すら
ンン
無い無い…無いのです。
あれまで屍兵に盗られたら、私は…
困ったのです…。
ドニ
この石だべか?
ンン
あ…はい、そうです。
ドニ
さっき落ちていたのを拾ったんだべ。
これはンンが大事にしている石だべな?
ンン
そ、そうなのです。
お父さんからもらった大事な石で…
竜石みたいな力を持っているわけではないのですが…
…って、あなたは誰なのですか!?
それに、どうして私の名前を?
ドニ
ありゃ、おらとしたことが
説明するのを忘れてただ…!
ンン、これを見るだよ。
ンン
それは…
私の石と同じもの…?
ドニ
おらが将来渡すんだべな…
おらは異界から来たンンの父親だべ。
ンン
…どういう事ですか?
ドニ
ナーガ様の力に導かれて、
一時的にあんたらを助けに来ただよ。
ンン
ナーガ様に…!?
で…でもお父さん若いのです!
おかげで誰だか分からなかったのです…
ドニ
元いた世界はもっと過去だからな。
でも…おらが父親であることに
変わりはないべ。
ンン
お父さん…本当…なのですね。
まさか…こんな奇跡が…
お父さん…会えて嬉しいのです…
ううっ…ううっ…!
ドニ
ンン…
これまでよく頑張ってきただよ。
…おらも少しの間だけでも、父親として
ンンを守ると、この石に誓うだべ。
ンン
ううっ…ぐすっ。
ありがとうなのです…
私も…もう決して諦めないと…
この石に誓うのです…
はじめまして。
微力ではありますが、協力させて下さい!
2012/10/28 Sun 12:53 [No.40]