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ヴィッセン十二王制(設定)1

秋芳

ヴィッセン十二王制(―・じゅうにおうせい)

 魔動機文明時代のヴィッセン王国の政治体制。

 ラクシアでは魔動機文明期に入り、1人の王による封建制度的支配構造から、複数の有力者による合議制、議会制という政治構造へ推移していく。その背景には、学問としての習熟を求められる真語・操霊魔法、妖精に対する直感的な感性に依存する妖精魔法、敬虔なる信仰と不可分な神聖魔法と異なり、誰でも手軽に扱える魔動機術の発展が関与していたと考えられている。

 しかしながら、ヴィッセンの場合はやや状況が異なり、絶対君主であった魔法王の王位を継ぐべき人物が不慮の死を遂げ、一族の血脈が途絶えかけたことに端を発する。

 最後の魔法王の一人娘であったヴァンデミエル姫は、若輩である自らが魔法王として君臨することをよしとせず、王国の統治を武勇と智慧に優れる人々の合議に委ねることを宣言した。

 姫の意を受け、魔法王の遠縁に当たる貴族や騎士団長、キルヒア神殿の長や賢者の学院の長といった、要職にあり武勇と叡智で知られる11人が選ばれた。この11人が揃って姫自身も王国を統べる合議に加わることを求めたため、11人に姫を加えた12人で合議制による統治が行われることとなった。

 合議に参加し王国を統べる12人に対しては、姫の名の由来でもある魔法王の一族に伝わる寓話から採った称号が与えられた。この称号は世襲せず、後継者の指名により継承するものとされ、継承者には種族や出身地、職業や貴賎など一切の制限を設けず、ただ一点、「ヴィッセンという国と、その国民を愛する」ことだけが資格として掲げられた。

 また、ヴィッセンの王位を廃し王制からの脱却を図ろうとした姫の意思とは異なり、12人の合議をもって「ヴィッセン王の意志」を決定し、あたかも「ヴィッセン王」なる人物が存在するかのように統治されることとなった。

 ヴィッセン王の意志を決定する12人の継承者を人々は「ヴィッセン十二王」と呼び称え、それにより後世の歴史家たちは、この類稀なる統治体制を「ヴィッセン十二王制」の名を用いて表すこととなった。

 12の称号は、親子などの血縁や組織内の地位・位階、あるいは師弟といった流れで、当初の人物に近しい人物に継承され、ある意味では世襲とも言えるような状況となった。
 しかし、いくつかの称号は所有者が後継者を指名しないまま他界あるいは行方不明となったり、ヴィッセンを窮地から救った旅の英雄に贈られたりしたために、前述の「流れ」から離れた。記録により、神の奇跡を目の当たりにした信仰心の篤い老婆、勇気あふれる町の少年、些細な行動がヴィッセンを救うこととなった冒険者などの人物が継承者となった物語が知られている。

(つづく)

2011/12/17 Sat 22:04 [No.252]