佐藤洋一
佐藤洋一 詩展
「志〜猫の瞳が揺れるとき」
期間:
11月24日(日)-11月30日(土)
場所:
世田谷 松陰本舗(松下村塾學び館)
東京都世田谷区若林4-27-2 パシフィック松陰神社前1F
時間:
9時-19時
(時間延長しました!)
問い合わせ先:
080-5190-3329
入館無料
共作:長田庄太郎、三橋高志
この度、世田谷で詩の個展をやらせていただくことになりました。
書きためた詩作品十数点を、皆さんの心に届くように、展示致します。
夢を持つ人、将来何か大きなことをしたい人、文学・詩を好む人。
少しでも多くの方に作品を見ていただきたいです。
大学で一緒に芸術を学んでいた同志も参加してくれ、視覚、聴覚への効果もあり、自信を持てる展示になっています。
心よりお待ちしております。
・展示予定作品@
「志」
あなたに逢いたい
志を頭上に
高く高く掲げて
丸電球の外へとぬけだせ
暗がりに飛び込んだ
一頭の蝶は
破裂に、破裂に、破裂を生み、
縦横無尽に駆けまわる
時に裏切り、裏切られて
ほうぼうで掴んだ
エメラルドの鱗粉は
やがて世界をあらわす
鏡となろう
丸電球の外へとぬけだせ
志を高く高く掲げるのだ
・展示予定作品A
「秋の声」
君は鳥
秋の夜長に戯れている
ひらり ひらり
僕のことばに
ひらり ひらり
君のこたえを待つ時間
僕は月の裏側に居る
あるいは
耳の裏側で怯えている
あるいは
希望を鈴虫の嬉々とした
ビブラートに託している
揺れる季節のもと、僕は飛び出し、
飛び交う
光を、
音を、
かき分ける
目の前を柔らかそうな蛾蝶が舞う
時の流れと、勇敢なる寒空を映して
僕の気持ちとは裏腹に、
今宵の匂いは香しい
季節はなにを急ぐのか
秋が隆々と次なる風を呼んでいる
2013/11/09 Sat 22:43 [No.198]