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  1. [55] この小説は本家「ジョジョの奇妙な冒険」、および荒木飛呂彦先生とはいっさい関係のない二次創作です。
    故に、本家「ジョジョの奇妙な冒険」とはかけ離れた部分もあるかもしれませんがご了承ください。
    なお、ここは小説専用とさせていただきますので、書き込みはご遠慮ください。
    ジョジョの奇妙な冒険 PartX アメジストクロニクル 第七話 オトヒメ
    Joker 2009/12/14 17:31
    1. [56] 「あ〜いい湯だったぜ。」
      「どうでもいいがお前らは寝るときもその学生服なのカ?」
      「ちげえよ。暁のやろうが飯食った後すぐ風呂入りたいとか言ったからだ。」
      「何だ、文句あんのか?」
      「いや別に。とっとと部屋に帰って寝たいだけだ。」

      浄芽たちは風呂に入って部屋に帰ってきた。
      「おかしい。」
      「何がだ浄芽?」
      「  ・・・・ >> 続き
      第七話 オトヒメ その1
      Joker 2009/12/14 18:42
    2. [61] 部屋から出た竜宮一姫はホテルの屋上へと向かった。
      「ふふふ、このまま屋上から最大級の空気の塊を作り出してホテルごと圧死させてやる!」
      エレベーターに乗り込もうとする竜宮。

      そこへ一筋の光

      ビシュムッ

      光は竜宮の左足の太ももを貫いた。
      「ッッッッッッッッッッッッッッッッッッン!!何事!?」
      左足  ・・・・ >> 続き
      第七話 オトヒメ その2
      Joker 2009/12/31 21:53

[ 編集 ][ 返信 ]ジョジョの奇妙な冒険 PartX アメジストクロニクル 第七話 オトヒメ

Joker

この小説は本家「ジョジョの奇妙な冒険」、および荒木飛呂彦先生とはいっさい関係のない二次創作です。
故に、本家「ジョジョの奇妙な冒険」とはかけ離れた部分もあるかもしれませんがご了承ください。
なお、ここは小説専用とさせていただきますので、書き込みはご遠慮ください。

2009/12/14 Mon 17:31 [No.55]

[ 編集 ][ 返信 ]第七話 オトヒメ その1

Joker

「あ〜いい湯だったぜ。」
「どうでもいいがお前らは寝るときもその学生服なのカ?」
「ちげえよ。暁のやろうが飯食った後すぐ風呂入りたいとか言ったからだ。」
「何だ、文句あんのか?」
「いや別に。とっとと部屋に帰って寝たいだけだ。」

浄芽たちは風呂に入って部屋に帰ってきた。
「おかしい。」
「何がだ浄芽?」
「空気がにごっている。クーラーの空気供給に何か問題でもあるのか・・・」
浄芽は天井のクーラーを触ろうとした。

だができなかった。

「何だ・・・見えない壁のようなものがあってクーラーに触れることができない。」
「――浄芽、どうやらその見えない壁っていうのはそこだけじゃないらしいぜ。」
鋭司は窓に触ろうとしているができない。暁は入り口のドアを開けようとしているが開かない。
「どうやら俺たち全員が部屋に入った直後に、外側に壁を作って出られなくしたみたいだな。」
「ほかの外側に通じている部分も全部見えない壁によってふさがれている。
つまり俺たちは閉じ込められたわけだが・・・・・敵はこの状態からどう攻撃してくるつもりだ・・・?!」
「いいや鋭司、敵は攻撃をしてこない。この部屋は外と空気がまったく通じていない。つまりいつか酸欠になって・・・」
「全員窒息死カ。たしカ大和には空気を固めることのできるスタンド使いがいた。」
「なんてこと言ってる間にだいぶ苦しくなってきたな。そのやろう酸素分多めに壁を作りやがったな〜・・・」

―――部屋に閉じ込められたことが発覚してから10分が経過

4人(3人と1羽)はすでに虫の息であった。
「おい浄芽〜・・・もう一度だ・・・・もう一度ラッシュを壁に打ち込むんだ〜〜〜・・・・・・」
「無理だ・・あの壁はアメジスト・ゴーレムのパワーでも無理だ・・・・硬すぎる。それにもうパワーが・・・波紋も練れない。」
「―――おい暁。金の準備はいいか?」
「・・・あァ?!」
「ホテル側に払う金は用意できているのか・・・・・?」
「――助かるのか?」
「ああ・・。クロウ、俺が特大の穴をこの部屋に開けてやるからその穴から一気に分身して外に出てくれ・・・・・」
「わカった。」
その返事を聞いた鋭司は床に向かってテイク・ザ・ウェイブを出した。
テイク・ザ・ウェイブは床にかみつき水に変えていった。
「なるほど!床なら壁ははられていない。」
「・・・いや、駄目だった。」
「え!?」
床の下、つまり下の部屋の天上にも壁ははられていたのだ。

「ということは・・・」

下の部屋には女がいた。
「ごきげんよう、神城浄芽御一行。
あたしの名前は竜宮 一姫(たつみや いつき)。あなたたちを苦戦させている“オトヒメ”のスタンド使いよ。」
そういって一姫は部屋から出ていった。

2009/12/14 Mon 18:42 [No.56]

[ 編集 ][ 返信 ]第七話 オトヒメ その2

Joker

部屋から出た竜宮一姫はホテルの屋上へと向かった。
「ふふふ、このまま屋上から最大級の空気の塊を作り出してホテルごと圧死させてやる!」
エレベーターに乗り込もうとする竜宮。

そこへ一筋の光

ビシュムッ

光は竜宮の左足の太ももを貫いた。
「ッッッッッッッッッッッッッッッッッッン!!何事!?」
左足を抱えてうずくまる竜宮。
「行かせはしねぇぜ!」
現れたのはシャンゼリオンとクロウの分身10体ほどだった。
「空気の壁ならスタンドは通過できるぜ・・・
クロウも部屋の外に分身を作り出せる。
さて、俺のスタンドの射程が50メートル、クロウのロンリー・ソルジャーが500メートルだ。
もうお前に勝ち目はない。とっとと諦めな。それともまた風穴開けられたいか?」
「くうぅぅこしゃくなァァッ・・・勝った気になるんじゃないよッ!!」
竜宮はオトヒメを出して何かをした。
しかしその何かが暁にはわからない。
「クロウッ!あいつ今なにをしたッ!」
「わカらないッ・・・
・・・・・・!何カが来る、避けろッ!!」
クロウの叫びむなしくシャンゼリオンは何かに吹き飛ばされ壁にたたきつけられた。
「かはッ!」
「暁ッ!これは・・・空気の壁だ!やつは空気の壁をシャンゼリオンに向けて飛ばしてきたんだ!!」
「気づいても遅いッ!空気の壁はすでに動きを止めている!
一度静止した空気の壁はもう動かないッ!!」
「くそッ!じゃあもうシャンゼリオンは動けないということカ!?」
「そういうことさッ!
さて、この槍のように細く尖らせ固めた空気で
鉛筆で消しゴムを貫くようにッ
シャンゼリオンを串刺しにしてやる!!」
空気の槍を発射しようとした瞬間、竜宮の背後からクロウの分身が1体突然出現した。
竜宮はそれに気がつくことなく背中を思いっきりくちばしで貫かれた。
「イッッッッッッッッッッッッッッぎゃあああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
苦しみもだえる竜宮。
「なッ!なッなッなッなッなッなッ何故ェェェェェェッ!!
いつの間に私の後ろにカラスがぁぁぁぁぁッ!!」
「それはシャンゼリオンのもうひとつの能力、オーヴァー・ザ・タイムスだ。オーヴァー・ザ・タイムスはレーザーを当てたものを10秒後のどこかに飛ばせる能力。
俺はお前の空気の壁に吹っ飛ばされる瞬間、クロウの分身を1体10秒後のお前の背後に飛ばしていたんだ。」
「くうぅぅぅぅぅう!まだだ!ぎりぎりで空気の壁でガードした!!次くらうことはないッ
空気の壁で全身防御して今度こそ貴様らを殺してやるッ!」
「次?今度?もうないぜ。そんなの。
ギャンブルやってるとよく聞くせりふだけどよぉ、それを言ったやつはもうその瞬間に負けが決まってんだよ!!」

竜宮の背後のエレベーターが開いた。
中に入っていたのは浄芽たち3人とクロウだった。
「お前たち・・・!!な・・・んで!?」
鋭司が答える。
「俺がばら撒いた水を浄芽がわずかに残った波紋の電気で電気分解して、それでできた酸素を吸った浄芽が振動エネルギーに変えた波紋を最大威力で空気の壁に打ち込んだのさ。」
「ただのパンチならともかく、振動をまとったパンチのラッシュには耐え切れず粉々になりやがったぜ。
さて、降参してヤマトのアジトの場所を吐くか。それともまだ戦うか・・・」
浄芽がアメジスト・ゴーレムを出す。
「俺はたとえ相手が女でも容赦しない。それが敵ならな。」
「ひいィィィィィィィィィッ!おしえますぅ!!
だから命だけはお助けてくださ〜〜〜〜〜〜い!!」
「よし、おしえろ。」
「ヤマトの基地は北海道の摩周湖の近くにあります・・・
数年前につぶれたホテルを基地に使っています・・・・・・」
「なるほど、わかった。
おい鋭司、SPW財団に連絡しろ。この女を引き取ってもらう。」

竜宮 一姫―SPW財団によって保護、再起不能(リタイヤ)
to be continued(トゥ ビー コンティニュード)

2009/12/31 Thu 21:53 [No.61]