Net4u レンタル掲示板を作る
Woody web
今月の句会の季題に「蛍」が出された!
子供が幼稚園の頃、蛍見学会ということがあって、湘南平のある谷に、親子で100人ほど集まった。
いまから40年程むかしのことだった。日が落ちるのを待って、谷間に入って、光るのを待った。
待てど、なかなか現れない。もう、帰ろうかと言うときに一匹を誰かが見つけたようだった。
皆が、寄ってたかって掴んだりしたものだから、私や我が子には、よく見えなかった。
幻のような蛍見学会だった。あれから、いや、あの時も、蛍が飛ぶのを見たことがない。
私の、子供の頃は、それはそれは、無数の蛍が夏の夕闇に跳んでいた。あんな風景は、もう見ることが出来ない。
宿題を詠んだが、ついに浮かばず、揚げ句の果てに
「 L E D 蛍に代えて眺めつる 」
これでは、いけないと悩んでいました。夕べ床に就きながら、ふと浮かんだ。
「 ほうたるは何処の水へ行ったやら 」(ほうたるはいずこのみずへいったやら)
金目山光明寺観音の浄水横に、水琴甕があった。地中深くから、水の滴る音が響いてくる。とても深くに隠れて行った蛍の声のようにも聞こえた。
2016/06/22 Wed 09:20 [No.1615]