Woody
火野正平さんのNHK・BS放送の「こころ旅」の再放送分で、今日福井県若桜町の「三昧」(山口県の方から投稿もの)風景が出てきた。
若狭町(旧・上中町)の土葬場が出てきました。50年ほど前までは、火葬ではなく、土葬したもので、若狭の風景の田圃の中に、ポツンと林がある。投稿者の生まれた地区は、隣の地区とは違い、山の中ではなく、田圃の中に土葬場があったというものだ。子供のころ、「土葬場に入ったらいけない」と言われていたと言う。土葬では、死者の病気であった場合の病原菌類が残ることもありうる故のことだと思われる。
私の父も早く死んだが、地区外れの山の麓で、土を掘った場所で炭と牧で火葬された。その場所を、「三枚(さんまい)」と呼ばれれていた。若狭の投稿者の言う「三昧(さんまい)」は、字を間違えて投稿されたではないでしょうか?
こうした葬場は「三枚(さんまい)」と言われるのが通常です。に神奈川県箱根町に「三枚橋(さんまいばし)」と言う橋が箱根湯本の南にあります。この橋も、昔あった葬場近くに架かる橋である。
富山県の朝日町の桜の綺麗に咲く川の堤防があります。土地の話を聞いたら「さんまい」と言うので、聞いたら「三枚(さんまい)」だった。今でも、この桜の咲く堤防の近くに、新しい火葬場が建てられていた。
小辞林に因ると「さんまい」には「三昧」が載っている。
@〔仏]心を一事に集中してみださないこと、余念のないこと。Aそのことに傾きやすいこと。B火葬場、墓場。
と書かれている。若狭の投稿者の文字「三昧」でも良かったのだ。いずれにしても、寂しい風景が出てきましたね。
2018/09/22 Sat 11:42 [No.1754]