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Magica Days Part1

フェラーリ

上条(毎日教室で見かける同じクラスの女の子)
上条(その子について知っていることは、男子から結構人気があるらしいこと)
上条(さやかや鹿目さんと仲がいいらしく、いつも一緒にいるということ)
上条(単にクラスで見かけるだけの、ほんの小さな発見だったはずなのだけど)
上条(それからというもの、僕は彼女のことが気になり始めていた)
上条(だからといって詳しく調べまわるようなことをしたりとか、ましてや声をかけるなんてこともするわけじゃなく)
上条(ただ彼女、志筑仁美を遠くから眺めていられるだけで)
上条(その日がちょっとはマシになるような気がしていたんだ)

―――休み時間、教室―――

さやか「ねぇ知ってる? 携帯電話の恋のおまじないの話」
まどか「好きな人の写真を待ち受けにして、3週間誰にもバレなかったら恋が成就するっていうあれ?」
さやか「そうそう」
まどか「えー、あんなのただの迷信だって」
さやか「だよねぇ でも最近流行ってるよね それでさぁ…」

上条「……」
上条「誰にもバレなければ恋が成就する、か」
上条「バカバカしい…」
上条(この間、なんとなく携帯でこっそり撮った志筑さんの写真…)
上条(削除するか…)
さやか「おーい、何見てんの?」
上条「ダニィ!?」
さやか「ははぁ、さては例の恋のおまじない?」
さやか「恭介って意外とミーハー?」
上条「そ、そんなんじゃないよ! それとさやかには関係ない」
さやか「つれないなぁ」
さやか「まぁいいや、今日から隣の席だね よろしく恭介」
上条「ああ、うん」
さやか「……」
さやか「ねぇ恭介ってさぁ、仁美の事好きなの?」
上条「なん…だと…!?」
上条「み、見たの…?」
さやか「隠さなくてもいいよ 仁美はモテモテな美少女だからねぇ」
さやか「ねぇ恭介 今日の放課後、屋上で話があるんだけど…」

―――放課後、屋上―――

上条「話って?」
さやか「ねぇ 仁美のこと、ちゃんと応援してあげよっか?」
さやか「冗談とかじゃなくて、あたしがちゃんと手伝ってあげる」
さやか「恭介の片思いが実るようにね」
上条「ちょっとさやか!? 僕は何も…」
さやか「いいからいいから このさやかちゃんに任せなさーい!」

To Be Continued…

2013/01/05 Sat 02:04 [No.90]