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Re: 【ドリメテストアップ】_上記3つの編集後

仙桃 朱鷺

アイビスは冷静に行動していると見えてやはりだいぶ動揺しているようだった。
 いくら変身後とはいえメタモンは元々変身して戦うポケモンだ。その体に馴れてないからという言い訳はない。アイビスのように日々変身して自身の姿を変えていた者にとってはなおさらだ。
 どんな姿にも順応出来る自身もある。それに今の姿はクールである。ずっと就いていた大切な上司だ。真似出来ないはずがない。

 それでも、動揺はいつもの観察力や集中力をアイビスから削いでいた。
 スパイとして驚異的な観察力と集中力を駆使していたアイビスは伝言を伝えた時、3人とその戦った相手である朱鷺に意識が寄っていて、その場で薬によって眠ってしまっていたジャグラーに気がつかなかったのだから。

 アイビスとしてのやることを終えクールとしてガウリイルの元に戻る。
 クールとして幹部としてアイビスは決戦の舞台に向かう決意を新たにした。

***

 クールがガウリイルの元に戻った。あいさつを済ませるとガウリイルは眉間に皺をつくった。

「アイビス、クールはどうした。」
「ばれましたか・・・」

 クールの姿をしたアイビスは困ったような表情をつくった。

「質問の答えは?」
「クール様は・・・」

 沈黙が答えになることもある。ガウリイルはただ一言そうか。と呟いた。

「自分が後を継ぎます。ガウリイル様。」
「わかった。」

 どうかご指示を。アイビスが言う。ガウリイルは一枚の写真を手渡してきた。映っているのはルカリオ。元人間のジャグラーだった。

「部下からの報告だ。裏切り者が戻ってきていると報告が入った。何人かやられている。見つけ出し次第始末しろ。」
「ご随意に。」

 アイビスは一礼して退室した。ガウリイルはそれを見送ると部屋のモニターを付けた。クールが設置した隠しカメラの映像だった。
 主に出入り口に設置してあるそれにジャグラーの侵入はしっかりと映っていた。

「まったく、ファビオラのように隠居するならば見のがしてやるものを、わざわざ寝返って刃向かってくるのだから・・・」

 めんどくさいものだ。と、ガウリイルは溜息をついた。
 アイビスがこの部屋を出て行く時、完璧にクールをトレースしていたのを見たが、それでもガウリイルには見分けがついた。

――幼かった己に手を差し伸べ、道筋を与えてくれた王よ――

 ガウリイルが手ほどきをし、育てたのだ。見分けがつかないはずがない。ある日クールがどこからともなく連れてきたアイビスも、付き合いが長い。分からないという道理はなかった。
 計画を立て、組織をつくり、目的のためには手段を問わない。
 闘うと決めた時から犠牲が出ることは分かっていた。現に部下は減り、傷ついている。敵対組織も同じように。
 ガウリイルはボスになり、クールは賛同しついてきた。そして今クールはいない。
 犠牲はつきもの。分かっている。クールだけではなく他の部下だって死んだものはいる。それでガウリイルの意志は揺らがない。しかし、それでも、

「お前がいなくなって悲しいという気持ちを持ち合わせているんだ・・・」

 ガウリイルから聞く者のいない言葉がこぼれ落ちた。

***

 アイビスは出入口に近い部屋から順繰りに当たっていった。
 渡された写真は監視カメラの映像を止め印刷された物だ。一緒に写っている背景をたよりにその入口に一番近い部屋をしらみ潰しに探していた。
 入口から続く廊下が二手に別れている。一方は秋葉を筆頭に個室を与えてある者達の部屋のある棟でもう一方は交流スペースやトレーニングルームがある棟だった。

(あちらの棟は先程伝言を伝えるために調べたからこちらの棟に行くか、)

 そうしてアイビスは交流スペースががある方に赴いた。しかし、みあたらない。ここに来るまでに怪我をもきっとしているだろう。では、その時無意識に向かうところは、安心できる場所、良く知る場所。
 すなわち、

「自分の部屋」

 すれ違いになったかもしれないとアイビスは個室の固まる棟に走った。

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と、いうところまで脳が電波を受信しました。戦闘シーンを受信できませんでした。
受信電波削除しました。
戦闘シーンをかける方ってすごいです。
まあ、こうなるかどうかは展開しだいなのですが、ここまでこのようなんだか話が浮かんだのでメモ代わりに近いように書いておきます。
未清書以外は投稿するならマルク合流のが投稿されてからですかね。さて、どうなりますかね・・・。

2011/01/06 Thu 12:49 [No.37]