ゆとり
「あ、あれ? 檻が急に・・・・・・」
「それを作ってた機械を壊した。先に周りを見ろ、しね」
いのりは呆れながら言った。
「ごっ、ごめん! あといのりさんありがとう!」
ブリザはさっきの自分の行動に少し恥じていた。
「早くセレビィをそこからだせ」
「ええ、ちょっとまって」
ブリザは急いで、セレビィを背中に乗せた。
「ここには用はないから外にでるぞ」
そういうと同時にいのりは扉からでた。
そして、あとに続きブリザも扉からでた。
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「よしっ!
いのり・ブリザよくやったな」
扉からでると、シャインが暖かく出迎えてくれた。
シャインの体には所々傷がついていて、少しだけ流血していたが、セレビィを載せたブリザ達を見るなり笑顔になった。
「リーダー・・・・・・怪我が・・・・・・」
ブリザは不安そうに声をかける。
「ああこれなら気にしなくていい。俺はまだ大丈夫だ」
そう言いながら笑った。
「おい、そのムウマージいつの間に倒した」
いのりはシャインのすぐ後ろに倒れていたムウマージを見るなり問い掛けた。
「お前達がセレビィを檻からだす間にだ。少し時間がかかったが、何とか倒せた。それよりも早く出ようか。もうすることがなくなったしな」
そして無事シャイン達はセレビィを連れ出すことに成功した。
2011/03/08 Tue 23:03 [No.168]