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もるげん
金沢人の気風について(その2)
ふるさとは/遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの/よしや/うらぶれて/異土の乞食となるとても/帰るところにあるまじや
件の先輩曰く
この詩の作者である金沢出身の室生犀星は、「乞食になっても故郷に帰りたいとは思わない、故郷は遠くにありて(近づく事を避けて)思うもの(懐かしさを独り心の中にしまっておくだけだ)」と詠んでいる。
これは犀星の個人的な苦痛を、さらに助長するような土地の気風が、その基盤として確かにあるようだと感じている。 それは、金沢の人がその出身地を離れると、帰って来た時は他所者(よそもの)扱いされ、地域社会から心を開いて受入れて貰えない、という閉鎖的な気風である。
と・・・・・・・・
私は無条件に故郷を懐しんだ詩だと思っていましたが・・・・・
2016/05/21 Sat 20:06 [No.1603]