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Re: 妄想! 次回作設定!?(前スレ主:ゆなさんより…)

海の神竜ラプラス

次回作プロローグ案。ちなみに主人公は何人か候補がありますが、とりあえずルミィ(自キャラ)で話を作ってます。

―20XX年 東京

「全員! シェルターに急げぇ!!」

 倒壊するビル……亀裂の走る道路……黒煙が空を覆い、街の至る所では炎が真っ赤に燃えあがっている中を、逃げてゆく集団があった。

「逃がすな! 追え、ボーマンダ!」
「絶対に捕まえろ! いけ、サザンドラ!」

 逃げ惑う集団を追いかけるのは、ドラゴンポケモンの「ボーマンダ」ときょうぼうポケモンの「サザンドラ」……本来なら現実世界には存在しえないポケモンという生き物……そのポケモンが、まさに逃げ惑う集団をとらえようと迫っていた。

「も、もうだめだよ!!」
「あきらめるな! シェルターはもう目の前だ!」

――――――――――

「はぁ……はぁ……な、何人残った……?」
「お、お前と俺を入れて7人……残り4人は……あいつらに……。」
「くそっ……。」

 薄暗い地下シェルターの中で息を荒げる人々……そのうちの一人の手の中には1つのモンスターボールが握られていた。

「……こうなったら、こいつだけが頼りだ……。」
「あぁ。こんな未来、誰も望んじゃいないんだ……ポケモンは、恐怖の象徴なんかじゃない。皆に夢を与える存在でなければだめなんだ……。」
「こいつを過去に送り込んで、この未来を変えてもらうんだ。……博士、タイムマシンの準備は?」
「このシェルターの奥にある。ついてきてくれ。」

――――――――――

 地下シェルターの奥の部屋の巨大な装置を7人の人間が見上げる。

「これが……俺達の最後の一手なんだな……。」
「あぁ……そして、こいつが……俺達の最後の希望……。」

 そう言うと、目の前の装置にモンスターボールをセットする。

「よし……いくぞ……。」

 モンスターボールをセットした事を確認し、装置のレバーを下げる。装置から機械音と青白い光が発せられ、モンスターボールは光に包まれて消えた。

「頼んだぞ……未来を……変えてくれ……。」

――――――――――

※字数制限に引っ掛かったので分割;;

2011/07/21 Thu 21:32 [No.480]