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あげリスエピローグ その2

ロサラ

風の噂によれば、どうやらジャグラーさんやフィリットさんは、二人で旅に出てしまうそうだ。
 なので、私が人間世界へ帰っても、もう彼らと掲示板で談笑する事など、出来ないのだ。
 寂しくない、と言えば嘘になる。
 ジャグラーさんは昔から掲示板での付き合いがあったし、フィリットさんも同い年、という事が判明して打ち解けたばかりだったのだ。
 もう、あの二人とは会えない。
 既に二人は出かけてしまったそうなのでもう直接会って挨拶する事は出来ないので、私は心の中で二人に別れを告げた。

 私は、ずっと待ち望んでいた人間世界に帰る事にしよう。
 早く学校に行きたいし、録画していた深夜アニメも溜まってきている。
 まぁ、それらは単なるおまけの理由でしか無い。

「――寂しがり屋蓮華の為に、私は早く帰るとしますか…でふ」

 あの時の戦いからずっと手元にある、彼女自身――彼女の爪を、手の中で抱きしめる。
 一足先に散ってしまった私の親友。今頃私がまだ戻っていなくておろおろしているのであろう。

 ここで過ごした七日間。
 みんなで、戦った。笑った。涙を流した。怒り狂った。悲しんで、悲痛に喚いて、また笑った。
 それらは、私が生涯忘れる事の無い、色々な思い出の記憶達。
 人間では無い存在になって、授けられた様々な物、様々な思い。
 全部、全部。それらはいつか、いつの間にか誰かに語り継がれているのだろうか。
 ――否、これらは全て秘密にしておく事にしよう。
 何も知らない人々の間では、あの不思議なURLについて延々と、様々な疑問や考察が飛び交うのだろう。
 そして、色々な夢話が、誰かによって生み出される。

 それで、いいのだ。

        夢を造る者
 それでこそ、『Dream Maker』。

 それも、悪くないでしょう?

            ………でふ。

***あとがき
なんじゃこりゃあああぁあぁっあっあああっ
何か最後勝手に纏めちゃいました本当にすみませんでした色々無理矢理すぎる
遅れた上にこんな出来で…申し訳ない。

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2011/04/30 Sat 18:15 [No.302]