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続・新撰組余談資料

杉さんぼく

★大国家文書(風聞書留)
6月5日昨昼後.四条真町江向ケ壬生浪士様之者八人下部三人罷越.枡屋喜右衛門方ニ而土蔵ニ有之候左之品-武着類.興桑方壱ツ.桃成形壱ツ.鎧弐ツ.陣笠取合五ツ計。

★若杉家日記6月5日壬生浪士乱謀もの召取相成.アレコレト怪我人者多分切殺候也。

京都の資料「人のうわさ」(京都総合資料館蔵)によれば、古高俊太郎から押収されたのは以下の通りとあります。
「…具足七領、鑓拾本、鉄砲拾挺、塩硝沢山」

「木砲数門、甲冑拾領、砲弾丸一発、竹筒入り火薬五本」(古高自白部分)

そして、近藤勇書簡。
「…甲冑拾壱領、槍二十五筋、木砲十貫目位五門、短筒三挺、火薬大筒壱本、一重藤弓拾壱張、矢五百筋、他外着込、長刀、武器類五持有之…」
あと、書簡類がありましたが、陰謀には関与しない私的な書付ばかりでした。

大仏辺の元山七郎からは
「鑓五本、具足類二荷、内二具足二領…」

実はこれら以上に、四条千本某所から押収されています。
「…大砲の玉つづらに六盃、松烟(硝煙)多分二買い込み、大坂より西高瀬にて積み登りし鉄砲、大筒、船に六盃も差し置きにあいなり…(俊太郎)同類の者、近江屋菊次郎21歳、正法寺弟子・念道70歳、同永寿院・光山42歳、枡屋喜右衛門、伊勢屋又七35歳」(改訂肥後藩国事史料)

古高の武具類に比べて、大掛かりなつづら六盃の砲弾、大量の硝煙、川船六盃の鉄砲、大砲等…、これらの武器弾薬を何に使おうとしていたのでしょうか。

2015/10/14 Wed 12:33 [No.155]