ゆとり
「まあ、これで当分の間はDMの奴らがここに来ることはな・・・・・・」
その刹那------
「うわああああああっ!」
急にさっきの二匹は、床にはいつくばるように倒れた。
「早く気づけよ、しね」
「おっ、お前はDMの・・・・・・」
二匹のすぐ後ろにいのりがいた。
「さてと、死にたくなければ早くセレビィのいる場所を教えろ」
「ふ、ふん!誰がお前みたいな奴に・・・・・・」
「そうかそうか。死にたいようだな」
するといのりは【シャドーボール】を繰り出す準備をしていた。
それをみたウソッキーはガクガクと震えているだけだった。
「セレビィの居場所は、ここから先にある5つめの角を左にいって、しばらくしたら見つかる」
「お、おいスピアーっ!」
スピアーがあっさりとセレビィの居場所、しかも本当の情報を言ったのでウソッキーはさらに体をガクガク震えたあと、スピアーに怒鳴った。
「分かった。たっくそんなにガクガク震えるなら最初からそう言えばいいのに、しね」
そしていのりすぐさまスピアーの言われた通りにまっすぐ走っていった。
「スピアー!
てめえがそんなチキン野郎だとは思わなかったぜ!」
いのりがここから離れた数十秒後に、急にウソッキーは怒鳴った。
「いや、そういうつもりで言ったわけではないんだ」
スピアーは冷静に否定した
「どういうつもりで言ったんだよ!」
そのスピアーの態度にイライラしたウソッキーが、ますます激怒した。
「俺は・・・・・・
あのポッチャマの遺志を汲むために言ったのさ」
「さてと、行く前にシャインに連絡と・・・・・・」
「居たぞーっ!
このイーブイをやっつけろーっ!」
いのりがポケギアを使おうとした瞬間、急に4匹のDCのポケモン達に発見された。
「うっせえ、しね」
しかし、いのりは焦らず平然としたまま、軽々とそれらを攻撃していった。
「うわぁーーーーっ!」
いのりの攻撃を受けた敵達は次々と倒れていった。
「さてと、そろそろ連絡と」
いのりはもう一度、ポケギアを手にとった。
しかし急に後ろから、一匹のハッサムがいのりに【シザークロス】を喰らわそうと攻撃してきた。
「いつの間にそこにいたんだよ、しね」
後ろからハッサムが襲いに来ることを察知したいのりは、そう呟きつつ簡単に避けた。
だが、ハッサムも俊敏に攻撃を喰らわそうと動いた。
「さっきからいちいち動きがはやい、しね」
2011/03/04 Fri 23:39 [No.158]