Net4u レンタル掲示板を作る
散遊亭Lacky
はじめまして、
私その昔映像制作会社に
勤めておりまして、
その関係でプロップに携わる機会が多くありました。
ある時にある仕事で本物のR2-D2に会いました。
リモコンタイプでイベント用では無い
映画で実際に使われた物だそうです。
どのバージョンなのかは解りません。
ILMのオペレーターが来日して動かしてくれました。
でも驚いたのはその造形の荒い事。
パネルラインとか真っ直ぐじゃないんです。
最近大きな玩具店なんかだとハリウッドの
キャラクターのマネキンが置いてありますが、あの位の造形でした。
日本の特撮関連にも携わっていたのでもうビックリです。
日本のキッチリしたプロップよりもハリウッドのアバウトなプロップの方が、
映像で見ると実在感バッチリ。日本のプロップはいかにも作り物感漂うという
現実と映像では真逆の事が起こっている。
撮り方の違いなんでしょうかねえ?
不思議です。
2020/05/10 Sun 19:54 [No.45]
ヨッチ
>散遊亭Lackyさん。初めまして!
書き込みありがとうございます。
>ILMのオペレーターが来日して動かしてくれました。
あったんですよねーそう言う事が!
3POとセットで一週間数百万円とお聞きした事があります。
で、確かに造形の粗さもおっしゃる通りで、造形するときにここは真似した方がいいのか?なんて幾度も思いました。
初期の頃のR2は、トタンを金バサミで切り出し木製のフレームにネジ止めしてたくらいですからその大雑把さにそりゃ〜驚いたもんでした。車輪も木製でしたし・・・・
ただ、映像におさまると凹みやヨレヨレした感じが長年現存していたかであろう存在感を醸し出すんですよね〜。
R2に限った事ではありませんが、日本で例えるとウルトラマンで使われた銃などもエッジがだれていい感じのダルさがその劇中で酷使しされたであろう世界観を醸し出しているのに対し、昨今のレプリカなどきっちりとした工業製品となっており、オリジナルプロップには遠く及ばないのと同じでしょう。
スターウォーズのEP7〜9のR2に関しては、私も参加しているアメリカのR2−D2ビルダーズクラブが映画に登場するR2の製造と操演を任されており、団体名もエンドロールにクレジットされています。
クラブ創立の時から友好的に交流を深めてきたILMとの信頼とマニアならではの拘りが認められた正にレプリカが本物になった瞬間だったのですね。
ただ、EP4の時のトタンR2に比べたら悲しいかなキッチリとした工業製品なのですよね〜。
今やヨレヨレの大雑把さを再現する方が難題で、当時の熱量もあったでしょうしもはや再現不能なのでしょうね。
書き込みありがとうございました。
2020/05/10 Sun 21:44 [No.46]
BEER
よこから便乗しまして失礼致します。
昔に映像制作会社に勤めていらしたのは素晴らしいキャリアです!
SWに関してマットペインティングの手法も用いられてましたよね。
あんな絵が映画の中では素晴らしく奥行きのあるカットになってしまうんですが、その正体を知ったとき本当にビックリしました。
パネルラインとかそういった細かい問題ではなく画面上の存在感が優先で実物を見てガッカリなんて話はヨッチさんに面白おかしくレクチャされたので、お聞きした時ビックリしたのを思い出しました。
案外作りては個々まで気を配ってられませんが、関係者とは別のマニアは細かいトコついてきますよねー!
そんなマニアにR2の操演を任せたJJはやっぱSWをリスペクトしてなお且つEP4に多くの敬意を払って素晴らしい適任者だと思いました。
2020/05/17 Sun 21:21 [No.47]