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仙桃 朱鷺
先ほどは念視しただけで終わった部屋をアイビスは勢い良くあけた。寝ているポケモンの中にルカリオ・・・ジャグラーがいた。 アイビス「やはりここだったか。」
ジャグリオ「…んー…?フィリットさん…?それともラプラスさんか…?」寝ぼけている。無防備にもほどがある。
アイビス「・・・・・・。そんな状態でよくここまで入ってきたな。私の声も気配もわからないとは。」
ジャグリオ「は?…まさかお前…クール…!?」
アイビス「目が覚めたようだな。いまさら戻ってきてなんとする?お前はもう居場所はないぞ元人間の裏切り者め。私はお前をかたづけに来た。」
ジャグリオ「…決まっているだろ。俺がここに戻って来た理由は、仲間の手助けさ。俺一人だけ寂しくベッドで待っているというのはごめんだからな」
アイビス「それで倒された仲間を回収してきたというところか?」隣で眠っている3匹を見ながら言う。
アイビスは、「ジャグリオはトロキウスを殴って眠らせた」と思っているのではトロキ「むむ、不審sy」 ジャグ「喰らえ鉄拳!」 トロキ「に゙ゃーー!! ばた」 ……という光景があったに違いないと、思っているはず
ジャグリオ「少し違うな。護衛、ガードマンさ。生憎ここにいる人達は生きててもらいたいからな」
アイビス「元人間だな。・・・まあ、いい。どうせここで私に倒されるんだ。立て、そういうからにはその者たちを巻き込みたくないんだろう?もう一度言う、私はお前を片づけに来たんだ。」 殺気を出した。
ジャグリオ「違うな。“お前が俺に倒される”のさ。それに俺にはまだやりたい事もあるし、あの人に伝えたい事もあるからな!」しんそくで部屋の外に弾き飛ばす。
アイビス しんそくのダメージをまもるで流し出された廊下でジャグラーと向き合う「“お前をかたづける”その役目をはたなさい私ではないわ!」めいそうを始める
ジャグリオ「そうかい。それじゃあ俺がその役目を果たせないようにしてやる!」波動の力で骨棍棒に似た物を作り出す。武器にもなるボーンラッシュの準備である。
「その杖、ボールラッシュか……」 腕の刃を光らせて、構える。
ジャグリオ「おらあ!!」クールの脳天目掛けて振りかざす。
「ふんっ」 頭上に両腕を添えることで、骨杖を防ぐ。
「甘いっ」 流れるように、そのまま前へと踏み込んで、 [つじぎり]をする
ジャグリオ「いっ…!っつー…やりやがったな!!」もう一度接近してインファイト
「ぐぐ、 ふ、望むところだ!!」 相手のインファイトをもろに受けながら、こちらも[インファイト]
ジャグリオ「っ…!くそ…!」インファイトの打ち合いではジャグリオが不利。押されている
「どうした? これで終わりか?」 インファイト続行
ジャグリオ「冗談じゃねえ…ここで死ぬことはダメなんだよ!」インファイトをやめ、こらえるを繰り出す。
「確か、お前をこのデパートコンクエスタに連れてきたのは、 私だったな、 だが、どうした。あの時のような眼が、無いではないか」
「おっと」 インファイトを解除して、バックステップ。
「お前の考えなど、お見通しだ」 ジャグリオに対して、サイコキネシス
ジャグリオ「…っ…あの頃の俺は、腐ってたからな。だけど、今は違う!」攻撃を耐えながら話す。
ジャグリオ「今の俺には、守りたい仲間が!大切な人がいる!だから昔の俺とは目が違うんだ!」
「ほう、 ならばお前には、大切な人や愛すべき人を守るだけの力があるというのか!」
ジャグリオ「あるさ!だから俺は、お前を倒し、生きて帰る!!」
「立ち向かえる力、守るための力。守っていくことそれは攻撃を叩き出すより難しいものだ。助けになる。力になる。心に身体が追いついていなければそれたダダの弱い者の遠吠えだ!」
(だから自分はあの方の支えになると決めていて表には出ないようにしていた!!自分にはクール様の横に立って戦うための力が圧倒的に足りない!!)
「そんな遠吠えなど、私には通じぬ」 クールは、下から上へと直線を何度も描くように素早く腕を振り上げる奇怪な舞をする。
ジャグリオ「遠吠えかどうかは、決めつけるにはまだ早いんだよ!」りゅうのはどう発射
「足りない」
「ジャグラー お前には、足りない」 サイコキネシスでりゅうのはどうを相殺
「(自分は今はクール様を継ぐ。足りない力はすべて底上げする。)遠吠えか、意志を貫く力があるのか、言うだけにならぬよう試してやろう。」
ジャグリオ「…!」
ジャグリオ「…やっぱり、何かが違う」
(言うだけの理想で終わるか意志が肉体を凌駕するか。自分には今この信念がある。さぁ、お前の信念はどこまでだ?)
「……違う?」
ジャグリオ「…波動の流れが違う。クールなら、こんな何かを隠すような波動は出さない。それに、さっきのインファイトも妙だった。…お前は、クールなのか?」
「! ……ふん、 愚問を、先ほどのインファイトで頭を打ったか」
ジャグリオ「…一瞬戸惑ったな。もういい加減認めろ。」
「!」
2011/02/06 Sun 02:08 [No.115]
仙桃 朱鷺
ジャグリオ「やはり、クールではないようだな。 …何故クールに化けた?攪乱か?」
「お前ごときに読まれるとは。・・・・・・波動か便利なものですね。ジャグラー貴方がポケモンになってから暫くたったとはいえ元人間。そこまでその力を使いこなすようになるとはまったく。侮れないものです。」 一呼吸置く 「攪乱?いいえこれは自分の勤め、最後まで“クール”はあの方といると誓ったのです。・・・最後まで私はガウリイル様に使えるためにここにいる。私がクールだ。」
「バトルが中断してしまったな。構えろ。言うだけの理想で終わるか意志が肉体を凌駕するか。私には今信念がある。さぁ、お前の信念はどこまでだ?吠えるだけならだれにでも出来る続きをしようじゃないか。」
ジャグリオ「…ああ。いいだろう。…行くぞ!!」インファイトを仕掛ける
「私がクールでは無かったとしても、私とお前が敵であることは替わるまい」 インファイトに対して、さらにインファイトで応酬する。
「は、ああああああ!!!」
「――二段突き! 下段払い! 三段返し斬り! 巧み追拳っ!!」 インファイト中
ジャグリオ「クール…お前が誰であろうとも、あの人の為にお前を倒して生きて帰る!!」さっきより強いインファイトを繰り出す。
「私を倒すだと? その体で、勝てると、思っているのかっ!」 インファイト中
ジャグリオ「舐めるなあ!!」顔面にほかっと
「ふんっ」 そのまま、しねんのずつき で弾き返す
ジャグリオ「甘いぜ・・・倍返しだぁ!!」カウンター
アイビス「…読んでいたよ」 ジャグラーの腕を逆手に捉えて、攻撃を流しつつ 「排呼、投げ!」 足払いと共に、ジャグラーを投げ払う。
ジャグリオ「・・・読まれていた・・・!?」投げられた後、ゴロゴロと転がって受け身をとる
アイビス「セイッ! セイッ!」 素振りと共に複数のサイコカッターが、ジャグリオに向けて飛ぶ
ジャグリオ「!?冗談じゃねえ、あんなのに当たったら真っ二つじゃねえか!」影分身で回避。分身をサイコカッターに突っ込ませて相殺させる
アイビス「……ハァアアアア!!」 サイコカッターを撃ち続けつつ、次の技の準備に入る。 サイコカッターが再びジャグリオを襲う
ジャグリオ「・・・くっ!」穴を掘って地中に逃げる
アイビス「…… ふふ、どうやら墓穴を掘ったか」
………私は長かったような眠りからやっと解放された。いつまで寝てたんだろう……いつから泣いてたんだろう…目に、涙が…少し溜まっていた。
アイビス「終わりだ」 地震っ!!!!
……なんだか、外が騒がしかった。様子を見たくて体を動かそうとして、ちょっと痛みを感じたけど……たくさん寝たからか、疲れはほとんどなくってすぐに慣れた。そっと外を見てみると……
ジャグリオ「なっ!?しまった、エルレイドは地震が使え・・・ぐぅ!?」効果は抜群だ
アイビス「……ふう ……か、勝った。かな」 地面に潜ったジャグリオを引っ張り上げて、ため息をつく
ジャグリオ「やだ・・・まだ死にたくはない・・・」
アイビス「これが、もしも…… クール様だったら、 きっと簡単に勝てたのだろうか……?」 満身創痍の自分を見る
「な………!?」地震が収まって、外を覗くと……そこには……エルレイドと、エルレイドに引っ張り出されているルカリオ……!
アイビス「……ああ、私にはまだまだ、 クール様には、到底敵わないかな」 自分を軽く自嘲するように、微笑みを浮かべる。
ジャグリオ「く・・・そが・・・」クールの顔を殴ろうとするが、腕に力が入らない
アイビス「有言実行ほど難しいことはないな。私の勝ちだ。止め!!」刃を振り上げた。
「ッ!!」私の体はいつの間にか動いていた。 部屋からでて、ルカリオの前に出る。そして、向かってくる拳に向けてリフレクターを展開する…!
エーフィリ「っ、リフレクター!!」
アイビス「!?」はじかれた刃に驚きアイビスはフィリットを見た。
ジャグリオ「あ・・・う・・・?エーフィ・・・?」
アイビス「おとなしく寝てると思ってましたが動けたのですか・・・」少し焦る
エーフィリ「電光石火…!!」アイビスに向かい電光石火を放ち、ジャグリオと距離を取らす
アイビス「くっ」 手を離してフィリットと距離をとった。くすぐられるわけにはいかない。
ジャグリオ「・・・フィリット・・・さん・・・だめだ・・・逃げ・・・ろ」
アイビス「まったくもって予想外だ。」苦々しく呟く。
エーフィリ「………ううん逃げない……ここで、逃げられない…!」アイビスに向かって駆け出す
アイビス「(戦えないようにはしたことだしここは引くべきだ。)指令にない戦いはする気はない。」近づいてきたフィリットから距離をとる。
アイビス「止めはさせなかったがもうその状態では邪魔はできまいおとなしくこの戦いが終わるのを見ているがいい」 テレポート
ジャグリオ「う・・・く・・・くそぉ・・・くそぉ!!」あれだけ大口叩いておきながら、みじめな結果になった自分が悔しくて泣きだす。
エーフィリット「ッ……逃げた………っと…!!」テレポートしたアイビスを見送り、嘆くルカリオ――ジャグラーの元へ駆け寄る
エーフィリ「ジャグラーさん……ジャグラーさんだよね!?」
ジャグリオ「フィリットさん・・・フィリットさん!うああぁぁぁぁぁ〜!!」もう大泣き。
エーフィリ「え、ちょ………………」ジャグラーが大泣きし一瞬驚くが、次第にジャグラーをそっと抱きながら頭を撫でるフィリット。
エーフィリ「(……私も………こんな風に、いつも泣いていたんだよね………)」
ジャグリオ「怖かった・・・怖かったんだ!まだやりたいことがたくさんあったのに、思いも伝えてないのに・・・ここで死ぬのかと思って・・・!怖かった・・・!」
エーフィリ「……………ねぇ、ジャグラーさん……ちょっと、良いかな……?」ジャグラーの泣き叫びを聞き、少し間を置いてから話しはじめる
ジャグリオ「・・・?なんですか・・・?」大分落ち着いたので泣きやんでいる
エーフィリ「どうして……ここに居るんですか…?!GTSで治療してたんじゃ……!」
ジャグリオ「ああ・・・それですか。 実は、あるヨマワルとニャースのおかげでこんなふうに体を完全に回復してもらったんです。その体で、みんなの手助けをしたいと思いましてね」
エーフィリ「でも……でも!こんなにボロボロになって………っ!」今度は次第に泣き出すフィリット
ジャグリオ「大丈夫ですよ。・・・さっきは、怖い怖いって泣いてたけど、現実じゃ俺は超のつくヘタレですからこのぐらいのケガはつきものだよ」苦笑いしてフィリットの頭をポンポンとなでる
エーフィリ「っ……でも、貴方を失いたくなかった……!もう、大切な人が、どっかにいってしまうのが……嫌で……!だから……」涙を抑えながら話すフィリット
ジャグリオ「・・・大丈夫だ。そばにいる。あなたが望んでいる限り、俺はそばにいるから・・・」話ながらフィリットを抱きしめる
エーフィリ「ッ………!!」
「(一応、ジャグラーを瀕死まで追いやりましたし。なにより・・・自分が死んではいけない。何としても最後まで残ってガウリイル様を助けクール様に報告に・・・)」テレポート空間から姿を現し脚を進めながらアイビスはそんなことを思った。
2011/02/06 Sun 02:08 [No.116]