サクラノキ
「水溜りから見る神の世界」天から落ちた神の涙は、やがて地に溜まり空を映す。その波紋に美しさを感じる時、神は又涙を流す。雫は幾重にも重なり、その軌跡で一日を描くのだ。雲の上に広がるその世界は、この世界より何倍も大きく、そして何倍も綺麗である。砂漠の真ん中に現れる、いつかの夢の様に、太陽に手を伸ばす、いつかの向日葵の様に、見えずとも繋がっているだろう。神は願うのだ、『世界よ、美しくあれ』
2009/06/13 Sat 12:56 [No.21]