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一昨日の新潟県糸魚川市の大火には、災害に遭われた方々のお見舞いを申しげます。
今年は富山にて人に会う約束があって、糸魚川を4回も通った。
国道8号線が海に迫り交通の難所として有名な親不知はは西に位置する。
北陸から長野や関東方面に出て行こうとすると必ず通る街だ。今では新幹線も通り、その駅もある。
富山から長野方面へ車で行く時の、一番の近道は、糸魚川からフォッサマグナの走る、所謂「塩街道」を走ると北アルプスの東側を抜けて松本へ早く行ける。
しかし、この道は、塩も海のない松本盆地に塩を運んだ道でもあるが、富山の「薬」も運ばれた。昔は、各家庭に常備薬として置かれた薬である。
この道は、冬には天候の具合で、日本海に低気圧が発生した場合には、北アルプスに沿って乾いたフェーン現象の風も吹き抜ける。
どうも、一昨日はそうした風が吹いていたらしい。
日本列島の背骨には、山脈が聳える。ここを越えて、南から風が吹くと、山を越えた風は水分が無くなり、乾燥した風が強く吹く。
昔から、日本海側でこうした時に、大火事が起こっていた。
北海道岩内、秋田県能代、山形県酒田、新潟県新潟、富山県魚津、福井県芦原、鳥取県鳥取などで大火の歴史がある。それぞれに悲しい歴史となっている。私も子供の頃から、これらの大火を新聞で読んでいる。
なんとも言えない空しい悲しい火事だった。日本海側で育った人間には、春先に多いフェーン現象の時は、兎に角火災に注意をする気持ちがあります。厳しい冬が終わって、暖かい季節になるのは、日本海側ではこの上なくうれしい気候になるのであるが、空恐ろしい火災にはとにかく注意していた。
一昨日の糸魚川の場合は、これから冬になるという時期だが、地球の異常気象も狂ったか、少し時期が早かったようにも思いはする。
とにかく、お見舞いを申し上げます。
それにしても、火災発生個所のラーメン屋は、火を付けたまま、店を放置して他へ行って居たと言う。ひょっとして、北陸で育ったことのない人かも知れない。北陸で育ったら、そう言う教育は受けて育っていない筈だ。ふと、そんなふうに思いましたね。
2016/12/25 Sun 17:08 [No.1648]