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第五話 ヤタガラスin東京 その3

Joker

「お前が神城浄芽カ?!」
「?!
カラスがしゃべった!?」
突然カラスに話しかけられて驚く浄芽。
上空には数え切れないカラスが飛んでいる。
「大変っすよ!!
今、鋭司から電話がきて・・・
あっちもカラスに襲われてるらしいっす!!
しかも近くの喫茶店で康一と露伴が血まみれで倒れてるとか・・・!」
「貴様かあッ!貴様がみんなを・・・!!」
鋭司からの連絡を仗助から聞いて怒りだす浄芽。
「カカカカカッ!俺様の名はクロウ!
スタンドはヤタガラス
見てのとおり自分の分身を作り出す能力よオッ!!」
クロウの身に金色の鎧型のスタンドが装着された。
そして上空を飛んでいたカラスたちが一斉に浄芽たちに襲い掛かってきた。

「ドララララララララララァッ!!」

「シャラーーーーーーーーーッ!!」

「ウラウラウラウラウラウラッ!!」

3人はそれぞれパンチのラッシュで向かい打つ。
分身は軽いダメージで消滅していく。
しかし、空気が黒く歪みそこから次々と現れてくる分身たち。
数が多すぎる。
「クソッ!なんつうスタンドだッ!!
そもそも10キロ以上離れた暁達んとこにも出てるとか・・・
異常だろッ!このスタンド!!」
億泰がラッシュを続けながら叫ぶ。
「確かに異常だが・・・
あれを見ろ!おそらくあれが原因だ!!」
浄芽が見るように促した場所、クロウの首から石仮面を小さくしたようなペンダントがたれている。
「カカッ、そうダ!
俺様のスタンドはこのペンダントによってパワーアップされている!
カーズ様がくれたこのペンダントでなア!」
「なんてこった!
カーズはそんなものまで開発してんのかよ。」
億泰は嘆くが、浄芽は
「いや、あれは直接スタンドをパワーアップさせているんじゃない。
奴のペンダント、ひもの部分がまるでいばらの棘の様になっていて奴の首に刺さっている。
あれで奴の精神は闇に染められているんだ。」と言った。
「じゃああいつはカーズに操られてるってことっすかァーーーッ!」
「そうだ。だからもしかしたら奴を仲間にできるかもしれない!!」
「なら行けッ浄芽!!
ここは俺達が何とかするぜェーーーーーッ!!」
億泰の言葉を受け浄芽はクロウに向かって走り出した。

「カカカッ!人数が減ったゾ!!総攻撃ダッ!!」
クロウの分身は仗助と億泰に羽を手裏剣のように飛ばしてきた。
避け切れずに切り刻まれる仗助と億泰。
「ぐあああああああああああああああああッ!!」
「仗助ッ!億泰ッ!」
「かまうな、行けッ!」
2人が叫ぶ。
「カカカカカ、羽手裏剣は痛かろウ。
クレイジー・ダイヤモンドで治すならそうするがいイ。
ただし、俺様の羽手裏剣は毒入りダ。麻痺系のナ。
治したら体の中には毒が残るゾ。カカカカカアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「おのれクロウ・・・ッ!!」
浄芽はクロウの前に立った。

2009/12/02 Wed 18:43 [No.47]