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第三話 スーパー・ドライバーとロードオブ・ザ・スピードvsアスラ その3

Joker

「ぬンぎやアあああああああああああァーーーーーーーーーーーッ!!」
千寿が右肩のあたりから血を流して叫んでいる。
「なるほど、上の手を撃つと肩の辺りから血が出るのか。手が4本もあるからどうなるかと思ったが・・・普通だな。」
暁が冷静に淡々といった。
「なに上から目線で話してやがんだァーーーーーーーーーッ!!
アスラの右上の手の平に風穴あけやがってッ!ざけんじゃねぇぞッコラッ!!
そもそも扉も開けずにいきなり撃つんじゃねえッ!ビビんだろうがアーーーーーッ!!」
「てめえの声はでけえからな。扉開けなくてもどこにいるかすぐわかったぜ。」
暁はあくまで冷静だ。

「だが!たとえ俺の右上の手の平に風穴があこうとッ
俺にはまだ三本腕があんだよォーーーーーーーーーッ!
3本ありゃあ、お前に接近して便器ン中に頭突っ込ませるぐらい簡単だぜえッ」
「便器ッ?なにそれっ?!」
「とぼけんな暁ァッ!便器ってのはなあッ
墓標だッ!これからおまえが屈辱をもって死んでいくためのッ!!
おまえの左隣の部屋を見ろッ
おまえの仲間の康一が便器ン中に頭突っ込んで・・・ッ!」
そう言いかけて千寿は驚愕した。
康一がいない。
そして便器がなかった。
それどころか地面にでかい穴があいていて、そこに水が滝のように流れ落ちていた。

「どっどうなっているゥーーーーーーーーーッ!
康一は・・・便器はどこへ行ったッ?!」
千寿は辺りを見回してさらに驚いた。
水浸しになっていたのだ!床がッ!
「おまえの注意が俺にいっている間に鋭司がやってくれたんだ。」
「鋭司?!おまえの右隣のトイレに入っていたやつ・・・ッ!」
そう言った瞬間、千寿の足元から床を突き破ってサメの姿をしたスタンドが現れた。
サメの背中には鋭司と康一が乗っている。
康一の頬には便器のかけらがくっついている。

「ぐうぇああァーーーーーーーッ!」
「俺のスタンド“テイク・ザ・ウェイブ”は噛み付いたものを液体にするスタンドッ!
まあ、生物は無理だがな。
康一をくっつけていた便器に噛み付かせてもらった。
精密動作が苦手だから接着部分は取れてねえけどな。
で、暁。これだけ水があれば十分だろ。」
「サンキュー鋭司、助かるぜッ」
そして暁は吹き飛ばされて、立ち上がろうとしている千寿に指を向けた。
「へへっ・・・わかったぜ・・暁・・・・
指・・からだなッ?!レーザーは指から出てくんだなッ!!
ならオッケーッ話は早いィいいいいいいいいいいいッ!!
おまえのレーザーが光と同じぐらいの速さで、避ける事が不可能なのはわかっているッ
だがっ!あらかじめ指の動きを見ていればッ!
避ける事は可能なのだアーーーーーーーーッ!」
千寿は勝ち誇った。が、
「いいや、避けれねえな。」
そう言って放たれたシャンゼリオンのレーザーは、
床の水に反射してアスラの左上の手の平に命中した。
「ウなァあああああああああああああああッ!!何故ェえええええええええええええええええッ!!」
「おまえが思いついた攻略法、俺のレーザーがただのレーザーだったら有効だった。
しかし、俺の・・・シャンゼリオンのレーザーは水とかの反射物で屈折させることができる。
そのために鋭司に水を撒かした。
そして俺たちは夕飯を食わなくちゃならねえ。
だらだらやってる暇はないんだ。じゃあな。」
暁は止めのレーザーを放った。

2009/10/13 Tue 23:06 [No.33]