ。…京都に上がる前には拙く且稜があったが、上手くなり且圓くなった。…」(医師で国文学者・井上通泰解説)
ついでながら、意外な教養人だった近藤勇の和歌、親族宮川隆司氏鑑定済みの和歌を二首紹介しておきます。
夢
ぬばたまのゆめにてみれば
もろこしも
枕のやまのあたりなりけり
勇
小楠公
よしの山花と匂はむあづさ弓
引かへさじのきみがことの葉
勇(宮川照司所蔵)
湊川神社まで詣でた龍馬といい、小楠公を詠う尊王だった近藤勇といい、やはりあの時代には南朝の微臣楠氏は想われていたのですなあ。
2015/09/07 Mon 08:20 [No.113]