Net4u レンタル掲示板を作る
Joker
この小説は本家「ジョジョの奇妙な冒険」、および荒木飛呂彦先生とはいっさい関係のない二次創作です。
故に、本家「ジョジョの奇妙な冒険」とはかけ離れた部分もあるかもしれませんがご了承ください。
なお、ここは小説専用とさせていただきますので、書き込みはご遠慮ください。
2009/11/21 Sat 22:53 [No.42]
Joker
「あ〜〜〜ッ!!腹がへったあ〜〜〜〜〜ッ!!」
暁たちがトイレのほうから帰ってきた。
「遅かったじゃないか。もう30分もたってる。」
浄芽がうっすらと微笑みながらいった。
「浄芽、お前俺たちが戦ってたことを・・・いや、戦うことを知っていたな?」
鋭司が問いかけた。
「えっ?!鋭司君なんでそんなことを・・・!?」
「つーかお前ら戦ってたのかよッ!!」
康一や億泰が驚いている。
そして鋭司が説明を始めた。
「まず、トイレの建物の周辺の空気が歪んで見えた。アメジスト・ゴーレムで空気の屈折率かなんかをいじったんだろう。周りから怪しまれないように。」
「ああ、そうだ。それから空気が響かないようにもしたし、トイレに近づく奴は俺が追っ払ってた。仗助と億泰には秘密でな。
敵については、今までの手口からこの時間にトイレで待ち伏せてくると考えた。暁と鋭司は食事の前、必ず長い用を足しに行くからな。」
浄芽の説明が終わると、納得したように鋭司が
「そうか、理由は新しいチームでの戦闘に慣れさせるためだとかそんなんだろうな。
わかった。だから速くトイレを直しに行ってくれ。お前たちどうせもう食い終わってるんだろう?」
鋭司がそういうと、浄芽たちはトイレへと向かった。
「まったく、浄芽も無理させるよなー。」
「そういうな、暁。あいつはああいう奴なんだ。」
「鋭司君、浄芽君ってすごくするどいんだね。驚いたよ。」
康一が言って鋭司が答える。
「ああ、あいつ似てんだよ。あいつのばあさん、リサリサに。」
「それってジョセフさんのお母さんの?」
「そうだ。なんでもかなりの波紋使いで、一見厳しいが根は優しいらしい。」
「そういえば、そのリサリサはジョースター家の血筋じゃないんだろう?なら浄芽にはジョースター家の血が流れていないのかい。」
今度は露伴が問うた。
「いや、それがリサリサは昔、白血病にかかったそうだ。柱の男たちとの戦いのあと、リサリサは波紋はもう必要ないものとして使わなくなったそうだが、そのせいらしい。そのときリサリサに骨髄を提供したのがジョセフさんで、それ以来リサリサにはジョースターの血が流れるようになって星型のアザもできたそうだ。」
鋭司は丁寧に質問に答えた。
その直後ウェイトレスがやってきた。
暁は腹がへったと言ってチョコバナナパフェばかり10個も注文した。
極度の甘党なのだろう。その様子を見て露伴はメモを取っていた。マンガに使うのだろうか。
そして彼らは向かう、東京へ。
2009/11/22 Sun 00:27 [No.43]