Net4u レンタル掲示板を作る
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確かに植物用の照明下だと緑色の光が少ないのでくすんだ色に見える様な気がします。
植物の必要とする可視光線以外のスペクトルですが
下記のサイトによると
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1733
植物には遠赤色光(690〜770nm)を吸収する光受容体が存在するらしく、白色蛍光灯の様な遠赤色光が遮断された環境では発芽したての植物は正常に育ち難く徒長し易い様です。
逆に1000nm付近の遠赤外線を多く含む西日ばかり浴びていると照度が低い状態で植物体の温度が上がり徒長の原因に有るみ度いです。
又、青色光受容体の一種がUV-A(315–380 nm)の光を吸収して茎の徒長を抑える働きをする様です。
水槽用なので光が強過ぎるかもしれませんがボルクスジャパン社の淡水植物用LEDは中々良いスペクトル配置だと思います。
http://volxjapan.co.jp/products/Grassy-LeDio-RX122.html
今は紫外線や赤外線を含む全ての色のLEDが有るので技術が有れば自分で設計してみるのも有りかもしれません。
光源と植物の間に磨りガラスや拡散レンズを挟む等して光の直進性をバラしてやればLEDの弱点も克服出来そうです。
東山動植物園のサイトに植物の新芽がどれも薄い色なのは強い日差しに因る葉焼けを防ぐ為と有つたので実際に葉色と葉焼けのし易さには因果関係が有るみ度いですね。
そう思うと直射光に順化させた植物の葉色が薄く成るのと繋がります。
因みに真偽は不明ですが植物の葉緑体は光合成の効率を上げる為に通常は細胞内で横並びに成つており強い光に晒されると縦に重なり合つて光から受ける惡影響を調整すると聞いた事が有るので之が本当なら原理に説明が付くと思います。
他にも新芽が赤く色付く植物は強い陽光から未熟な葉を守る為らしいのでカラーリーフのヤシが熱帯種ばかりなのも納得がいきます。
2020/10/12 Mon 02:25 [No.303]