ダーシー
度々失礼致します。
現実を見ましょう、と書きましたが皆さんの書かれた文章を
拝読致しますと市電と市電を育んだ京都の街を愛する気持ちが
伝わってきて胸に来るものがあります。本当に何とかしたい、
その気持ちは私も当然、今も同じですよ。
まだ意見する余地はあると思いますので、それぞれで出来る事は
諦めずに根気良くやっていきましょう。
市電が全廃当時、私は中学1年生でした。恐らく自分の意志と
お金を使い市電を利用出来た最後の世代かと思います。
どういうきっかけで興味を持ったのかは覚えておりませんが、
市電を惜しむ新聞記事を読み、切り抜きながら奇跡=「存続」を
子供心に願ったものです。しかしそれは叶わず最終日は混雑して
いたのもありますが、辛くて市電を見に行きませんでした。
その時の失望感からか、その後かなりの年月は各地にある市電
保存車を辛くて見に行けない日々が続きます。
考えが変わったのは青年期に某所の鉄道の動態保存活動と
関わってからです。ごく中規模なローカル私鉄線でした。
転職で休暇をとった折に訪れ、気に入って頻繁に訪問を重ねる
うちに、地元の愛好家や職員の方とも懇意になり、全廃に当たり
地元自治体が車両を無償譲渡されると聞き、有志でその保存に
協力したいと申し出ました。それまでに顔を知られていた事も幸いして、希望は了承されその時点では具体的な展示公開計画は
全く白紙状態でしたが、7年半の維持活動と行政当局との度々の
粘り強い交渉の結果、動態での保存展示が実現した時の喜びは
言葉では言い尽くせない物がありました。今は後進に道を譲り
ましたが現在も動態運転は継続され、昔を偲べる場所として
沢山の方に楽しんで頂いています。
この数年は某路面電車の車両保存に尽力しました。民間で保管
されていましたが所有者の土地利用の都合で解体撤去の報せを
受けて、それまで度々訪ねていた縁で交渉権を頂いて電車を
運行していた電鉄への里帰り・旧沿線自治体への譲渡を考え
申し入れを行いましたが叶わず、最終的には有志で土地を借り
現在そこで保存維持しております。私有地の為、現在非公開と
なっておりますが昨年痛んでいた屋根の防水・外板の溶接補修・
再塗装を終えたので、何とか公開も出来ないか検討中です。
そういう活動・経験をして参りましたので、今回の事態は
愛好家にも責任がある、と言う考えを持っている訳です。
もちろん誰もがこういう活動が可能とは考えておりません。
趣味以前に生活がありますし私は幸運だったのだと思います。
市に信頼を寄せていて何もしなかった経緯は管理人さまや
N27さんと全く同じなのでお恥ずかしい次第です…(苦笑)。
それでこれまでの経験から何をお伝えしたかったのかと
申しますとそれはこうした活動での最終的な鍵となったのは
「人間関係と信頼関係」だったと言う事なのです。
市や担当部局の方々も我々も人間です。時間と手間をかけ
相手の立場も尊重しながら折衝を重ねて行く事が出来れば、
あるいは事態を好転する事が出来ると私は信じます。
路面電車の所有者の方は定期的な報告連絡と顔合わせが効し、
実に2年間、解体撤去を待って頂きました。
行政の方は鉄道愛好家ではないので保存について無知・無理解
なのは当然です。私も休みをとり出席・決定した筈の事案が次の
会合でまた振り出しに戻っていた、などと言う事は数えきれない
くらい経験しました。しかしそこで相手の反応も見ながら繰り返し
繰り返し、諦めず説明しているうちに話が通る様になりました。
もちろん京都市とでは自治体の規模も違いますので、単純に比較は
出来ませんが一言でいえば「相手の懐に飛び込む」これがとても
大切だと思います。それをお伝えしたくて書き込み致しました。
要は信頼と友愛の気持ちでユーモアも忘れず根気よく、です。
少しでもいい方向に話が動く様に皆で活動しましょう!。
2013/01/27 Sun 07:46 [No.144]